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『精霊の守り人』人物デザイン図鑑 vol.4

シーズン2はアスラを守るバルサのお話と、タルシュ帝国がサンガル国を侵攻し、チャグムがその救援に向かうというお話が並行して進んでいきます。第4回はチャグムをめぐるエピソードのなかで重要な役割を果たす、ヒュウゴとセナについてお話をしていただきました。

■タルシュ帝国の密偵【ヒュウゴ】

第2回から登場するヒュウゴ。今はタルシュ帝国の属国となっているヨゴ国の出身です。チャグムの祖先のトルガル帝は、南の大陸にあるヨゴ国から海を渡って新ヨゴ国をつくりました。なので、ヒュウゴはチャグムと同じヨゴ人です。今はタルシュ帝国のラウル王子に重用されており、密偵のときは海賊姿、王宮にいるときは軍服をまとっています。

タルシュ帝国は、新ヨゴ国やロタ王国よりも文明が進んでいて、科学も文化も発達しています。ナショナルカラーは金と黒。ローマ帝国のように、大国が最盛期を迎えた後、膿んで落ちていく道筋を辿っていて、自分たちの美的概念が成長して特異点を過ぎて、違和感に感じるところまで行き着いてしまった…という雰囲気を表現したかったのです。なので、海賊姿も軍服も耽美的で派手で、「グラムロック」風なイメージ。オプチカルアート、幻惑迷彩※をモチーフに、金と黒のコントラストでアクセントをつけました。

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髪型は海賊姿のときに海の風に吹かれてなびくように、オールバックのロングにしました。首に着けたチョーカーには弾丸のようなモチーフを。もしかしたら、そこには何かが隠されているのかもしれません(笑)。鈴木亮平さんとは始めてお仕事をさせていただきましたが素敵な方です。お会いしてお話しする度に、役に入っていく感じがすごいなと思いました。アスラのリオちゃんについで、このドラマのしっかりものですね。キャスティングが成功していて、役にぴったりはまっていると思います。

※第1次世界大戦でドイツの戦艦「Uボート」の攻撃を回避するため、英国海軍が開発した船体の塗装手法。白い戦体に黒いストライプを描くなど、目の錯覚を起こすようなさまざまな幾何学模様を用いた。

 

■サンガルの海賊で情報屋【セナ】

セナは島々からなる海の国、サンガル国の出身です。サンガルは南国なので全体にカラフル。海の民族なので貝殻を着けていたり、タトゥを入れています。なかでもセナは「ツアラ・カシーナ(船の魂)」と呼ばれる海賊の頭で、同時にヒュウゴの情報屋の1人でもあります。サンガル救援のために出航したチャグムをヒュウゴと捕らえて、交流を深めるうちに好意を持つようになります。海賊なので露出は多めですが、タトゥは入れていません。ヒュウゴの海賊姿の衣装と同じモチーフを上着の前立てにあしらって、その関係を匂わせています。


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特にこだわったのは、第2回の初登場のシーンでかぶっているオロ(雨合羽)です。コンセプト画を描くうちに、さながら水木しげる先生の「傘化け」のようなイメージになりました。最初から紙で作りたいと思っていたので、油紙をつかってプロトを制作して、そのまま採用になりました。ちょっと雪ん子みたいで、可愛いいですよ。前髪をふくらませて高い位置でまとめたポンパドール風の髪型も、織田梨沙ちゃんのお気に入りです。そういうところは大事なことで、セナは海賊であり女の子でもあるので。あと小物では木製のサングラスも必見!さて、どこで登場するか楽しみに見ていてください。


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『精霊の守り人』人物デザイン図鑑 vol.1

『精霊の守り人』人物デザイン図鑑 vol.2 

『精霊の守り人』人物デザイン図鑑 vol.3

『精霊の守り人』人物デザイン図鑑 vol.4

『精霊の守り人』人物デザイン図鑑 vol.5

 

「精霊の守り人」番組公式ホームページ 
http://nhk.jp/moribito

投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:00 | カテゴリ:精霊の守り人

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