スタッフブログ

★こちらのページは2022年2月で更新を終了いたしました。

『ハプスブルクの宝剣』収録リポート その1

 青春アドベンチャー『ハプスブルクの宝剣』(全20回)

 3月9日(月)~4月3日(金) 平日の夜9時15分~9時30分 NHK-FM

 (ネット同時配信&「聴き逃し」配信あり ※放送翌日の正午から1週間)

 

オーディオドラマ担当Fです。来週3月9日(月)の初回放送まで1週間となりました、青春アドベンチャー『ハプスブルクの宝剣』の収録リポート第1弾をお届けします。

4S_01.JPG

2月上旬、青春アドベンチャーでは既におなじみの中川晃教さん野々すみ花さんをはじめ、数多くの出演者の皆さまとともに、全20回の収録を行いました。

akimari_01.JPG

今回も数名のキャストの方々から、収録を終えてのメッセージを頂戴しています。まず今日は、初めて番組にご参加いただいた田代万里生さんのコメントをご紹介します。

Mario.jpg

【田代万里生さんのメッセージ】

青春アドベンチャーには初出演となります。全20編で5時間にもわたる超大作。まさにハプスブルクの大河ドラマでした。個人的にこれまでミュージカル『エリザベート』や『マリー・アントワネット』で馴染みがあったハプスブルク家ですが、エリザベートやフランツ・ヨーゼフが生きた時代より、さらに100年以上前の物語となります。実在したマリア・テレジア(野々すみ花さん)やフランツ・シュテファン(田代万里生)、フリードリヒ(加藤和樹さん)に加え、主演にエリヤーフー(中川晃教さん)というフィクションのキャラクターを存在させることで、それぞれの人間模様や当時の歴史的な情勢が、より一層鮮やかに浮かび上がってくるようでした。声だけで収録した僕らの素材が、その後、音楽や効果音の編集によってどんな未知の作品に仕上がっているのか、リスナーの皆さんと同様、放送を心待ちにしております!

原作は藤本ひとみさんの長編小説で、主な舞台は18世紀オーストリア。田代万里生さんに演じていただいたのは、作中のテレーゼ(マリア・テレジア)の夫となるフランツ・シュテファン・フォン・ロートリンゲンという歴史上の実在人物です。

 ちなみに、このロイヤル・カップルが統治した時代に繁栄を極めたハプスブルク家が、その後100年あまりを経て迎える没落の時代を描いたのがミュージカル『エリザベート』。そしてマリア・テレジアの娘のひとりが、後にフランスへ嫁いで革命の露と消えたマリー・アントワネット……という歴史的な配置になっています。現場でも慌ただしい収録の合間ではありますが、そうした時代のつながりについてお話しながら収録を進めました。

akimari_02.JPG

“座長”である中川晃教さんが形成する独特の磁場のような求心力と、それに寄り添う親友役の田代万里生さんの真摯なお人柄のコンビネーションによって、次々と物語を出入りする沢山の登場人物を演じていただいたキャストの皆さんとの長丁場を楽しく乗り越えることができました。ちょうど日程の途中で田代さんがNHK『うたコン』生放送へのご参加のため、スタジオにご不在の時間帯があったことも、何か物語の中の関係に重なるように思えたりしました。

以前、舞台で皇帝フランツ・ヨーゼフ役を演じられた際にも、ゆかりの地を回られた紀行文をブログに掲載なさっていた田代万里生さん。この役を受けて下さった後にもウィーンに赴いて、フランツ・シュテファンやマリア・テレジアの霊廟をお訪ねになったそうです。偉大な歴史上の人物への厳粛な想いとともに、華やかなりしウィーンの空気をスタジオに運んで下さいました。

まだ現在も『ハプスブルクの宝剣』の音の作業は日々たけなわですが、もう何回か収録リポートをお届けできればと思っています。 おつきあいいただければ非常に嬉しいです。


 

青春アドベンチャー『ハプスブルクの宝剣』(全20回)

~権謀術数と野望、熱き友情と挫折、そして甘美で危険な愛~

 

3月9日(月)~4月3日(金) 平日の夜9時15分~9時30分 NHK-FM

(ネット同時配信&「聴き逃し」配信あり ※放送翌日の正午から1週間)

 

【原作】藤本ひとみ

【脚色】並木陽

【音楽】日高哲英

【出演者】

中川晃教 野々すみ花 田代万里生 加藤和樹

磯部勉 大山真志 栗原英雄 毬谷友子

伶美うらら 西原誠吾 林次樹 水野ゆふ

今泉舞 たかお鷹 豊田茂 山賀教弘

亀田佳明 渋谷はるか 坂川慶成 春名風花

玲央バルトナー 山﨑秀樹 中村彰男 櫻井優輝

 Adv_houken1.jpg

Adv_houken2.JPG

投稿者:スタッフ | 投稿時間:18:16 | カテゴリ:オーディオドラマ

月別から選ぶ

2022年

開く

2021年

開く

2020年

開く

2019年

開く

2018年

開く

2017年

開く

2016年

開く

2015年

開く

2014年

開く