2013年2月放送分

ミャンマー メディア大改革 ~報道の自由は実現できるか~

  放送: 2月 2日(土)22:00~22:49
 再放送: 2月 3日(日)12:00~12:49
再々放送: 2月 8日(金)18:00~18:49

軍事独裁が終わり、民主化が進むミャンマー。去年8月、半世紀近く続いてきた新聞や雑誌の事前検閲がついに廃止され、言論統制が大幅に緩和されると期待が高まっている。週刊新聞「ボイス」は、この機に、鉱山開発で環境汚染が発生していると開発を手がける企業に抗議する地元住民の取材に着手した。取材を開始後、デモを行う住民を警察が強制排除し、何人ものけが人が出る事件に遭遇。当局の強引な姿勢を告発する記事を発表した。しかし、「ボイス」編集部は、このまま取材を進めれば当局の怒りを買い、記者の安全が脅かされかねないという雰囲気を感じている。言論の自由を勝ち取り、ミャンマーの民主化を進めようと奮闘するミャンマーのメディアの闘いの現場を追う。

香港 さまよえる貧困高齢者たち

  放送: 2月16日(土)22:00~22:49
 再放送: 2月17日(日)11:00~11:49
再々放送: 2月22日(金)18:00~18:49

今、香港が高齢者の貧困問題で揺れている。香港の高齢者95万人のうち、3人に1人が月額2万円以下で生活している。貧困高齢者の数は97年の香港返還以降、ほぼ倍増。その背景には、中国本土との経済力の逆転がある。中国の経済発展と反比例するように、香港の製造業は空洞化、多くの工場労働者が低所得に追い込まれた。一方、貧困高齢者の激増とは裏腹に、今や香港は世界一の長寿国である。女性の平均寿命86.7歳、2011年、日本を追い越して男女とも世界一となった。皮肉にもこのことが貧困高齢者の増加に拍車をかけている。かつて香港には、現役時代、資産を貯め込み、老後は物価の安い大陸で余生を過ごすという、人生モデルがあった。それが香港の優位性が失われ破綻、貧困のまま香港にとどまらざるを得なくなった。香港の高齢化社会の影を検証する。