アメリカ 相次ぐ黒人デモの深層

  放送:2月14日(土)22:00~22:49
 再放送:2月18日(水)17:00~17:49

アメリカ中西部の町、ファーガソンで黒人少年が警察官に射殺された事件に端を発した黒人の抗議活動は200近い町に広がり、いまだ収拾のめどはたっていない。そのなかで今、警察と黒人とが最も厳しく対立し、社会問題となっているのがニューヨークだ。2013年から市政を預かる白人・デブラシオ市長(妻は黒人)は、黒人側に寄った発言を繰り返し、市警と対立。12月末には、黒人男性により警官2人が射殺される事件にまで発展した。警官組合は、市長の態度が招いた結果だと憤る。財政難により警察の予算は削減され、制服警官の数が減る中で、NYの安全を身体を張って守っているという自負が警察官たちにはある。黒人やヒスパニック層の貧困には光があてられているが、或る意味では警察の側も、拡大する格差社会の下層に位置するのだ。1964年の公民権法の制定からちょうど半世紀、なぜ今、黒人と警察との確執がここまで激しくなるのか、そして、人種間の対立・分断は、果たしてどこへ向かうのか?ニューヨークを舞台にNY市警や市民グループの動きを中心に取材し、アメリカの行く末を探る。