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「風の峠~銀漢の賦~」#9 将監の書状について

こんにちは。番組Pの海辺です。

第3話「友の死」に沢山のご意見ご感想をいただき、ありがとうございます。

 

その中で、「将監が九鬼夕斎に上意申し渡しをする場面で

書状の表書きに“上”と書かれていたのは“下”の間違いではないか」との

ご指摘が数多く寄せられました。

これについて時代考証の先生方に確認したところ、

上意下達のために出された命令書そのものについては、

上意書(じょういがき)や下文(くだしぶみ)、下知状(げちじょう)など

具体的な資料が残っていますが、それを包んでいた封書や包紙については

現存する資料がないとの返答でした。

つまり、表書きに“上”と書かれていたのか、“下”と書かれていたのか、

誰にも分からない、ということです。

そのため、芝居や時代劇などで上意申し渡しをするシーンでは、

書状に“上”と書かれている場合も“下”と書かれている場合も、

無地の場合もあります。

上意書が包まれているから“上”、下文や下知状が入っているから“下”。

芝居の演出家や映画監督がそれぞれの狙いで選択した演出なのだから、

少なくとも芝居や映画・テレビの世界では、どちらでも間違いとは言えません。

本来なら無地のところ、それではアップを撮ったときに間が抜けるので

“上”や“下”と書くようになったのでは、と言う意見もあるそうです。

 

今回は数多くのご指摘をいただき、このシーンが気になって

ドラマ世界に入り込めなくなった方が大勢いたことを知りました。

それでは本末転倒です。

演出の川野Dが「特にこだわりません」と言ってくれたため、

プロデューサー判断で修正を決定しました。

とは言え、どれが正解と言うこともないので、

“上”でも“下”でもなく表書きは無地としました。

再放送から修正版が流れますので、気になる方はご確認ください。

因みに第3回の再放送は、

総合テレビは2月4日(水)午前1時25分から、

BSプレミアムでは4日(水)正午から放送する予定です。

出来るなら、書状よりも柴田恭兵さんと中嶋しゅうさんのお芝居にこそ、

注目していただけたらと思います。

 

ところで、時代考証の先生方から

「もし上意書の包紙や封書について現存する資料を

お持ちの方がいたら是非教えていただきたい」とお願いされました。

長年の論争に決着をつけられる意義ある資料となるだろうとのことです。

「風の峠~銀漢の賦~」はこれから佳境に入ります。

是非、引き続きご覧ください。

ご意見ご感想、お待ちしております。

 

木曜時代劇「風の峠~銀漢の賦~」 番組ホームページ

投稿者:スタッフ | 投稿時間:19:40 | カテゴリ:風の峠~銀漢の賦~

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