2009年7月16日

「ふたつのスピカ」5話いかがでしたか?


「ふたつのスピカ」5話をご覧頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
プロデューサーの橘です。

今回も色々と書きたいことがありすぎるのですが、その前に今日はとっても感動した出
来事がありましたのでご報告いたします。

NHKの視聴者コールセンターにカワノさんという方から連絡が入ったのですが、
いま妊娠7ヶ月の奥さんと、「ふたつのスピカ」を楽しみに見てらっしゃって、桜庭ななみさん演じる鴨川アスミの姿に感動し、今度産まれてくる娘の名前を「愛澄(あすみ)」に決めたそうなんです!!

丁度、ドラマでも5話ではアスミの名前の由来が明かされました。
友朗が「tomorrow」で”明日”、 今日子の”今日”、二人の間に生まれた子供には、今日から明日を見つめる「アスミ」。

名前の由来というのは色々あるのだと思いますが、その全ての名前にご両親の思いや願いが詰まっているのは間違いがありません。

そんな大切な名前に、「ふたつのスピカ」というドラマがきっかけになったなんて、本当にうれしい限りです。

このドラマを制作しながら、例え一人でも見てくださる人の勇気や励みになるようなドラマにしたいと常に思ってきました。

なんとなく、その場だけ楽しくて見て終わりということではなく、その人にとってその後も支えとなったり、何かの時に思い出してもらえるような、そんなドラマにしたいと心がけてきました。

勿論、全ての人にそう思ってもらえるわけではありませんし、今回のドラマ版「ふたつのスピカ」を気に入って頂けた方が果たして何人いるか分かりません。

けれど、こういう仕事に就き、テレビドラマを制作している立場としては、自分がかかわった番組を通じて、何か心に残るものがあれば本当に幸せです。それはスタッフ、キャスト全員そうだと思います。

先日のふれあいミーティングもそうですし、掲示板の書き込みとかでも本当に励まされます。「あっ、今日は50件も書き込みがある!」とか、そんなことに励まされて毎日頑張っています(笑)。

きっとアスミ役の桜庭ななみさんも、この話を聞いて喜んでくれるでしょうし、また自分の仕事がそうやって誰かの人生を左右することもあるんだということに、より一層責任を感じて、今後もますます頑張ってくれると思います。

カワノさん、わざわざご連絡くださり、本当にありがとうございました。あと2回でドラマの方は終わってしまいますが、無事に「愛澄(あすみ)」ちゃんが生まれてくることを祈っています。奥様にもどうぞよろしくお伝えください。

今回は何だかプライベートな感じになってしまいましたが、いつものダイジェストもお送りしますので、どうぞお楽しみに!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:13 | カテゴリ:ふたつのスピカ | 固定リンク
トラックバック (0)

「ふたつのスピカ」5話の"ツボ"ダイジェストです!


プロデューサーの橘です。
さあ、5話も相変わらず”ツボ”が盛りだくさんですが、とりあえずダイジェストで書かせて頂きます!

◇アスミと秋

宇宙服を前にして、いつも優しい秋が何か本気!!

ここの秋いいですよね。5話はこれまでチャラチャラしていた秋が何だか本気モードになっていて、中村優一さんが結構いい味出していると思います。

◇佐野、友朗墓場でのケンカ

5話は、子供パートと大人パートが、交差する形で影響しあい、それぞれの思いが、同じ花火を見る中で浄化されていく。そんなお話を目指しました。佐野や友朗が本気でぶつかりあい、そして回想シーンによって、物語に厚みが出たのではないかと思っています。

とにかく、田辺さん、高嶋さんがかっこいいです。

◇5人で浜辺を走る

青臭いけど、何かよくないですか(笑)?

個人的には万里香が仏頂面でみんなに提案するのが好きです。

「みんながどうしてもって言うなら、浜辺を走ってあげてもいいわよ」

ずっと秋に次ぐ2位の存在だったのが、アスミにも抜かれ、最終候補にすら残れなかった悔しさ。一度は圭ちゃんにあたってしまいますが、一晩経って万里香が出した結論が、みんなで浜辺を走るという結論でした。

自分も悔しいし、アスミの悔しさも分かる、でも自分たちが選んだのはそういう世界で、ただ悔しいと立ち止まっていてもしょうがない。そんな中での万里香の強さと優しさが表れています。

そして、アスミに向かって「あなたは走るしか脳がないんだから」という言い方をしてしまう、そんな言い方しかできない万里香の性格が何だか僕は好きなのです。

いつもグラウンドを走らされている5人が、夏休みでも走る。BGMが象徴的なように、ただ青春て感じで楽しそうに走るのではなく、本気になって必死に浜辺を走る。

とても素敵なシーンだと思います。

◇アスミ、佐野のシーン

今回も、松居さんが佐野の台詞を頑張ってくれました。

「私もまだ40歳だ」という台詞。素晴らしいと思います。

◇夏祭りのシーン

何か夏祭りのシーンていいですよね。

これは都内の神社の境内に、夏祭りの屋台を立てて撮影したのですが、エキストラの人たちにも浴衣を着てもらって、さながら本当の夏祭りみたいでした。

それにしても、祭りって何でワクワクするんでしょうね?

