難民に揺れる島 ~ギリシャ・レスボス~

  放送: 7月 6日(土)22:00~22:49
 再放送: 7月 7日(日)15:00~15:49

「アラブの春」以降、トルコの沿岸に近いギリシャ領の島々にアラブ系の不法移民が押し寄せている。最近多いのが内戦が激化したシリアからの避難民だ。島にたどり着いた人々は難民として認定される者と出国命令を受ける者に分けられる。しかし、出国命令書があれば、出国期限まで再逮捕されないので、その間に、アテネをはじめ、ギリシャ国内を自由に移動することが可能となる。難民たちが最も多く押し寄せているのが、人口10万のレスボス島だ。避難民をめぐってギリシャでは、移民排斥を唱える極右勢力と、人道上の立場から、難民を支援するNGOの対立が先鋭化、波紋が拡がっている。シリアで生きることが困難となり、国を脱出する難民たちと、深刻な経済危機の中で、難民の最大の窓口とならざるをえないギリシャ。番組では「欧州への入り口の島」レスボス島を舞台に、アラブの動乱が「欧州」に投げかける波紋を見つめる。