「つばさ」 ブログ更新運動実施中 その31
プロデューサーの後藤です。
ブログのネタが何かないかなあ……と思って、以前もやった手ですが、一年前の今日何を
していたか、2008年11月5日の受信メールを調べてみました。
脚本協力で「つばさ」スタッフに加わってくれた今井雅子さんからのメールが目にとまった
ので読んでみると、顔合わせに初めて出席したが、こんなにたくさんの出演者とスタッフが
参加しているのにびっくりした、というようなことが書かれています。
顔合わせ? そうだ、ロケ初日。ちょうど一年前だった!

そうでした。この日は朝から川越の菓子
工場でロケをして、撮影後渋谷に戻って
午後5時から「顔合わせ・本読み」を
やりました。
顔合わせの前にロケをやるというのも変な話ですが、ロケ日程の都合上これしかないということでの強行軍でした。
思い起こせば、この写真が
スタッフブログ第1号でした。
ロケから戻ってきた多部さん・高畑さん・梅雀さん・冨浦君を含めて、ほとんどのレギュラー
出演者が一同に顔をそろえたリハーサル室は壮観でした。1週目の台本を読み合わせする
のですが、それぞれの役者さんたちがどんな具合に仕掛けてくるのか、興味津津の90分間で
ありました。そして本読みが終わると、スタッフや出演者は翌日の大学ロケのため再び川越に
戻りました。
ほかに何かないかとメールを漁っていると、11/6の台本打合せの議事録メモを見つけ
ました。この日は今一度加乃子の生い立ちを検証し直そうとしていたようです。その一部を
抜粋すると……
この10年は楽しかったのか、苦しかったのか……どこかで突き抜けてラテン系になった。
苦しかったけど、楽しかった ……楽しまなきゃ、と腹をくくった。ケ・セラ・セラ。
私は子供を捨てた十字架までも背負ったのだから「最大の復讐は自分が幸せになること」
(中略)
でも結局は、家族に認めてもらいたい自分を感じた。そのため次から次へとさまざまな仕事に
手を出した。いつか、千代に認めてもらいたいと、そんな思いだった。
報告できるほど、調子のいいことがあった時だけ、時々帰ってきた。
帰って来たとき、もし母さんに「ずっといていいわよ」と言われたら、折れていたかも。
この時期は第7週前後を執筆中なので、いまごろ何を?と思われるかもしれません。
もちろん基本設定は初期の段階で固まっていますが、ドラマが動くにつれ、役者が演じるに
つれ、思いもしなかった登場人物の裏側が見えてきたり、物語と収録現場の間で齟齬が
生じたりします。事実、上記の設定も24週などを見れば変化していることが分かります。
それは例えば、よく知っていると思っていた家族や友人に別の顔があったと気づくことがある
のと同じで、知ってしまったからには避けて通るわけにはいかないのです。面倒くさいから
気づかなかったことにして流してしまうと、いずれどこかで爆弾が破裂してキャラクターや物語
が崩壊してしまうはずです。
「そんなことになるくらいならば、いま爆弾を投げて破裂させてしまえ!」というタイプのスタッフ
が「つばさ」には多かったようです。台本打合せは毎回ボクシングの試合のような感じだった
ような気もしますが……もっぱらパンチを食らう方だったので、記憶があいまいになってます。
この日は、加乃子が「千代に認めてもらいたい」という願望があったということに私たちが
気づいたというのが一番のポイントだったようです。
さて、そろそろ万里ちゃんに会って取材をしたいのだけど……。
女優吉田桂子インタビュー、いましばらくお待ち下さい。
投稿者:スタッフ | 投稿時間:18:59 | カテゴリ:つばさ | 固定リンク
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