祭りの記憶って、それぞれにあるようでないというか、自分の経験したお祭りとは別に、みんなが何か無意識に共有できている”お祭りの匂い”みたいなものがある気がします。

◇祭りでの圭と秋のシーン

「やっぱ、なんでもない」という圭ちゃんが、すごく自然体でいいなって思いました。

1話のアスミと桐生のバス停のシーンを思い出すのですが、山本ディレクターはこういうさりげない演出が上手だと思います。

◇花火の前に叫ぶシーン

個人的には、秋の叫びにちょっと驚きました。こんなに熱い秋って今まで無かった気がします。

秋って、そもすると嘘っぽいキャラクターになりがちなのですが、中村優一さんの好演に助けられていると思います。

ちなみに府中野がウチワ落としたの見えました(笑)?あれは大東俊介さんのアドリブです。彼はさすが関西人というか、普段話してても面白いし、色んなアイデアを考えてくれるんですよね。「本当はウチワ落ちた~」ってその後叫ぶのですが、残念ながら、そこはカットになってます。ごめんよ~。

◇佐野、友朗、今日子、百合のシーン

3話でも大人4人の回想シーンがありましたが、僕は大人パートの回想シーンが大好きなんです。

物語上、やっぱりアスミ達の話に時間をさかなくてはいけないのですが、できるだけ大人パートのシーンを増やしたいと、台本を作りながら思っていました。

自分でも何でだろう?って思うのですが、それはきっと、僕の中に「大人の青春も負けてないんだ~」って思いがあり、そういうシーンをつくりたくなるのだと思います(笑)。

桜庭さん、中村さん、大東さん、足立さん、高山さんといった若くてキラキラしている俳優さんと仕事をしていると、若いっていいな~って思う反面、いやいや負けちゃいられないって思ってしまいます。

僕は今33歳ですが、やっぱり10代より20代の方が楽しかったし、20代より30代を楽しくしたいと思っています。そうやって考えると、物語の中でアスミ達がキラキラすればするほど、なにくそ!と思って大人パートのシーンを頑張って考えたりする自分がいました(笑)。

まあ、それは半分冗談ですが、でも大人パートの物語にも見ごたえがあり、決して大人たちは単なる脇役ではなく、出てくる登場人物一人一人が、登場するシーン数とは関係なく、できるだけきちんと描かれ、どこかに共感できるようにしたい、多分これはずーっとこだわり続けたことだと思います。

そうすることで、きっと色んな世代の人に楽しんでもらえるドラマになり、例えば親子でも一緒に見れるドラマになるのではないか、そんな思いがずっとありました。それが、「みどころ」というページにも書いた「この時代に、みんなで共有できる夢とは何だろうか?」という書き出しにこめた思いです。

◇花火を見るシーン

夏といえば、祭り、花火とお決まりのシーンだとは思いますが、台本作りの段階から、”スピカ的花火”とはどんな花火か?というのを脚本家の松居さんとかなり話しあいました。

とにかくせつなさの中に、何か前向きな青春臭さがある、このドラマらしい花火を見上げるシーンにしたいと思っていました。

原作から離れている部分ではありますが、皆さまの心に響けばうれしいです。

◇音楽

気づきました?気づきました??いつもの「spica」と違うの気づきました???(ってやや興奮気味ですが、誰もそんな音楽の細かい違いは気づかないだろうという突っ込みを感じながら、いや、どこかの誰かは分かってくれるはず!と祈ってしまうのです。)

これは「Re:spica」(リ・スピカ)と名づけられた曲で、「spica」のニューバージョンの曲なのです!そして、いい曲なんです!!

この花火が打ちあがるシーン、サウンドトラックのどの曲で行くかというのは、音響効果の石井さん、ディレクターの山本と色々議論しました。

本当ならいつもの定番「spica」でいくところなんですけど、僕ら的にはちょっと物足りなさを感じていたんです。それはこの花火自体が、獅子号事件を初めとしたこれまでの過去から卒業し、いつもの”せつなさ”の中に、いつもより”前向き”さがあったからだと思います。

しかるに「spica」ではちょっと届かない部分があったんです。。

・・・というわけで、作ってもらっちゃいました!音楽担当の梅掘さんに作ってもらっちゃいました(笑)!

