|
|
「再生の町」に寄せて 「再生の町」は、財政破綻に直面した一地方都市を再生させるために奮闘する、市役所職員たちの姿を描いた物語です。一方、このドラマには、「一度、人生に打ちのめされた中年男の復活劇」という、もうひとつのテーマがこめられています。 プロフィール 1966年生まれ。神戸市出身。 ![]() |
![]() レコーディングを終えて 財政破綻した町からの再生・・・ プロフィール 1958年生まれ。東京在住。 |
今回、厳しい現実を描いたこのドラマに、どんな曲がふさわしいだろうかと思案していたところ、シンガーソングライターの川江美奈子さんが素晴らしい曲を贈ってくれました。 “宝物はただひとつだけ いつもならレコーディングの際に特定の対象を意識することはないのですが、今回、ごく自然に娘のことを思いながら歌っている自分がいました。 母として、娘の未来を守っていきたい… そうした思いをこの曲の中で素直に表現できたことをとても嬉しく思います。 プロフィール 1963年宮崎県出身。CMやファッション誌、ドラマ等で活躍する中、1986年シングル「黄昏のモノローグ」で歌手デビュー。以降、シングル「PIECE OF MY WISH」「瞳がほほえむから」など等身大の歌詞と透明感溢れる歌声で数々のヒット曲を発表、中でも1996年のシングル「PRIDE」は160万枚を超えるミリオンセラーとなり、男女問わず幅広い層からの絶大な支持でトップシンガーとしての地位を確立する。父親譲りの生粋のジャズ・ファンでもあり、近年ではポップス界のみならず、JAZZTRONIK、島健、大野雄二など、様々なアーティストとのコラボレーションを繰り広げてきた。 ![]() |
大学卒業以来勤めてきた横浜の老舗デパートが買収され、職を失った主人公・高岡駿馬、40歳。母の介護という事情もあって、故郷・大阪府なみはや市に妻・樹と共に戻り、亡き父が勤めていた市役所に再就職を果たす。平穏な第二の人生が送れると思っていた矢先の2007年3月。市の財政危機が発覚し、水元市長が急遽立ち上げた「財政再建プロジェクトチーム(PT)」の一員として、駿馬は召集される。民間企業での経験に白羽の矢が立ったのだ。 |
放送にあたって「名もなく、感謝もされず、それでも粛々と職務を遂行する…。市民に奉仕すること、それがわしら公務員の責任や」このドラマに登場するセリフです。「再生の町」は、財政破綻寸前の「ふるさと」の再建に取り組む公務員たちの奮闘を描く物語です。彼らは、医療や福祉といった行政サービスに頼るしか生きる術がない困窮した市民たちの厳しい現状を目の当たりにして、自らを犠牲にしても市民の幸せのために力を尽くすことを決意します。このドラマでは、そうした「損得ではない、人を思いやる気持ちの尊さ」を描きながら、安心して命を育み、次の世代に引き継いでいける「ふるさと作り」のあり方を模索していきます。「ふるさと作りに本当に必要なものは何なのか?」「ふるさと作りのために一人一人ができることは何なのか?」なかなか答えを出すのは難しいですが、このドラマを通じて視聴者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 |
演出にあたって昨年の11月末、この番組の取材で北海道夕張市をたずねました。週末にも 関わらず町に人はまばらで、「財政破綻」の現実を目の当たりにする一方、お話をうかがった若手の市職員や市民の方々の明るさに、「再生」へのヒントを感じ取りました。その帰路、関西国際空港に降り立つ際に見た大阪の夜景はとても輝いていました。しかし、この光の下に暮らす人々は、自分の町の「危機」が、そこまで迫っていることにまだ気づいていない…。その時の思いを胸に、素晴らしいキャストのお力を借りて、番組を作り上げました。このドラマを多くの方にご覧いただき、自分の住む町、家族の暮らす故郷、それぞれの大切な場所の未来に、思いを馳せていただければ幸いです。 |


