子どもたちの声が聞こえますか
 ~ロシア・孤児たちの冬物語~

  放送:12月28日(土)22:00~22:49
 再放送: 1月04日(土)17:00~17:49

厳しい冬を生き抜くために、駅や廃墟となったビルに暮らす子供たち。ロシアで孤児が急増している。その数65万人、20年前の9倍だ。背景にはプーチン政権が進める急速な市場経済化がある。失業者が増え、貧困層が拡大。アルコールや麻薬に溺れ、子どもの親権を失う親が増えているのだ。去年、政治的な理由でアメリカへの養子縁組を禁止にしたことも孤児の増加に拍車をかけた。野党や市民からの強い反発を受け、政権は養子の受け入れ先に資金援助する制度を始めたが、今度は金目当てに養父母になる者が現れ、支給金を受け取った後に孤児を捨てるケースが頻発した。孤児を救おうと立ちあがった人々を通して、ロシアの今を見つめる。