2013年3月放送分

活躍!ドイツ海賊党 ~ネット世代の政治のゆくえ~

  放送: 3月 3日(日)12:00~12:49
 再放送: 3月 4日(月)00:00~00:49
      〔3日(日)24:00~〕
再々放送: 3月 8日(金)18:00~18:49

今ドイツで、ネット世代の若者を中心に結党された「ドイツ海賊党」が躍進している。党員は3万5千人と急増、去年の世論調査では緑の党を抜き3位となった。彼らの主張は「ネットの自由」と「政治の透明化」。時代の変化に即応できる流動的な「液体民主主義」を目指しているという。党大会や会議はすべてオープンにし、その模様はネットを通じて同時中継している。しかし、経済・外交に関しては特段の政策がない。財源の裏付けがないまま「全国民に最低保障を」と主張するなど単なる「ポピュリズム」との批判もある。ドイツ地方選挙を戦う「海賊党」に密着、世界的にも注目される若者の政治参加の可能性を探る。

原子力“バックエンド”最前線 ~イギリスから福島へ~

  放送: 3月 9日(土)22:00~22:49
 再放送: 3月10日(日)12:00~12:49
再々放送: 3月15日(金)18:00~18:49

はたしてこれから何十年かかるかも分からない東京電力福島第一原子力発電所の事故処理。東京電力や経済産業省では、諸外国の技術や知見も導入しなければ、この未曽有の事故処理に対応できないとして、その導入計画を進めている。なかでもイギリスは、1957年にレベル5の原子炉事故を起こし、その処理が未だに終了しておらず、他にも様々な事故処理や廃炉といった、いわゆる原子力の「バックエンド」の課題を「先進的」に抱えており、政府や企業などが一体となった機構の創設や、新技術の積極的な開発に苦心してきた。その姿は、福島の事故処理の「これから」に重なり、その技術が今年福島に導入される予定である。「事故処理先進国」イギリスの原子力“バックエンド”最前線をルポする。

電動三輪車で飛躍せよ ~フィリピン 新市場をめぐる攻防~

  放送: 3月16日(土)22:00~22:49
 再放送: 3月17日(日)11:00~11:49
再々放送: 3月22日(金)18:00~18:49

2015年の経済統合により、6億人の巨大市場となるASEAN。そこで今、フィリピンが取り組む一大プロジェクトが注目されている。庶民の足トライシクル(三輪タクシー)のEV(電気自動車)化だ。これまで自動車産業などで、タイなど他のASEAN諸国に大きく遅れを取ってきたフィリピン。経済統合後の競争を生き抜く新たな輸出産業として、国内にEVの生産拠点を築きたいというねらいがある。トライシクルのようなニッチな分野を突破口にすることで、遅れてきた新興国が国際市場で渡り合う新たなモデルとなるか、プロジェクトの成否が注目されている。日本から複数の中小企業も参入し、動き出した「EV革命」。その現場を追い、取り組みの現状と課題を検証する。

シリア ある家族の戦争

  放送: 3月30日(土)22:00~22:49
 再放送: 3月31日(日)12:00~12:49

アラブの春から2年がたった今も、激しい内戦が続くシリア。圧倒的な軍事力を持つアサド政権に対して、反政府勢力は多くの犠牲者を出しながらも、地を這うようなゲリラ戦を続けている。その執念の背景には「アラブの春」以前から政府の弾圧に抵抗を続けてきた、無数の家族の「血の歴史」がある。番組では、激戦地の様子を撮影して、海外に配信する反体制派のメディアマン、モハメド・カブソ(26)と、亡命先から息子を支援する父・アブデルラーマン(58)を中心に、30年にわたる一族の戦いの系譜をたどる。