岐路に立つ中国の漁村 ~乱獲の果てに~

  放送:3月13日(日) 22:00~22:49
 再放送:3月17日(木) 18:00~18:49

昨秋、中国の漁船が日本の排他的経済水域のすぐ外側の北太平洋上で、サンマ漁を行っていることが報じられ、注目を集めた。なぜ、はるばる中国から漁船がやってくるのか? 実は長年、漁場にしてきた東シナ海で魚が獲れなくなっているというのだ。経済発展とともに中国での魚の消費量は、世界の食用魚介類の35%を占めるまでに急増。その旺盛な消費を満たそうと乱獲が行われたことが原因とみられている。漁師たちは、魚が獲れる遠洋まで足を延ばして、何とか水揚げを維持してきたが、このところ燃料費もまかなえない状態に陥っているという。中国の漁業の中心地のひとつ浙江省では、多くの漁師が廃業に追い込まれ、観光業など他の仕事に転職するケースも出始めている。中国の漁村は生き残れるのか? 岐路に立つ浙江省の漁村を取材し、東シナ海が直面する漁業問題を浮き彫りにする。