イスラエル 揺れる“共存”の村

  放送:1月10日(土)22:00~22:49
 再放送:1月21日(水)17:00~17:49

2000人もの犠牲者を出したガザ紛争。停戦から4ヶ月たった今も、イスラエル国内では紛争の火種がくすぶり続けている。反アラブ感情の高まりと、憎悪犯罪の多発だ。イスラエルには全人口の20%、約140万人のアラブ系住民が存在する。いま、彼らに対し、乗車拒否や不買運動などが起こり、ヘイトスピーチや、リンチまで横行しているのだ。その象徴が、エルサレムの西にあるアブゴッシュ村だ。1947年第一次中東戦争のとき、アラブ系村長が断固として中立を保ったことから、ユダヤ人側も村の伝統を尊重するようになり、共存の象徴といわれてきた。しかしいま、村の雰囲気は一変した。番組では、アブゴッシュ村を舞台に、イスラエルの反アラブ感情の高まりを徹底取材、ユダヤ教原理主義の台頭、進むアラブ人の同化という相反する二つの大きな変化をとらえていく。そこから浮かび上がるのは、宗教国家か、民主国家かで揺れる“イスラエル自体の葛藤”でもある。