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『精霊の守り人』空想美術ファクトリー vol.3-1

今回のテーマは、セットの飾り変え。1つのセットを使用しながらも、シーンにあわせて飾りを替えて、まるで別の背景をつくってしまうというテクニックです。なかなか聞けないドラマの裏話も交えて、詳しく解説していただきました。

■ロケではなく、スタジオで世界観を再現する。

最初にシーズン2の台本を見たときに、登場するすべての場面のセットをつくったり、ロケにでたりしたら、予算的にも時間的にもはまらないよと、演出の加藤さんと話をして、ロケよりもスタジオベースで撮ることになりました。その理由はもう1つあって、ファンタジーは光をコントロールしなければいけないのです。例えば、中国の少数民族の村で撮ると「それって中国でしょ」ということになるし、モンゴルの草原でパオを置いて撮ると「モンゴルだよね」となりますね。だから大自然の力も借りつつ、どこでもない話となると、基本的には光の色合いや力がコントロールされていなければならない。そういうチャレンジができるドラマはそうそうなくて、今回はぴったりのケースだったのです

 

■4つのベースセットを飾り替えて多彩なシーンに。

使用したのは角川大映スタジオの300坪の巨大なスタジオです。NHKの美術スタッフは、大河ドラマをやっているので、ものすごくノウハウをたくさん持っています。そもそも大河ドラマは、同じセットを飾り替えて撮影していて、毎年、そこに新しいアイディアがプラスされていくので、照明も含めてノウハウがたくさんあります。だから普段よりも、もっと大きなステージでやると、さらに面白いことができるのではないかという、つくり手としてもわくわく感がありましたね。「街と森」が大きなテーマで、これにトライしようということになりました。まずベースになる4つのセットをつくって、それを各シーンにあわせて飾り替えました。シーズン2は、ぜひ、そのあたりも意識して観てほしいですね。果たして、視聴者の皆さんはこのパズルが解けるでしょうか。

<4つのベースセット>

●ツーラムのセット

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●森と祭儀場のセット

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●新ヨゴ王宮のセット

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● ロタ王城のセット

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『精霊の守り人』アイデアの結晶 「アスラエフェクトのスゴ技に迫る!」

『精霊の守り人』空想美術ファクトリー vol.1

『精霊の守り人』空想美術ファクトリー vol.2

『精霊の守り人』空想美術ファクトリー vol.3-1 

『精霊の守り人』空想美術ファクトリー vol.3-2

『精霊の守り人』空想美術ファクトリー vol.3-3

『精霊の守り人』空想美術ファクトリー vol.4-1

 

「精霊の守り人」番組公式ホームページ 
http://nhk.jp/moribito


 

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:15:00 | カテゴリ:精霊の守り人

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