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★こちらのページは2022年2月で更新を終了いたしました。

青春アドベンチャー「ことのはワンダーランド」に出演の谷川清美さんから、メッセージが届きました。

谷川俊太郎の詩と旅する ことのはワンダーランド (全10回)

言葉は種子。いにしえからの大地に眠る。僕は言葉探しの旅に出る

 

【NHK FM】

2021年3月1日(月)~3月5日(金) 午後9時15分~午後9時30分(1-5回)

2021年3月8日(月)~3月12日(金) 午後9時15分~午後9時30分(6-10回)

 

演出の小見山です。谷川清美さんとの思い出深い番組はたくさんあるのですが、その一つに、青春アドベンチャー「泥の子と狭い家の物語 〜魔女と私の七〇日間戦争〜」という、長いタイトルの番組があります。家族の絆を取り戻すために戦う少女のお話でした。その時の邪悪な魔女を演じてくれたのが、谷川さんです。でも、その魔女にも、正義と善がある。そんな一筋ではいかない役柄を見事に演じてくれました。

今回の“ババア”をどう演じてくれるのか、どうぞお楽しみに。

言葉っておもしろい。

遠い過去に誰かに言った自分の言葉が今になってそっくりそのまま戻ってきて、その言葉に励まされたり、心折れたり。自分は言ったことさえも忘れているけど、相手の心の中に良くも悪くもしっかり留まっていたり。

いいかげんな受け答えは、自分の知らないところでねじ曲がって成長していたり。

言葉は、消えることなくそこら中に漂っていて、必要としている人の心に、必要な言葉が、絶妙なタイミングで届くようになっている気さえする。

まるで言葉に命があり、意思があるみたいに。

 tanigawa.JPG

この作品は、谷川俊太郎さんの詩と樋口ミユさんの言葉で紡がれた壮大なファンタジーだ。宇宙のように果てしなく深い世界に、星のように輝く言葉の数々。

懐かしい場所や大切な人のもとへ時空を超えて言葉で旅する「ことのはワンダーランド」。旅の最後までどうぞお楽しみください。   (谷川清美)

 

谷川俊太郎の詩と旅する ことのはワンダーランド (全10回)

 

【出演者】木津誠之 池田将 谷川清美 上田桃子 金井良信 日下由美 

玉置祐也 和田慶史朗 高橋理恵子 久井正樹 まどか 八幡みゆき 

大浦千佳 中田翔真

 

【作】樋口ミユ  【音楽】谷川賢作  【詩】谷川俊太郎

 

【あらすじ】

主人公の少年が言葉を見つける旅に出る。そこで出会った言葉は傷ついた少年の心を癒し、励まし、時に突き放す。

谷川俊太郎の詩にめぐりあった13歳の少年は、世界を救いたいと心に誓う。少年は、丘の上に立つ古い洋館で、古いトランクを持つお婆さんと出会う。

トランクから「言葉」が零れ出る。お婆さんは「ここは生きにくさを感じている子供たちの孤児院だ」と言った。

トランクを開け、少年が覗くと、そこには、お婆さんの面影の残る少女が見えた。破壊された町。1945年。父ちゃんは戦争に行けなかった。身体が弱くて兵隊にはなれなかったのだ。周りの人たちから「ヒコクミン」と言われた。父ちゃんは「詩」を書いた。トランクの中には言葉があった。

父ちゃんは言った。「明日、目を覚まさなくても泣くことはない。きっと新しい何かが始まるから」。翌日、父ちゃんは目を覚まさなかった。

「あたしだけが知っている。父ちゃんが世界を救ったって」。

お婆さんが言葉を折る。それは紙飛行機となって青空に飛んでいった。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:35 | カテゴリ:オーディオドラマ

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