「足尾から来た女」おもな登場人物

新田サチ ...尾野真千子

新田サチ
 ...尾野真千子

谷中村の娘。鉱毒による病で母を失い田畑の作物も育たない中、福田家に家政婦として派遣される。だが警察組織からスパイ活動を命じられ、悩むように。農民の娘らしい大地に根差した優しさと逞しさを持つが、読み書きできないことに密かにコンプレックスを感じている。

田中正造 ...柄本明

田中正造
 ...柄本明

生涯をかけて足尾銅山鉱毒事件を追及した政治家。衆議院議員としての国会での政治活動や明治天皇への直訴後、谷中村に戻って農民たちの先頭に立ち、国の立ち退き命令に対して徹底抗戦を行う。サチの良き理解者であり、渡良瀬川で拾った石をサチに託す。

福田英子 ...鈴木保奈美

福田英子
 ...鈴木保奈美

社会活動家。19歳にして自由民権運動に身を投じ入獄、一躍「東洋のジャンヌ・ダルク」と呼ばれる。サチには教育の大切さを教えようとする。武士の娘らしい誇り高き性格で正造の谷中村闘争にも同情し、惜しみなき支援を行う。

石川三四郎 ...北村有起哉

石川三四郎
 ...北村有起哉

若き社会主義者。恋人である英子の支援の下、集会では鮮やかな弁舌をふるい、平民新聞等で活発な執筆活動を行っている。純粋な心を持つサチに興味を持ち、アプローチをかける。

影山楳子 ...藤村志保

景山楳子
 ...藤村志保

英子の母。幕末から明治期の岡山で女性への教育活動を熱心に行う。官憲からの圧力を受けつつも、常に英子を母として支えてきた芯の強さを持つ。サチに読み書きを教えようとする。

新田信吉 ...岡田義徳

新田信吉
 ...岡田義徳

サチの兄。正造の下で谷中村の闘争に身を投じていたが、日露戦争の際に銅山の銅による銃弾が自身を助けたことに悩み、やがて正造と村を裏切って県の側につくことになる。

石川啄木 ...渡辺大

石川啄木
 ...渡辺大

歌人。小説家を目指すもまったく売れない困窮の中で、同じように悩みを抱えるサチと出会う。

日下部錠太郎 ...松重豊

日下部錠太郎
 ...松重豊

警察の高級官僚。社会主義者達を取り締まるべく、言葉巧みにサチにスパイを命じる。

原敬 ...國村隼

原敬
 ...國村隼

明治~大正期の政治家で、「平民宰相」と呼ばれる。一方で足尾銅山の副社長を務めるなど、現実主義者の顔を併せ持つ。サチと運命的な出会いをする。