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BSプレミアム『ダウントン・アビー4』に登場している実在のイギリス皇太子と恋人のお話

【このブログは、『ダウントン・アビー4』 2016年 総合テレビ初回放送時の内容を再編集し掲載しています。】

BSプレミアムで土曜の朝に放送している『ダウントン・アビー4』6月1日(土)はいよいよ第10回/最終回です。第9回で当時のイギリス皇太子とその恋人が登場しました。第10回では盗まれてしまった皇太子のラブレターが、伯爵家を巻き込んでいきます!

ところで、この実在した皇太子と恋人について、あまりご存知ではない方のために少しご説明させていただきますね。
ドラマに登場したイギリスのエドワード皇太子は、現君主であるエリザベス女王の伯父です。後に即位して国王エドワード8世になるも、離婚歴のあるアメリカ人女性のシンプソン夫人と結婚するために、わずか1年足らずで退位した「王冠を賭けた恋」と呼ばれる出来事で世界を騒がせた有名な人物です。「離婚歴のある~」と言いましたが、即位した時点ではシンプソン夫人の離婚はまだ成立していませんでした。皇太子のときに既婚者である夫人と出会い、ずっと交際を続けていたのです。

そしてドラマに登場した皇太子の恋人はフリーダ・ダドリーウォード(Freda Dudley Ward)。第9回の初登場シーンで「ダドリーウォード夫人」と紹介されていましたね。そう、こちらも「夫人」なんです。
皇太子は、さまざまな女性と浮名を流し、いろんなウワサがありました。ダドリーウォード夫人は、その中でも長く交際を続けていた恋人ですが、既婚者ですから、公になればもちろん王室の大スキャンダルです。しかし、皇太子の周辺の上流社会の中では公然の秘密だったようで、ドラマの中でもクラブで堂々と同席していたりしましたね。イギリス国内では王室への配慮などもあり、メディアが2人のウワサ(真実?)を伝えるようなことはなかったそうです。ところが、海を渡ったアメリカでは、いろんなウワサがゴシップ記事として書き立てられていたそうで、そんな違いがドラマでもさらっと描かれていました。
ダドリーウォード夫人に紹介されたアメリカ人のマーサは「知っているわ」と言い、夫人が不思議そうに「前にどこかで(お会いしましたか)?」と尋ねると、「いいえ新聞で見たのよ。単なるゴシップ記事だけどね。気をつけた方がいいわよ」と答えていましたね。このマーサの予言(?)が当たり、気をつけていなかった夫人は、皇太子との交際の証拠となるラブレターを盗まれてしまいました。王室スキャンダルの危機です!
 
ちなみに、皇太子のラブレターですが、手紙は実際に存在していました。1996年に、エドワード皇太子がダドリーウォード夫人に宛てた大量の手紙が発見されました。その内容は書籍にもなっています。『ダウントン・アビー4』の制作者たちは、当時この手紙が公になっていたらどうなっただろう、なんてことを考えながら、今回のエピソードを作ったのかもしれませんね。

『ダウントン・アビー4 華麗なる英国貴族の館』 
第10回/最終回 「恩返し」
BSプレミアム 2019年6月1日(土)午前8時30分
※放送予定は変更になる場合があります

投稿者:ぽこぺん | 投稿時間:17:00 | カテゴリ:海外ドラマ

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