2011年10月放送分

伊方原発 問われる"安全神話"

  放送: 10月1日(土) 0:00~ 0:49
 再放送: 10月2日(日)18:00~18:49

"フクシマ"によって崩壊することになった原発の安全神話。その神話が形作られていくきっかけとなったのが、四国電力の伊方原子力発電所の安全性を巡って30年近く争われた裁判である。当時、四国電力で原発設置を担当したある技術者は、裁判後、徐々に社内で蔓延していく「絶対安全」に対して、異論を訴えたが黙殺され続けてきた。裁判資料を読み解くと、地震のリスクなど専門家の調査結果が無視されている部分も多い。第2のフクシマは防ぎたいと、今でも原発の危険性を訴える技術者の思いを軸に、現在でも"安全神話"が続く原子力発電の現場を見つめる。

"中国の妊婦"は香港をめざす

  放送: 10月22日(土) 0:00~ 0:49
 再放送: 10月23日(日)18:00~18:49

香港で今、中国本土からやってくる、大きなおなかを抱えた若い妊婦が急増している。去年、香港で生まれた本土出身の妊婦の子供は過去最大の4万人に上り、香港の新生児数の半数を占めるに至った。あまりの数の多さに、地元の妊婦は「病院に予約できない」と不満の声を上げている。香港政府は今年4月、永住権のない妊婦の予約を公立病院で受け付けないと発表した。一方で、中国本土からの妊婦は、ビジネスチャンスをもたらす「上客」だ。民間病院は病床を増やし、出産の仲介業に参入する業者も現れ始めた。なぜ、中国の妊婦たちは、香港をめざすのか。番組では、中国本土出身者の「出産ラッシュ」を通して、変貌する中国と香港の今を描く。

凱旋門にかける夢

  放送: 10月29日(土) 0:00~ 0:49

競馬の世界最高峰の戦いの舞台、フランス凱旋門賞に、今年も3頭の日本馬が挑戦、初めての優勝をめざす。ここ数年、この歴史あるレースに異変がおきている。中東のカタールがスポンサーとして名乗りをあげ、オイルマネーを駆使して、優秀な競走馬を獲得しようとうごきだしているのだ。凱旋門賞を制すると将来、種馬としての価値は数十倍に跳ね上がるといわれている。アジアの競馬大国、日本勢としても、なんとかしてこのタイトルを手に入れ、アラブに対抗していきたい構えだ。レースの3週間前からパリに現地入りし、馬を最高のコンディションに仕上ようと取り組む日本勢に密着し、凱旋門賞の裏側で繰り広げられる男たちのドラマを取材する。