「源さん恋をする」いかがだったでしょうか。
いくつになっても、恋は人を活き活きとさせるんですね。
於満紀さんを見る源さんの優しい眼差しに癒された~という方も多いのでは?
村上源次郎は、南町奉行所の同心ですが、大岡家の家臣でもあります。
おそらく、忠高が現役の頃から忠勤を励んでいたのでしょう。
いまではすっかり大岡一家の一員のよう。
忠相のことは親しみを込めて「若」と言っています。
今回、調べの途中で妙さんの知恵を頼るあたりも、さすが源さん。
演じているのは、高橋長英さん。
バイプレーヤーの名手として、昔から映画やテレビで数々の役を演じてきました。
普段の長英さんはジーンズとタバコが似合うカッコイイおじいちゃん。
撮影所で源さんの扮装になると、
カランコロンと下駄を鳴らして現場までやってくる姿が、かわいらしいおじいちゃん。
現場では若い人たちに交じって、楽しそうにしています。
いざカメラの前に立てば、ひょうひょうとして自然体の芝居、
自由のようでいてきちんと要点を得た演技に、ベテランの余裕を感じます。
実は、同心・岡っ引き役の皆さんは楽屋が一緒。大きめの部屋を8人で使っています。
第1シリーズのときのこと。長英さんは個室が用意されていたのですが、
皆と一緒の方がいいよ、ということで
自分の個室は使わず皆と一緒の部屋に引っ越しました。
あるとき、その楽屋を覗くと広い部屋に長英さんだけがポツン。
スケジュールの都合で他の同心・岡っ引きたちは撮影がなく、
長英さんだけが京都にいたのです。
こうなると広い部屋は寂しいなあ、と言っていました。
ともあれシリーズ3作目ともなれば、皆一緒の楽屋ライフは、
ことのほか充実をみせています。
一人がセリフをひとこと言うと、他のメンバーも合わせてセリフを言い始め、
自然と芝居の練習が始まるんだとか。
長英さんも若い人たちの自主稽古にニコニコしながら付き合ってる、
そんな姿が目に浮かびます。
昨年末にBSプレミアムで放送された「新クイズ面白ゼミナール」では、
バラエティ番組にはほとんど顔を見せない長英さんが
金山一彦さん・加藤頼さんと一緒に「大岡越前チーム」を組んで出演。
残念ながら優勝は逃したものの、大健闘でした。
当たれば大喜び、はずれれば本気で悔しがる、
心からクイズを楽しむ真面目で愉快な長英さん。
そんな長英さんの人柄が、源さんという役柄にも投影されていて、
番組に欠かせないものになっているのですね。
次回、第7話「過去を失くした男」は
BSプレミアムにて26日金曜夜8時です。お見逃しなく!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:45 | カテゴリ:大岡越前3