2011年12月放送分

自由化を迎え撃て ~韓国 農村改革のゆくえ~

  放送: 12月10日(土) 0:00~ 0:49
 再放送: 12月11日(日)18:00~18:49
再々放送: 12月16日(金)18:00~18:49

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への交渉参加について議論沸騰の日本。特に農業が大きな影響を受けると反対の声は強い。各国と貿易自由化をすすめ、順調な経済成長を続けてきた韓国でも、農業に関しては日本と同じく小規模・高齢化など多くの問題を抱えている。その韓国で、農業の変革をめざして、国が牽引役となって新たな活動が始まっている。競争に勝つためのスローガンは『強い農家の推進』。可能性のある農家に集中投資しようとしているのだ。しかし、伝統的な農業を壊してよいのかと反対の声も根強い。改革の真っ直中にある韓国の農村を取材、その行方を見つめる。

中国 アフリカンタウン ~巨大市場をめぐる攻防~

  放送: 12月17日(土) 0:00~ 0:49
 再放送: 12月23日(金)18:00~18:49

広東省広州市。中国の貿易総額の30%を担うこのメガシティの一角で、アフリカ系住民10万人が暮らすアフリカンタウンが急激に膨張している。中国の対アフリカ貿易額は今や年間1300億ドル。アフリカ各国から流入する貿易商が急増、安価な物資を買い求め、激しい争奪戦を繰り広げている。衣料品から、電化製品、バイク、鉱物資源まで、ありとあらゆるものが取引されるアフリカンタウンで、中国のグローバル化の潮流を見る。

~シリーズ ソ連邦崩壊から20年~
 “英雄” たちのその後 ~ロシア民主化 20年の苦悩~

  放送: 12月24日(土) 0:00~ 0:49
 再放送: 12月25日(日)18:00~18:49
再々放送: 12月29日(木)13:00~13:49

1991年8月、ソ連崩壊の渦中で勃発した共産党保守派のクーデター。徹底抗戦を訴えるエリツィンを勝利に導いたのは、名も無き“英雄”たちだった。鎮圧を命じられた戦車隊長は、軍令に背いて反クーデターに参加。ジャーナリストたちは、厳しい報道規制のなかで市民に事実を伝えた。動乱のさなかで彼らは何を決断し、その後どのような運命をたどったのか。ソ連崩壊と、混乱の20年をふりかえる。

~シリーズ ソ連邦崩壊から20年~
 ロンドングラード ~プーチンとロシア人富豪たち~

  放送: 12月26日(月)23:00~23:49
 再放送: 12月29日(木)14:00~14:49

次期大統領への就任を確実のものにしたウラジミル・プーチン。国家資本主義とも形容される国内主要産業への強権的な統制で、権力を拡大・維持してきた。しかし経済界との密着ぶりは批判の対象となり、対立した経済人の中には国外に逃亡した者も少なくない。現在、経済的にロシアとの関係が深いロンドンには親政権・反政権の亡命者など双方のロシア人が多く暮らしている。そのロンドングラードの富豪たちを取材、プーチンの支配の元にあるロシアを見つめる。

~シリーズ ソ連邦崩壊から20年~
 アフガン帰還兵の20年 ~ある盲目弁護士の闘い~

  放送: 12月27日(火)23:00~23:49
 再放送: 12月30日(金)13:00~13:49

死傷者10万人という犠牲を払い、ソ連崩壊の一因ともなったアフガン戦争。豊かな生活を約束され戦場に向かった兵士たちを待ち受けていたのは、支援の打ち切りなど厳しい現実だった。多くの帰還兵が生活に苦しみ、社会から疎外されていった。戦争で視力を失いながら、ウクライナに帰国後、苦学の末弁護士となったセルゲイ・ステパネンコさん(51)は、そんな戦友たちの救済に立ち上がる。「アフガン帰還兵の会」という互助組織を運営し、無報酬で帰還兵たちの相談に乗るステパネンコさんの活動を通して、連邦崩壊後の社会を見つめる。

~シリーズ ソ連邦崩壊から20年~
 光なき孤児 ~東欧の小国の悲劇~

  放送: 12月28日(水)23:00~23:49
 再放送: 12月30日(金)14:00~14:49

子どもの3人に1人が親と離れて暮らす国がある。旧ソ連の構成国だった東欧の小国モルドバだ。独立から20年、ソ連の経済圏に組み込まれていた産業が崩壊し、国民一人当たりの月収が100ユーロという、ヨーロッパ最貧国に転落した。貧困にあえぐ人々は、不法な手段で海外に出稼ぎに出てしまい、モルドバに戻ろうとはしない。国は残され孤児となった子どもの教育にまで手が回らず、外国人との養子縁組を推進するまでに追い詰められている。孤児問題を通し、ロシアからもヨーロッパからも見捨てられた国・モルドバの現在を見つめる。