青春アドベンチャー『紺碧のアルカディア』(全10回)
10月21日(月)~11月1日(金)の平日の午後9時15分~9時30時 NHK-FM
(ネット同時配信&「聴き逃し」配信あり ※放送翌日の正午から一週間)
オーディオドラマ担当Fです。週明けからの青春アドベンチャー『紺碧のアルカディア』の放送を前に、スタジオ収録の雰囲気の一端をお伝えできればと思います。
昨年お送りした『暁のハルモニア』と同様、この作品は並木陽さんによるオリジナル脚本によるもので、原作小説は存在しません。極力いわゆるネタバレは避けますが、主要登場人物の属性に言及することはお許し下さい。
さて、『斜陽の国のルスダン』(2017年8月放送)から2年、絶え間なく主演ミュージカルが続いていた花總まりさん、ようやくご出演が叶いました。
【花總まりさんからのメッセージ】
皆様いつもありがとうございます、花總まりです。
今回私が演じさせて頂いた役はヴェネツィア元首の孫娘で女船長のフェリチータ。
普段私が舞台などで演じている役とは大きく違っていますのでお話を頂いた時から楽しみにしておりました。収録はとても順調に進み、スケールの大きな物語を皆で一生懸命つくれたのではないかと思っております。聞いて下さる方々に大海原を航海しているような感覚を感じて頂けましたら幸いです。
共演の方達も舞台でご一緒する俳優の方が多くて、このままミュージカルになりそうですねと休憩時に話したりもしました。どうぞ紺碧のアルカディア全10回の壮大でロマン溢れる物語を最後までお聴きくださいませ。
花總まり
これまで舞台で多彩な役を演じてこられた花總さんに、どんな役をお願いするか? 企画段階で並木陽さんとお話したのは、ミュージカル『エリザベート』直後のタイミングなのでシシィとは隔たりのある人物像にしたいということ。それともう一つ、『斜陽の国のルスダン』で女王ルスダンが敵を迎え撃つ時のお芝居が印象的だったこともあり、ぜひ凛々しく勇敢なキャラクターを演じていただきたいということでした。
言葉づかいの細部に至るまで入念な吟味を通じて役を深めていく花總さん。船員たちを従えて艦隊を率いる女船長を、かなり低めの声で表現されています。フェリチータという人物を立ち上げる過程をご一緒できたのは、オリジナル脚本ならではのエキサイティングで幸福な時間でした。もう一人の『紺碧のアルカディア』のヒロイン、テオドラ皇女を演じる坂本真綾さんとは今回の現場が初対面ながら、それぞれ井上芳雄さんとは舞台で共演されていることもあって、緊張感がある中にもアットホームな雰囲気で収録が進みました。
13世紀初頭、西欧から東方へ何度も十字軍が送られていた時代。それは後に世界全体を席捲していく欧州諸国の胎動の時代でした。古代ローマ帝国の流れを汲み、東地中海で命脈を保っていた東ローマ帝国の古都コンスタンティノポリスをめぐって、フェリチータたちの運命を変える劇的な展開が待っています。東西の文明が交錯する中で、実在の人物と架空の人物が入り交じって繰り広げるドラマ。多彩な出演者の皆様による声の競演にご期待下さい!
青春アドベンチャー『紺碧のアルカディア』(全10回)
~待っているがいい、愛しい黄金の都よ……おまえは私のものだ!~
【NHK FM】
10月21日(月)~11月1日(金) 平日の午後9時15分~9時30分
(ネット同時配信&「聴き逃し」配信あり ※放送翌日の正午から一週間)
【作】並木陽
【音楽】日高哲英
【出演者】
花總まり 坂本真綾 井上芳雄 霧矢大夢
石川禅 伊礼彼方 栗原英雄 原康義
チョウヨンホ 丸山厚人 鍛冶直人 板垣雄亮
吉田舞香 櫻井優輝 木下祐子
投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:11 | カテゴリ:オーディオドラマ