演出の吉田です。
いよいよ来週から『蒼のファンファーレ』の放送が始まります。
昨年、10月に放送された『風の向こうへ駆け抜けろ』の続編です。出演者の皆さんのさらに息の合ったお芝居には、今回も、きっと笑って、泣いていただけるものと思います。前回同様、素敵な原作を書かれた古内一絵さんからメッセージをいただきました！
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ラジオドラマ「蒼のファンファーレ」の出会い
「蒼のファンファーレ」は、昨年放送された「風の向こうへ駆け抜けろ」の続編にあたる物語です。
この作品は、2016年3月号から2017年3月号まで13回に亘り、JRAの競馬専門紙「優駿」に連載され、その後、小学館より出版されました。（〝中央競馬に殴り込み〟なんていう内容なのに、JRA、太っ腹……）
続編というのは、著者の思いだけで書けるものではありません。色々な条件が重なって、初めて実現することができます。その「蒼のファンファーレ」が、同じスタッフ、同じキャストで再びラジオドラマ化され、こんなに嬉しいことはありません。
今回私は、原作だけではなく、中国語指導のスタッフとしても、参加させていただきました。小説家としてデビューする前、私は映画会社に勤めており、その後もフリーランスとしてテレビドラマや映画の中国語監修をしておりました。今回は本当に久々の現場入りで、収録からポスプロまで立ち会わせていただきました。
熱く細やかな演出の吉田浩樹ディレクター、今回も素晴らしい楽曲を作ってくださった音楽の川崎良介さん、健気で真摯な瑞穂を体現してくださった朝倉あきさん、ニヒルでカッコいい光司を演じて下さった東幹久さん、そして、私が競馬小説を書くきっかけとなった「競馬芸人」の土屋伸之さんをはじめ、たくさんのキャストの方々と再会し、充実した時間を過ごさせていただきました。ミスター・ワン役の蔭山泰さんは、とても初めてとは思えない地地道々（ディーディーダオダオ＝本物）の中国語を披露されていますので、お楽しみに。
ラジオドラマの裏側に興味のある私は、音響効果の今井さん、技術の加村さんや山田さんにもお世話になりました。特に、音効の今井裕さんには、普段、なかなか見られない音効の道具を色々とご紹介いただきました。
乾杯の音などは、すべて本物を使うそうで、たくさんのコップやおちょこやビールの缶が用意されています。デジタル時代の昨今、音もPCで作るのだろうと思っていただけに、驚きました。馬の嘶きも実際に牧場で収録するそうです。
今回、瑞穂たちが乗る馬の鞍ずれの音は、なんと長靴を使用しているそうです。ちなみに、音楽担当の川崎さんと、長靴を「演奏」してくださった清水さんは、共に日本大学芸術学部のご出身で、私の後輩に当たることも分かり、嬉しい限りでした。(学部と、特に学年は、かなり違いますが……)
たくさんの出会いを与えてくれた「蒼のファンファーレ」組に、心より感謝します。
桜花賞で中央GⅠの壁に敗れた瑞穂たちは、果たして雪辱を晴らすことができるのか。
再びGⅠに挑む、瑞穂＆フィッシュアイズ、緑川厩舎を最後まで見守っていただければ幸いです。
GW明けの憂鬱を吹き飛ばす、「蒼のファンファーレ」の放送にご期待ください！！
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古内さん、ありがとうございました！（上の写真は、音楽の川崎さんと）
『蒼のファンファーレ』に続く第3作は、古内さんによると、2年後とのこと･･････。
あ～、また瑞穂たちに会いたい！
また、今回も広島の鈴田競馬の実況はナイツの土屋さんにお願いしておりますが、
ＪＲＡ中央競馬の実況は、ダービーや有馬記念など、ビッグタイトルの数々を実況されている小林雅巳アナウンサーにお願いしております。
なんと、まるまる1回、1レースという回も！
小林さんの手に汗握る『リアル実況』が存分に楽しめます。
俳優部の熱演に加え、実況、効果音にいたるまで、今回も隅々まで『リアル』にこだわった、『蒼のファンファーレ』、どうぞお楽しみに！
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青春アドベンチャー『蒼のファンファーレ』
【放送】 ＮＨＫ‐ＦＭ 5月7日～18日（連続10回）
（月）～（金）よる 9時15分から 9時半
【原作】 古内一絵 【脚色】 池谷雅夫
【音楽】 川崎良介
【出演】
朝倉あき 東幹久 土屋伸之（ナイツ） 陰山泰
政岡泰志 永嶋柊吾 野村昇史 児島功一
蔵下穂波 澤田育子 古河耕史 羽場涼介
島崎裕気 山岸拓生 小山剛志 和泉ちぬ
ラヴェルヌ知輝 小林雅巳
【中国語指導】 古内一絵
【広島ことば指導】 建石翔太
【番組協力】 日本中央競馬会 地方競馬全国協会
さがけいば 船橋ケイバ 福山市農林水産課
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投稿者:スタッフ | 投稿時間:14:30 | カテゴリ：オーディオドラマ