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土曜ドラマ「64」#8「エンディングのタイムラプス映像解説その2」

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タイムラプスとは…忍耐であり、手間の積み重ねであり、緻密な計算が必要である

 

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「64」エンディングのタイムラプス映像を担当した
NHK映像デザイン部の佃ディレクター(左)とフォトグラファーの菅原康太さん(右)
おふたりに直撃インタビューしてきました!


Q 「64」でタイムラプスに挑戦したのはなぜですか
  (タイムラプス=同じ場所で1~2時間、数秒おきに写真を撮り続ける撮影方法)
 
 昭和64年から止まった時が、急速に動き出すというイメージでした。
当初はD県という架空の県の中を駆け巡る映像というアイデアでした。

菅原 バルセロナの街を駆け巡るタイムラプスの有名な映像があるんです。
全てのカメラマンや映像関係者が、これは一体どうやって撮っているんだ!?
と驚いた映像です。

 世界的な映像は街を駆け巡ってるから、こっちは定点で美しく撮ろうかと、
いうことで(笑)

菅原 撮り進めるうちに分かったことですが、「64」の場合は
ダイナミックさよりも、しっとりした雰囲気が合っていると気づきました。

_________

 撮影場所は狙って行った場所ではないんです。
D県の匂いに引き寄せられて…と言いますか。

菅原 僕はタイムラプスのお話をいただいてから原作を読みました。
キャストも知らないままで。僕のなかの主人公像がありつつ、
D県はどんな町なのかということも想像しつつ撮りました。
「64」の世界観に徐々に慣らしていった、という感じでした。
この手法は1~2時間定点で撮るため、その場で待っていなきゃいけない。
そうすると、その撮影ポイントに自分がいる状況に慣れてくるというか、
馴染んでくる感覚があるんです。いろいろ考え事をしたりして。

_________

 タイムラプスって“日本でこの人!”という人がいないんですよ。
だから、初挑戦に近いですよね。

菅原 そうなんです、実は。僕も趣味で知ってはいました。
花火大会をタイムラプスで撮ってみたり、事務所が横浜の方なので、
横浜港など動くものが撮りやすい所で撮ってみたり。
ただ技術的によく分からないこともあって。

佃 何秒に1回撮影すればいい。というだけではないんです。

菅原 カクカクした映像になってしまうので、スムーズな美しい映像に見せるには
どうしたらいいのかを考える。
動く被写体(走行中の電車や自動車、流れる雲、など)のスピードに対して
カメラのシャッタースピードや撮影の間隔をどうするかで、全然違う映像になります。
出来上がりをどれくらいの尺にしたいかによっても変わります。
だんだん計算の世界になってくるという(笑)

 “理系脳”が必要になってきます。文系肌の私にはわからない世界で…。
いい撮影ポイントが見つかったら「ここで撮って下さい。あとは任せた!」
という感じで、無茶ぶりになっていました(笑)

菅原 何も考えずにやると、すごい長い尺になってしまったり、
逆にすごく短くなったりしてしまいます。



【菅原康太氏プロフィール】
1981年福島県生まれ。
スタジオ勤務を経て、アジア・ヨーロッパを放浪。
ベトナムで出会った20歳前後の青年が一人前の漁師として働く姿に感銘を受け、
プロフェッショナルとしてやりたいことに打ち込もうと決意。
2006年に帰国後、桐島 ローランド氏に師事。
2009年7月フリーランスフォトグラファーとして独立。
人物ポートレートを中心に、CMグラフィック、
テレビや映画の宣伝写真、料理写真など幅広く活動。


【佃尚能氏プロフィール】
NHKドラマディレクターとして大河ドラマ「平清盛」「坂の上の雲」
「55歳からのハローライフ」等を担当。
主な演出作に「ゲゲゲの女房」「浪花の華」「放送博物館危機一髪」等。
映画「スキャンダル!」(脚本・監督)で
第45回ヒューストン国際映画祭グランプリ(短編部門)を受賞。
2014年7月より、NHK内で初となる、ジャンル・部署を横断した
様々な番組のクリエイティブ・ディレクションを担当。


________


おふたりは「放送博物館危機一髪」(2013)からのタッグということです。

このインタビューには、

まだまだたっぷりと続きがありますので、

随時更新していきたいと思います!お楽しみに!


*******************

「スタジオパークからこんにちは」に

5月1日(金)は、D県警 本部長役で3話に出演の、

古今亭菊之丞さんが登場です!!


番組ホームページでは、

山本美月さん、古今亭菊之丞さんへの質問・メッセージ募集中です♪

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総合 午後1時5分~
http://www.nhk.or.jp/park/




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【ドラマトピックス】

ピエール瀧さん主演 土曜ドラマ「64(ロクヨン)」制作開始!
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6000/203012.html

【番組ホームページ】
http://www.nhk.or.jp/dodra/rokuyon/
_______________________
 


【放送予定】
4月18日から総合・毎週土曜<連続5回>午後10:00~10:58

【原作】
 横山秀夫『64』
※横山秀夫作品のNHKでのドラマ化は、2005年放送の『クライマーズ・ハイ』
(放送文化基金賞本賞・ギャラクシー賞優秀賞受賞)以来。

【脚本】
大森寿美男

【音楽】
大友良英

【出演】
ピエール瀧、木村佳乃、新井浩文、永山絢斗、山本美月
/ 萩原聖人、高橋和也、村上淳、平 岳大、きたろう、古今亭菊之丞、入山杏奈
/ 吉田栄作、尾美としのり、中原丈雄、段田安則、柴田恭兵 ほか

【演出】
井上剛    増田靜雄

【制作統括】
屋敷陽太郎

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:14:47 | カテゴリ:64(ロクヨン)

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