叫びをあげたW杯の町
 ~ある教師が見つめたブラジルの今~

  放送: 1月18日(土)22:00~22:49
 再放送: 1月26日(日)11:00~11:49

2013年6月、ブラジルで大規模な民衆のデモがあった。スローガンは「ワールドカップ中止」。サッカー王国の国民がW杯中止を叫ぶ姿に世界中が驚いた。深刻なのは、デモの参加者が教職員や工場労働者など、社会の中核を占める中間層の人々であること。世界第6位の経済大国になり、労働党政権は貧困層へ手厚い施策を施してきたが、富むこともなく手厚い補償をも受けていない中間層は、急な物価上昇(年6%)に収入が追いつかず、苦境にある。生活に必要なインフラ整備や教育、医療面の改善は、豪華スタジアム建設の陰で置き去りのままだ。街頭で声を上げる「普通の市民」の暮らしを見つめ、W杯直前、曲がり角にたつブラジル社会の今をみつめる。