2013年1月放送分

ヒトも文化も我が国へ ~カタールの世界戦略~

  放送: 1月05日(土)22:00~22:49
 再放送: 1月06日(日)12:00~12:49
再々放送: 1月11日(金)18:00~18:49

2011年、セザンヌの「カード遊びをする人々」が、2億5000万ドルという美術史上最高値で落札された。落札者はカタールの王族と見られている。今や英国の高級デパート・ハロッズも、フランスの高級ホテルも、イタリアの高級ブランド・ヴァレンティノもみなカタールの所有物。モノだけでない。米国のノーベル賞科学者、世界的心臓外科医、著名な社会学者…世界一流の人材が一気にカタールに流出している。カタールは今、世界中の最良なモノや人材を豊富なオイルマネーをバックに買い集めている。文化、教育、医療、芸術…。10数年前まで砂漠の小国に過ぎなかったカタールで今、何が起きているのか?番組では、歴史上類を見ないカタールの国家戦略に着目し、中東の小国が国際社会で生き残るための思惑をひも解いていく。

映像記録 市民が見つめたシリアの1年

  放送: 1月12日(土)22:00~22:49
 再放送: 1月14日(月)17:00~17:49
再々放送: 1月18日(金)18:00~18:49
総合テレビ 1月28日(月)00:10~00:59
  再放送: [27日(日)24:10~ 一部地域は別番組]

2011年、中東各国で巻き起こった「アラブの春」。シリアでは、アサド政権の政府軍と反政府勢力による泥沼の内戦へとエスカレート。国際社会が有効な手を打ち出せない中で、死者は6万人を超えた。そして、いま、この瞬間も市民の命と暮らしが脅かされ続けている。シリアで一体何が起きてきたのか。NHKは、シリアの現実を世界に伝えて欲しいという市民たちから貴重な映像を託された。無差別虐殺の実態、各地で続く激しい戦闘、死と隣り合わせの中で増幅する市民の恐怖、憎悪、そして壊れていく人と人との絆…。シリア国内にとどまる複数の市民が1年間に渡ってデジタルカメラで撮影した映像記録。市民カメラマンの目を通して、知られざるシリアの現実を見つめる。

毛沢東の遺産 ~激論・二極化する中国~

  放送: 1月19日(土)22:00~22:49
 再放送: 1月20日(日)16:00~16:49
再々放送: 1月25日(金)18:00~18:49

11月15日、中国共産党は習近平を総書記とする、新指導部を選出した。しかし、この直前に起きた大規模な反日デモで、大きな話題となったのは、毛沢東の肖像画を掲げ愛国を叫んだ集団であった。没して36年、いまだ人々の間に生き続ける毛沢東。“新左派”と呼ばれる毛沢東を崇拝する若者たちの数は、低所得者層を中心に増え続けている。一方で毛沢東時代を生き抜いて苦労を重ねた古い世代や、民主化を叫ぶ“自由主義者”たちも広がりを見せ、世論を二分している。中国・河南省鄭州に、17年も続く独特の“思想サロン”がある。ここには、世代、思想信条を超えて、多くの論者が集まり、今日の中国社会に噴出する問題について、口角泡を飛ばす。番組では10年ぶりに指導者が交代する中国の転換期に、毛沢東の評価と、中国の進むべき道をめぐって、思想サロンで繰り広げられる激論を中心に、今日の中国社会に生きる人々の本音を探る。