スクラップ・アンド・ビルド

ドラマのみどころ

スクラップ・アンド・ビルド

この人生を、再構築したいんだ。

主人公の健斗(28)は無職。仕事を辞め、無為な日々を送っている。
同居している87歳になる要介護の祖父は、年齢からすれば健康体だが、体が思うようには動かず、口癖は「もう死んだほうがよか」。
そんな祖父にへきえきとする健斗だが、ある時、「やがて来る死を待つだけなら、早めに死にたくもなるのでは」、と思い始める。
祖父が望む安らかな尊厳死を迎えられるよう、過剰なくらい手厚く介護して弱らせてあげようというヘンテコな決意が健斗の心に生まれ、やがて祖父との奇妙な介護の攻防戦(?)が始まる。

果たして健斗はどのように人生を再構築するのか? 現代を鮮やかに写し取り、ドラマは展開する。

スクラップ・アンド・ビルド

演出のことば

…川野秀昭

世の中では途方もないことが起きていて、現実世界の方が仮想の世界(VR)よりよっぽどリアリティがない時代です。職を失ったり、居場所がなくなったり、自分の思っていた理想の生活とは違う、こんな世界から逃げ出し、ごまかせるならごまかして生きていきたい。そんな状況で生きる人間は、現実にうまく対応しきれなくなり、意識の中で「正常な部分」と「正常でない部分」が入り混じってしまうのではないでしょうか。
焦りを感じて生きる主人公が、自分の中の迷路的な状況と、どのように向き合い、どうやって自分の意思で人生を変えられることを見つけるのか。ぜひお楽しみください。

制作にあたって

…制作統括 谷口卓敬

羽田圭介さんの原作を初めて読んだ時の衝撃は鮮やかでした。さまざまな読み取り方ができる小説でありながら、そこにはひとりの人間が未来を模索し、それを探り当てようとする姿がとても力強く描かれていると思えたのです。このドラマを制作することは、原作の核心にあるものがいったい何かという問いにたいして、わたしたちスタッフからひとつの答えを出してみることでした。その答えであるこの作品を、ぜひ多くの方々にご覧いただき、お楽しみいただきたいと思っています。羽田さんから脚本を高く評価していただいたことはとても嬉しい記憶として残っています。

番組情報/制作スタッフ

【放送予定】
2016年12月17日(土)放送
総合 よる9時から10時13分(73分)

【出演】
柄本佑 山下リオ 浅香航大 秋元才加 浅茅陽子 山谷初男 ほか

【原作】
羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」

【脚本】
香坂隆史

【音楽】
サンガツ

【制作統括】
谷口卓敬(NHK大阪放送局)

【プロデューサー】
長谷知記(NHK大阪放送局)

【演出】
川野秀昭(NHK大阪放送局)

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