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FMシアター『とどけ、風の如く』上口耕平さんのメッセージ

FMシアター『とどけ、風の如く』(全1回)

~ その日暮らしの瓦版売りの心に火がともる時、浪花の風が立ち騒ぐ ~

【NHK FM】

2020年6月27日(土)午後10時~午後10時50分

※「聴き逃し」対応の配信は、放送後~1週間

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FMシアター『とどけ、風の如く』の放送に向けて、主人公の佐吉役の上口耕平さんからメッセージをいただきました。

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【上口耕平さんのメッセージ】

ラジオドラマに参加させていただくのは3回目になります。

回を重ねる毎にその奥深さ、新たな魅力を発見し、次はこんなアプローチに挑戦したいという思いが膨らみます。

 

全編関西弁での時代劇は初挑戦。

田窪さんによる情感溢れる言葉が直接胸に届き、声に出して読む度涙がこぼれました。

キャストの皆様も関西出身の方が多く、現場に溢れるエネルギーと、僕たちから見える景色を一瞬にしてひとつに統一して下さる鮮やかなディレクションにより、まさに舞台に立っているような感覚でした。確実に、全員で見ている景色がそこにありました。

 

菅野さんによる音楽が加わることによってより一層彩られた情景を味わえることが、とても楽しみです。

佐吉という若者の心の葛藤、成長する姿が、今の僕たちの状況に強く響きました。

最終的に佐吉は何を選ぶのか。

そこに役者としての自分の心がリンクします。

 

今こそ聴いていただきたいこの物語、是非お楽しみ下さい。

 

青春アドベンチャー『ベルリン1989』、『時めがね金沢うた絵巻』に続き、FMシアターには初出演。ダンス、歌唱、演技、時には役柄のためのドラム演奏まで、なんと何事もスマートに魅せる方なのだろう…と感嘆させられます。ご自身のマザー・タングである関西弁で、まとまった量の台詞を話すのは初めてだそうです。身体表現という武器を封じ、声の演技だけで表現する現場を、いつも前のめりに楽しんで下さっているご様子です。

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今回は「第48回創作ラジオドラマ大賞」を受賞した田窪泉さんのオリジナル脚本をドラマ化しましたので、当然ながら配役を前提として台詞が書かれたわけではありません。ですが、時折り舞台のカーテンコールやアフタートークなどで、ふと発するチャーミングな関西弁を思い出し、キャラクター的にも打ってつけだと思えたので、早々に佐吉役を託させてもらうべくお願いしました。

                                                                                                                           一般論として、こまかくカットごとに撮影することが多い映画やテレビドラマと比べ、オーディオドラマは長い場面を一息に録ることが多く、ネイティブ・スピーカーの俳優さんに演じてもらわないと方言だけで頭がいっぱいになってしまい、演技に神経が行きとどかない…などという惨事になりかねません。なので今回は、ほぼ関西圏ご出身の方に集結してもらい、大阪ことば指導の馬渕真希さんと微調整しながら収録を進めました。

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 FMシアター『とどけ、風の如く』収録スタジオにて

上口耕平さんが“座長”として率いてくれた出演者の皆さま。実は当初、4月の初めに組まれていた予定から延期を重ね、ようやく実現した収録でした。久しぶりに台詞を交わす場となったという方も多く、マイク間の距離は遠くとも、連帯感や結束力みたいなものが漲っていた気がします。そんなスタジオの空気も、作品に注ぎ込まれたのではないかと思います。


 

 FMシアター『とどけ、風の如く』(全1回)

~ その日暮らしの瓦版売りの心に火がともる時、浪花の風が立ち騒ぐ ~

【NHK FM】

2020年6月27日(土)午後10時~午後10時50分

※「聴き逃し」対応の配信は、放送後~1週間

 

【作】田窪泉

【音楽】菅野由弘

 

【出演者】

上口耕平 辻本祐樹 川口竜也 彩吹真央

瑞生桜子 原田樹里 佐藤誓 野々村のん

鍛冶直人 丸山厚人 小多田直樹 桜咲彩花

名取幸政 馬渕真希 吉田舞香

 

【あらすじ】

天保の世、大坂。街角で瓦版を売る若い二人の男。佐吉(上口耕平)の軽快な売り口上に合わせ、相棒の紀之介(辻本祐樹)が三味線を弾く。得意ネタは心中もの。よく売れるが、お上に禁じられている。二人は通りがかりの大柄な武士を役人と勘違いして逃げ出す。それが元与力の学者・中斎(川口竜也)との出会いだった。佐吉は中斎に、その風貌から“弁慶”とあだ名をつける。ご法度の瓦版で日銭を稼いでは女郎屋に通い、家でも半端もの扱いされてきた佐吉は、中斎やその妻ゆう(彩吹真央)との出会いを通じて、貧困と飢えにあえぐ人々があふれる世の中の矛盾と否応なく向き合っていく。「第48回創作ラジオドラマ大賞」受賞脚本のオーディオドラマ化。

 

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:40 | カテゴリ:オーディオドラマ

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