「風に舞いあがるビニールシート」UNHCR――国連難民高等弁務官事務所。世界中の紛争や迫害によって難民となった人々を保護し、難民問題解決に向けて活動する国連の機関――。 UNHCR東京事務所で働く若き日本人女性を主人公とした同名の短編小説を原作に、 |
【原作者のことば…森絵都】国連職員というと、どこか遠いところにいるエリート集団をイメージしがちですが、もちろん彼らは集団ではなく個として存在し、私たちと同様に欲情もすれば失恋もします。そんな人間臭さを描くことができたらと思いつつ原作を書きました。ドラマ版はその一人一人の個性をより深く掘りさげ、UNHCRや難民問題をぐっと身近に感じさせてくれる内容に仕上がっています。オリジナルの肉付けも素晴らしく、何度も胸を打たれました。恵まれた映像化でした。ありがとうございました。 |
【脚本家のことば…宮村優子】「お金より大事なものをもって生きている――」 直木賞受賞作、と大きく記された原作書の帯に、この謳い文句を見つけたとき、なによりまずすさまじい敗北感におそわれた。すみません、出直してきます、という感じ。それはわたし自身が毎日を、生活費を稼ぐことだけに汲々として暮らしている人間に他ならないから。 |
【演出にあたって…岡田 健】 このドラマはUNHCRで運命的な出会いをした新入社員の里佳と難民支援を続けてきたアメリカ人のエドとのラブストーリーから物語は始まります。やがてエドは里佳の前から去ることになってしまうのですが、エドとの出会いは里佳の生き方を大きく変えることになります。 |
【制作にあたって…遠藤理史】
難民支援。その言葉からなんとなく「ボランティア精神で難民を支援する団体」を想像していた私は、本物のUNHCRスタッフとお目にかかって自分が完全に間違っていたことを思い知らされました。彼らはれっきとした支援のプロであり、想像以上に現実的で、ドライで、そして想像以上に熱い心の持ち主だったのです。そのショックが、このドラマの方向性を決めました。 |
【制作スタッフ】[制作統括] 遠藤理史 |