いやー、僕はこの花火が打ちあがるシーン、「Re:spica」で何度ウルウルしたことでしょう。特に大人パートの回想入って、いつもと違うメロディが聞こえたところで、どうしようもなくウルウルしてしまうのです(笑)。

◇ラストのモンタージュ

何かいいですよね~。

万里香と千里のシーンもほんの一瞬ですが、僕はとても好きです。

千里のさりげない優しさというか、この人は別に悪い人ではなく、国の宇宙開発を進めるというとても重要な責任を負っている人だからこそ、プライベートより仕事を優先したり、忙しいあまり、いつのまにか娘とコミュニケーションが取れなくなっしまっていた。そういう人なんだと思います。

このドラマは、意図的にですが、ただ意味も無く嫌な人、悪い人というのが出てきません。物語を作る上では、どうしても対立構造を作ったりする方が楽だし、エンターテインメントとしてはそうあるべきなのかもしれませんが、後バラシでいいので、そういう人にも、実はある思いがあって、その思いが故にそうなっていた、そういう人物描写にこだわっています。

見ている人の誰かは、千里のように頑張っていて、千里の”それでも言いわけしない”姿が少しでも頑張ろうって思うきっかけになればいいなと願ったりします。


以上です。
だんだん、ダイジェストが長くなってすいません(笑)。

まだまだ書きたいことはありますが、また改めて書きます!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:11 | カテゴリ:ふたつのスピカ | 固定リンク
トラックバック (0)

「ふたつのスピカ」ふれあいミーティングを動画で楽しもう!


プロデューサーの加賀田です。

このブログでご紹介したように、「ふたつのスピカ」ミーティングの模様を、動画でもご紹介します。
もうすでに見た方もいるかもしれませんが、携帯サイトに「ふれあいミーティング開催リポート!!」と題してのっています。ぜひご覧ください。

メニュー⇒TV⇒NHK⇒50音順⇒ふたつのスピカ

PCの番組ホームページにも載せるべく、現在作業中です!
これはロングバージョンになる予定なので、こちらも必見です。

本日、第5回「宇宙へのライバル」放送です!
OA、HP、携帯サイト合わせてお楽しみください!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:16:12 | カテゴリ:ふたつのスピカ | 固定リンク
トラックバック (0)

「ふたつのスピカ」ふれあいミーティング、そして第5回のこと


プロデューサーの橘です。「ふれあいミーティング」に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 

あっという間の2時間、本当に楽しかったです。

 

僕がつたない司会をしている間に、加賀田プロデューサーがその模様をアップしてくれたのですが、皆さんご覧になりましたでしょうか?

 

内容的には、イベントのために編集して作ったNG集、名場面ダイジェスト、クランクアップ時の挨拶映像を見てもらった後、フリートークでゴルゴ松本さん、足立梨花さん、高山侑子さんと話をして、「4話までで一番好きなシーン」や「実はアスミ達5人の中で○○さんが一番××だ」というようなテーマで話をしました。

 

その後、スケジュールが合わず残念ながら欠席だった、桜庭ななみさん、中村優一さん、大東俊介さんからのビデオレターを10分ほど見て、参加者からの質問コーナーという流れでした。

 

一番印象に残っているのは、質問コーナーの最後に小学生の女の子が質問してくれたのですが、それは「好きな星座は何ですか?」という質問でした。

 

それまでは出演者の素顔を聞くような質問が多かったので、そのあまりにピュアな質問に少々出演者の3人も一瞬びっくりしたのですが、きっと本当に宇宙とか星とかが好きな子なのでしょう。後で、ゴルゴさんんが「あれこそ、未来のアスミだ」とおっしゃって、その通りだなあと思いました。

 

今回のドラマは、宇宙がテーマということで、僕も星座にまつわる神話や、宇宙開発の歴史で残っているエピソードなど色々調べました。

 

面白いエピソードがいくつもあって、ドラマの中に組み込めなかったものもたくさんあるのですが、そういったエピソードがたくさんあることが、宇宙や星座といった世界がとても魅力的な理由の一つだと思います。

 

「ふたつのスピカ」に盛り込んだ宇宙的な雑学やエピソードがドラマをより味わい深くするスパイスになっている気がしていますし、そういった部分が面白いと感じてもらえれば何よりです。

 

ともかく、ドラマを見てくださっている視聴者の皆さんに直接お会いして、一緒に楽しい時間を過ごせたのは本当に幸せでした。来てくださった皆さん、本当にありがとうございます。

 

さあ、今日はいよいよ第5回の放送です。

 

NASA留学への選抜がアスミと秋の二人に絞られたところで、宇宙学校は夏休みを迎えます。5人はアスミの故郷、唯ヶ浜へと遊びに行き、夏祭りのシーンや花火のシーンもあります。

 

第5回は学校のシーンが少ないという意味では、今までとはちょっと違う特別編という感じです。夏休みといっても、そこは「ふたつのスピカ」ですから、ぱーっと明るい感じにはなりません(笑)。

 

僕らが目指したのは、なんとなく惰性で生きている高校生ではなく、切実な現実の中で必死にふんばる高校生たちと、その周りの大人たちです。

 

そんな物語に込めた僕たちの思いの一つ一つが、夜空に輝く星座のように、いつまでも皆さんの上にひっそりと輝く事を願っています。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:12:45 | カテゴリ:ふたつのスピカ | 固定リンク
トラックバック (0)

ページの一番上へ▲

カテゴリー

これまでの放送

最近のトラックバック


RSS