NHKマンガ部

「マンガラブ」わたしのマンガベスト3 乃木坂46・生駒里奈(前編)

今回、マンガラブを語ってくれるのは、NHK紅白歌合戦に3年連続出場を果たした乃木坂46のメンバー・生駒里奈さん。乃木坂46きってのマンガ好きとして知られている生駒さんのアツ~いマンガトークをたっぷりと2週に渡ってお送りします!その前編となる今回は、ベスト3をイッキに発表します!

マンガにハマるきっかけは親友に勧められた1冊

——そもそも生駒さんがマンガを好きになるきっかけって何だったんですか?

生駒:両親もマンガが好きなので、物心つくころにはマンガを読んでいました。中学1年生の時に、その後に親友になるオタクの友達から『銀魂』(空知英秋)を勧められて読んだんですけど、世の中にこんなに面白いものがあったのかってくらい感動して、それが少年マンガにハマるきっかけでした。『銀魂』の主人公は騒がしくて、あまりヒーローらしくないのに、とても魅力的なんですよ。その時に感じた“少年マンガってこんなに面白いんだ!”っていう衝撃は、今でも忘れられないですね。

——その当時と今では、マンガの好みや感じ方は変わってきましたか?

生駒:変わってないです。今でも『週刊少年ジャンプ』は欠かさず読んでいますし、たまに前に読んでいた作品を読みたくなって読み返すこともあります。最近だと32巻もある『SKET DANCE(スケット・ダンス)』(篠原健太)という作品を1時間くらいで読み飛ばしました。

——32巻を1時間で!?それは早いですね!

生駒:何回も読んでいる作品なので、あのエピソードは何巻だっけと思い出して、読みたいシーンをピックアップして読んでいくんです(笑)。同じ話を何回も読むのが好きなので。

自分の忍道をはずれそうになった時に読み返す
『NARUTO‐ナルト‐』

——それでは、さっそくベスト3を選んでもらえますか?

生駒:ナンバーワンはやっぱり『NARUTO‐ナルト‐』(岸本斉史)ですね。私は“人生の教科書”と呼んでいるんですけど、主人公のナルトの考え方にすごく共感する作品です。ナルトは最初からセンスがいいわけじゃなくて、里のみんなから嫌われる存在だったんですけど、一生懸命努力して最終的には火影(里の長)になっていく物語なんです。落ちこぼれからちゃんと実力をつけて、みんなに認められていく姿が本当にカッコいいんです。

ナルトのセリフに、「オレが知りてーのは楽な道のりじゃねェ。険しい道の歩き方だ」っていう言葉があるんですけど、つくづくその通りだなと思うんです。楽をして、楽しく生きていきたいっていうのが人の本音だと思うんですけど、そうじゃなくて、険しい道の歩き方を知りたいって言えるところがカッコいいし、そういう人間に私もなりたいといつも思っています。そうしないと、やっぱり人には認められないと思うんです。時々、ちょっと自分の“忍道”をはずれそうになった時は、1巻からナルトを読み直して「これじゃダメだ!頑張ろう!」と思える作品なんです(笑)。

——たくさんマンガを読んできた生駒さんには難しい選択だと思いますが、あと2本挙げていただけますか?

生駒:……うーん、『黒執事』(枢やな)かな。中学生の時に悪魔モノの小説をいっぱい読んでいたんですけど、『黒執事』の世界観は私のド趣味なんです。ゴシック調の絵も綺麗だし、枢先生の描くお洋服のデザインがすごく好きで——。話も面白いですけど、どちらかというと画集を読んでいるような感覚で読んでいます。

マンガは絵に惹かれて買うものも多くて、『黒執事』の場合は1巻の表紙を見てすごく綺麗だなと思って買いました。登場人物もただ綺麗なだけじゃなくて、とてもユニークな人たちばっかりですし、作品力の強い一冊だなと思います。中学生の時に読み始めたマンガですけど、今も読んでいます。

——では、もう1作品をあげてください。

生駒:どうしよっかな……。『ぬらりひょんの孫』(椎橋寛)にします。悪魔だけじゃなく、妖怪も好きで、昔は水木しげるさんが描かれた「妖怪図鑑」をよく眺めていました。『ぬらりひょんの孫』に出てくる妖怪たちって、カッコ良かったり、可愛いかったり、キャラクターがとても魅力的なんです。ぬらりひょんっていう妖怪は、マンガでは頭の大きなおじいちゃんとして描かれることが多いんですけど、この作品ではルックスがすっごくカッコいいんですよ。それに、登場人物が妖怪なのに“任侠モノ”という発想も面白いんですよね。「であえであえ!」って百鬼夜行が出てきて、悪い妖怪を倒して人間を守るというストーリーも素敵です。ぬらりひょんの息子が奴良鯉伴(ぬら・りはん)といってすっごくカッコいいキャラクターなんですけど、中学生のころはキュンキュンしながら読んでました(笑)。少年マンガらしい展開で、バトルの描写もカッコいいんですけど、キャラクターのカッコ良さという点で特に魅力を感じる作品です。

——3本のマンガを挙げていただきましたが、どれもファンタジー要素を含んだ作品ですね。

生駒:基本的にファンタジーマンガが好きなんです。もともと妖怪が好きなので、『鬼灯の冷徹』(江口夏実)という地獄の鬼の話とか、現実にはいない生き物たちが登場する作品はよく読みますね。

——ほかには、どんなファンタジーマンガを読んできました?

生駒:少しグロい作品ですけど『pupa(ピューパ)』(茂木清香)とか。あとは……ちょっと現実的な話かもしれないですけど『デビルズライン』(花田陵)なんかも。これは吸血鬼と人間の恋の話なんですけど、日常生活の中に何か違う要素が入ってくる作品はすごく惹かれます。あと、『神様はじめました』(鈴木ジュリエッタ)も好きですよ。これは少女マンガなんですけど、少女マンガを読まないっていうわけじゃないんです。青年マンガだと、『東京喰種トーキョーグール』(石田スイ)も好きな作品のひとつです。

——生駒さんのマンガトークはまだまだ続きます!

<生駒里奈(いこま・りな)>
乃木坂46メンバー。1995.12.29 秋田県出身。2011年乃木坂46の1期生オーディションに合格。2012年2月乃木坂46の1stシングル「ぐるぐるカーテン」でセンターに抜擢。以降現在まで選抜メンバーとして活躍。グループとしての活動の他、ドラマ、バラエティ、映画、舞台、CMなど活躍の場は広い。

インタビュー・構成:どーも、マンガです。編集部