皆様、「クロスロード〜声なきに聞き形なきに見よ〜」第四話『決意』は如何だったでしょうか。
新たに発生した殺人事件は、君塚瞳の事件とどう関わっているのでしょうか。
先輩刑事・前川宏樹に対する疑惑が膨らんでいく辰郎の次なる行動は…。
自身の記事を見つめ直す公平が掴んだ事実は…。
後半、もっと濃く、深く絡み合っていく展開を今後も楽しく見て頂きたいと思います。
さて、前作の『クロスロード』が青梅を舞台の中心としていた、ということもあり、
今回は“山”ではなく“海”の近くを舞台にしよう、ということで、
大田区を中心にシナリオハンティングが行われました。
辰郎の勤務する警察署の名前が「大森臨港署」となっているところからも分かる通り、
大森・蒲田・羽田の辺りを想定し、その土地の空気感を感じてもらえるようなロケーションを行っています。
皆さんもドラマや映画を見て、行ったことのない場所の空気を味わうことがあると思いますが、
この作品でそれを感じて頂ければ嬉しいです。
そんな方向性で準備していたロケーションですが、
一番難航したのが毎話登場する辰郎と公平が話しをする場所です。
見どころである二人の場面に相応しい場所を探して毎回ギリギリまで粘りました。
そんな各話のロケーションをご紹介したいと思います。
第一話で印象的だった警察署の屋上。ここは大田市場の屋上です。
眼下に大田区の景色を臨む絶好のロケーションは
海浜地区を舞台とした今作の第一話にぴったりの印象的な場所だったのではないでしょうか。
第二話、この場所は多摩川沿いのある橋の下です。
太陽が直接当たらないところで秘密の会談…という雰囲気が出ており、
目の前の川の水面が光を反射し、緊迫感が演出されております。
第三話では、大森ふるさとの浜辺公園、という場所で二人は話しています。
二人が会談する場所としては、一番牧歌的な雰囲気の場所ですが、
お芝居は重く、そして濃いので、そのギャップを面白く見て頂けたのではないでしょうか。
そして、前回放送の第四話では実際に東京拘置所に近い荒川の河川敷で撮影されております。
お二人が並んで歩くだけで緊迫感がありますね。
当日吹いていた強い風が演出に一役買っていました。
こうして見てみると、今回の舞台である海浜地区を連想させるような
“水”を感じる場所で二人が会っているのがわかります。
撮影以外では中々入れない場所もありますが、
興味のある方は実際に辰郎と公平が見た景色を見に行ってみては如何でしょうか。
二人はこれから、どんな場所で相対すのか…。
そんなところにも今後注目して見てみて下さい。
物語は終盤戦、これからも怒涛の展開がまだまだ続きます。
「クロスロード〜声なきに聞き形なきに見よ〜」第五話『罪』
6月25日(日)夜10:00からBSプレミアムです。
是非お楽しみ下さい!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:00 | カテゴリ:クロスロード~声なきに聞き形なきに見よ~