2011年9月放送分

~シリーズ 9.11から10年~
あの時 800人の声 ~9.11 アメリカ市民の記録~

  放送: 9月 6日(火)21:00~21:49
 再放送: 9月10日(土)16:00~16:49

同時多発テロ事件の翌日、アメリカ議会図書館から全米の民俗学者に一斉メールが発信された。テロ事件で今、普通の市民が何を感じ、この国についてどんな気持ちを感じているのか、声の記録を集めてほしいという依頼であった。この結果、各地からおよそ800人のインタビューが届いた。番組では、議会図書館に保管された800人の声の記録から、当時の草の根のアメリカの人々の「気持ち」を再現するとともに、収録された声の主を訪ね、この10年がアメリカの人々の心に何をもたらしたのか、何が「伝承」されるのかを検証していく。

~シリーズ 9.11から10年~
アメリカン ムスリム ~憎しみの連鎖は止められるか~

  放送: 9月 7日(水)23:00~23:49
 再放送: 9月10日(土)17:00~17:49

ミシガン州・ハムトラミックはアメリカで唯一イスラム教徒に礼拝を呼びかけるアザーンが鳴る町。1日5回、アザーンがスピーカーを通し大音量で町全体に流れる。住民2万人余りのおよそ半数をイスラム教徒が占めるこの街には、イスラムに寛容であることから更に多くのイスラム教徒が住みついている。中東での「革命」をきっかけに、揺れ動くアメリカン・ムスリムの街に密着。全米で数百万ともいわれるイスラム教徒はアメリカ社会と共生できるのか、その動きを探る。

~シリーズ 9.11から10年~
監視社会への道 ~愛国者法とアメリカ~

  放送: 9月10日(土) 0:00~ 0:49
 再放送: 9月11日(日)18:00~18:49

9.11同時多発テロを受けてアメリカで成立した「愛国者法 (Patriot Act)」。テロとの戦いのため、政府の国民への監視権限を大きく認める法律だ。今、アメリカ政府はこの法律を盾に、プライバシーや言論の自由を次々と制限、電話の盗聴やEメールの傍受を認めるなど、ITや最先端技術を駆使した国民への監視体制を築いている。番組では、最先端技術を駆使し、アメリカ国民の監視を行う諜報企業や元国防省の分析官、監視対象者の支援団体などの取材を通し、愛国者法を傘に、国民への監視を進めるアメリカ政府の実態を追う。

フクシマの衝撃 ~フランス・揺れる国境の原発~

  放送: 9月17日(土) 0:00~ 0:49
 再放送: 9月18日(日)18:00~18:49

福島第一原発の未曾有の事故が、世界に衝撃を与え続けている。電力の80%近くを原発で賄うフランスも例外ではない。ドイツ・スイスとの国境近くにあるフェッセンハイム原子力発電所の地元では、これまで原発容認で一枚岩だった周辺自治体の議会が、相次いで閉鎖を要求する決議を可決、反原発運動が活発化している。「フクシマの衝撃」は、原発大国・フランスの人々の意識をどう変えようとしているのか?国境の原発をめぐる動きを報告する。

“ネズミ族”と呼ばれて ~北京・地下住人の日々~

  放送: 9月24日(土) 0:00~ 0:49
 再放送: 9月25日(日)18:00~18:49

中国の首都・北京の地下には、巨大な地下空間がある。1960年代にソ連の核攻撃に備えて作られた防空壕をはじめ、現在も、大きなマンションには防空壕施設の併設が義務付けられているからだ。その地下空間に、今、推定100万人が暮らす。住民の多くは、住宅価格の高騰によって地上には住めなくなった出稼ぎ労働者や、就職できない若者たち。通称「ネズミ族」。格差社会の最下層に生きる彼らにとって、地下アパートは願いを適える最後の砦となっていたが、北京市当局は相次ぐ失火や治安の悪化、周辺住民とのトラブルを理由に、住民を退去させる方針を打ち出している。番組は、地下アパートにカメラを据え、繁栄する都市の底辺を支えるネズミ族たちの日々を描く。