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放送まであと3日!!「百合子さんの絵本」♯12あの白蓮と百合子さんに関係があった??

ムーミンの翻訳家が第二次世界大戦のヨーロッパでスパイ合戦に巻きこまれる!!

終戦スペシャルドラマ 「百合子さんの絵本~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~」放送は今週土曜日夜9時からです。

薬師丸ひろ子&香川照之出演。予告編がHPで絶賛公開中。(ホームページは、こちらです)

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「第九には 夫の思いが こもりあり 祖国の命運 かけし思いが」
これは、小野寺百合子さんが実際に詠んだ和歌です。晩年、百合子さんは「第九」のコンサートに度々出かけた、とエッセイなどに書いています。ある時「第九」を聞きながら、この歌を詠んだそうです。

小野寺百合子さんは、明治生まれで祖父が陸軍大将という家柄だったので、当時の女性としては恵まれた環境に育ち高等教育を受けています。和歌もたしなみの一つでした。当時の和歌の第一人者であった佐佐木信綱から、和歌を学んでいます。(このドラマでは、信綱を加藤剛さんが演じています)

大正時代には、この信綱の短歌結社にあの“村岡花子”や“柳原白蓮”(びゃくれん)もいたといいますから、朝の連続TV小説〚花子とアン〛をご覧になった方は、もしかしたら、このドラマの主人公・小野寺百合子さんと、吉高由里子さんが演じた花子や仲間由紀恵さんが演じた白蓮が、どこかで会っていたかも知れない、いや、きっと話くらいはしたのだろう・・・と想像力を羽ばたかせるのも、一興だと思いますよ。

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実際に、この小野寺百合子さんは、実は白蓮とは深い交流がありました。
白蓮を追悼するエッセイで 『思えば「心の花」の例会ごとに先生(=白蓮)をお見上げ申し上げて、娘心にただただ先生を尊敬申し上げるだけで・・』と書いているのです。「心の花」というのは、信綱が出していた歌誌の事ですから、大正時代に信綱の歌の会に参加して、白蓮に対して憧れの心を強く持っていたことが判ります…。

実際に白蓮と話すようになったのは戦後だと思われます。というのも、戦後、白蓮が主宰した〚ことたま〛に参加して、歌を投稿し歌会にも参加しているからです。歌の師と生徒、という形で、かなり密な関係があったと思われます。(実際に、ご遺族のお宅には、小野寺百合子さんの歌をたぶん白蓮が赤で添削したであろう、歌のノートが残されていました…)

白蓮が昭和42年に亡くなった時に百合子さんは追悼文を書いています。そこには『私は作歌の上で壁にぶつかり…悲哀の場面しか歌にはならなくなったのでございました。先生は・・・、悲しみに溺れるのはやさしいこと、悲しみも歓びも超えた域にまで到達しなければならないものだというお悟しが、身にひしひしと感じられるのでございます・・・』と書いています。
DSC_0461.JPGスウェーデンで過酷な戦争体験をした小野寺百合子さんは、戦後を生きていく上で「和歌」が何がしかの心の支えとなったといいます。もしかすると歌の師としての白蓮さんの影響も大なり小なりあったのだ、と思われます・・・。ドラマでは、白蓮と百合子さんの交流までは描けませんでしたが、百合子さんの心を支えた「和歌」については、描きます・・・。どうぞお楽しみに!!
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このドラマは、事実に基づいたドラマです。小野寺百合子さんを演じる薬師丸ひろ子さん、夫・信さんを演ずる、香川照之さん、がどのような思いで、小野寺夫婦を演じたのか?会見動画は、こちらでご覧になれます。
sutokkuhorumu-yuriko.JPG『ムーミン』など児童文学の翻訳者として知られた小野寺百合子。

その原点には、今まで決して語られる事のなかった過酷な戦争体験があった・・・。

陸軍武官として諜報の最前線を生きた夫・小野寺信と共に、北欧スウェーデンを舞台に繰り広げられた命がけの情報争奪戦の中で、彼女が見たものは??

第二次世界大戦のヨーロッパを舞台に繰り広げられたスパイ合戦を圧倒的なスケール感で描く

終戦スペシャルドラマ 「百合子さんの絵本~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~」
【 作 】池端俊策
【原 案】岡部 伸「消えたヤルタ密約緊急電」
【音 楽】千住 明
【出 演】薬師丸ひろ子 香川照之
   イヴォ・ウッキヴィ 千葉哲也 利重剛 戸田昌宏  加藤剛
   小林勝也 山本龍二 菅田俊 三田村周三 小倉一郎 金田明夫 佐野史郎 吉田鋼太郎 ほか
放送は、7月30日(土)夜9時~10時30分、です。どうぞお楽しみに!!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:23:45 | カテゴリ:百合子さんの絵本~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~

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