スタッフブログ

『4号警備』ウラ話#12 「社会派お仕事エンターテインメントを作る」

みなさんこんばんは。『4号警備』演出担当の石塚です。

とうとう最終回の放送が終わってしまいましたね。お楽しみいただけましたか?
あまりにも短すぎる!ガードキーパーズのメンバーたちをもっと見ていたい!と思ってもらえたなら、幸いです。

番組の構想段階から『4号警備』に関わってきた私は、これまでのスタッフブログとは少し違う切り口で「ウラ話」を書いてみます。

実は、この『4号警備』は3年前に放送された土曜ドラマ『ボーダーライン』の兄弟分ともいえるドラマです。
脚本の宇田学さん、制作統括の藤澤プロデューサー、演出である私、そして撮影の清水チーフカメラマン、美術監督の近藤デザイナーは全員、消防士を描く『ボーダーライン』を作り上げたコアメンバーです。そんな我々がもう一度、見る人の心を打つ、熱い物語をドラマ化しようという思いで再結集し、新たなメンバーも加わって出来上がったのが『4号警備』でした。

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消防救助隊員」と「身辺警護警備員」。職種こそ違いますが、どちらも他人の生命を守るために全身全霊を投じる仕事です。その仕事に向き合っていく登場人物たちを描くことで、現代社会が内包する様々な不条理や、人間同士の結びつき、そこに生まれる喜びや哀しみがあふれ出す…。正統なる「社会派お仕事エンターテインメント」の血脈を引き継いで、この『4号警備』はスタートしました。

「社会派お仕事ドラマ」には、事実の裏付けが何よりも重要です。「民間会社による身辺警護」という日本ではなじみの薄い仕事をドラマ化するにあたって、沢山の警備会社を訪ね取材しました。さらには視覚障害者の団体、ストーカー被害者の支援に奔走するNPO法人、選挙のプロ、DV(家庭内暴力)の被害者にも直接お会いして話を聞きました。ドラマの中では描き切れなかった数多くのエピソードの中に、今を生きる人々の切実な思いを汲み取りながら、シナリオが練り上げられていきました。

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「エンターテインメント」としては、なんと言ってもこれまでのNHKドラマでは見られなかったスピード感あるアクションです。アクション監督の川本耕史さんを招き、『4号警備』にふさわしいアクションのテイストをゼロから立ち上げていきました。
一般道を封鎖してのカーアクションや爆破のシーン、危険なスタントを伴う場面も数多くありましたが、無事に狙い通りの映像が撮影できたのも、携わってくれたスタッフ全員の努力の賜物です。

そして、キャスティング。ベテランからフレッシュな顔ぶれ、多彩なゲストに至るまで、私たちが望んだとおりの配役が、ドラマをこの上なく魅力的なものにしてくれました。
終盤にかけて、朝比奈と石丸のコンビだけでなく、周りのキャラクターもグッと深みを増し、それぞれの思いが立体的に物語を支えてくれました。それも『4号警備』に出演した俳優陣みんながこのドラマに思い入れを強く持ってくれていたからだと、感謝しています。
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『4号警備』は、もうすでに制作者である我々の手を離れました。
これからの『4号警備』は、見てくださった皆さんの心の中にあります。いつまでも微かな輝きを放ちながら記憶の片隅に残っていくのか、あるいは時間の中に埋もれ忘れ去られるのか。あるいはまた、「もう一度、彼ら警備員たちの活躍を見たい」という声を発してくれるのか…。

いつかまた、お会いできる日を楽しみにしています!

http://www.nhk.or.jp/dodra/yongou/


投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:37 | カテゴリ:4号警備

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