NHKデジタル ニュース

■ハイビジョンMoonカメラ月へ!! 〜月周回衛星”かぐや”8月16日打ち上げ〜
 
 
  ハイビジョンMOONカメラ NHKと宇宙航空研究開発機構(JAXA)とが共同※で開発・試験を進めてきたハイビジョンMoonカメラが、いよいよ日本の月周回衛星“かぐや(SELENE:セレーネ)”に搭載され、8月16日(予定)に種子島宇宙センターから打ち上げられます。

これまでもNHKは宇宙ハイビジョンの取り組みを進め、スペースシャトル(1998、2000年)や国際宇宙ステーションからの世界初の生中継(2006年)など室内環境でのハイビジョンカメラによる撮影に成功してきましたが、宇宙の真空環境で使用するのは今回が初めてです。

搭載するハイビジョンMoonカメラは、日なたと日陰で300℃を越す激しい温度差や電子機器にダメージを与える宇宙放射線、打ち上げ時の大きな振動など、厳しい環境条件に耐えるよう設計開発し、耐久試験を重ねてきました。

今回の“かぐや”はアポロ計画以来、月をめざす最も高性能な衛星です。月の地形や成分の観測、重力分布の観測など、いまだ謎となっている月の 起源を調べるためのさまざまなデータ取得が予定されており、これらとあわせてハイビジョンMoonカメラの鮮明な映像の 取得が期待されています。

特に、アポロ8号で初めて撮影された月の地平線(月平線)から昇る「地球の出(アース・ライズ)」を、世界で初めてハイビジョンで撮影する計画です。

撮影した映像は、秋以降の番組で紹介する予定です。番組内容が決まり次第、ご案内させていただきます。
   
 
  地球の出の撮影予想画像(CGイメージ) 今回の“かぐや”はアポロ計画以来、月をめざす最も高性能な衛星です。月の地形や成分の観測、重力分布の観測など、いまだ謎となっている月の 起源を調べるためのさまざまなデータ取得が予定されており、これらとあわせてハイビジョンMoonカメラの鮮明な映像の取得が期待されています。

特に、アポロ8号で初めて撮影された月の地平線(月平線)から昇る「地球の出(アース・ ライズ)」を、世界で初めてハイビジョンで撮影する計画です。

搭載するハイビジョンMoonカメラは、日なたと日陰で300℃を越す激しい温度差や電子機器にダメージを与える宇宙放射線、打ち上げ時の大きな振動など、厳しい環境条件に耐えるよう設計開発し、耐久試験を重ねてきました。

今回の“かぐや”はアポロ計画以来、月をめざす最も高性能な衛星です。月の地形や成分の観測、重力分布の観測など、いまだ謎となっている月の 起源を調べるためのさまざまなデータ取得が予定されており、これらとあわせてハイビジョンMoonカメラの鮮明な映像の 取得が期待されています。

特に、アポロ8号で初めて撮影された月の地平線(月平線)から昇る「地球の出(アース・ライズ)」を、世界で初めてハイビジョンで撮影する計画です。

撮影した映像は、秋以降の番組で紹介する予定です。番組内容が決まり次第、ご案内させていただきます。
   
  [参考]
  ハイビジョンMoonカメラ内部  月と地球を鮮明なハイビジョンの動画で撮影するため、220万画素のCCDを3枚使ったカラーカメラを2台搭載しています。
1台には望遠レンズが、他方には広角レンズを取り付けています。
   
  ハイビジョンMoonカメラ内部  撮影したハイビジョン映像はデジタル圧縮されます。1分間の動画データは約20分かけて衛星から長野県臼田にあるJAXA臼田宇宙空間観測所に蓄積伝送され、その後、神奈川県相模原のJAXA月ミッション運用解析センターで元のハイビジョン信号に復号されます。
 
   
  ハイビジョンMoonカメラ内部  ハンマーによる衝撃実験で、打ち上げ時にかかる衝撃などへの耐性を確認
   
 
2001年、当時の宇宙科学研究所(ISAS)と宇宙開発事業団(NASDA)が搭載カメラを募集し、NHKがハイビジョンカメラを提案、可能性検討の試験をして、搭載することが決定されました。“かぐや”には他に13の科学観測機器が搭載されています。なお、ISASとNASDAは2003年10月に統合し、JAXAになっています。




 
  [参考]
  JAXA

月周回衛星かぐや(SELENE)概要説明
   
 
    アポロ計画などこれまでの探査計画で最も身近な天体である月に関する多くの知識を得ましたが、月がどのように形成され、どのような変遷を経て現在に至ったかという「月の起源と進化」という根源的な課題に関しては依然として未解決のままです。

かぐやは月全域にわたって元素分布、鉱物分布、地形・表層構造、重力場を詳細に観測するとともに、月周辺のプラズマ、電磁場、高エネルギー粒子などの環境を観測し、月の起源と進化の解明を目指します。また、取得された観測データは、将来の月利用に関する調査検討にも活用されます。

更に、かぐやは、月周回軌道上での三軸姿勢制御・熱制御技術など、SELENE以降の月探査機で必要となる基盤技術の実証も行います。

この他、かぐやでは月の地平線から昇ってくる美しい「地球の出」のハイビジョンカメラでの撮影も計画しています。

かぐやは、平成19年夏期にH-IIAロケットにより打上げられる予定です。

   
 
 
[かぐやの主な仕様]  
<主衛星>
質  量 : 約3トン
最大発生電力 : 3.5kW
構体サイズ : 2.1m×2.1m×4.8m
姿勢制御 : 3軸制御
観測軌道 : 高度100km
傾斜角90度の円軌道  
ミッション期間 : 約1年


<子衛星>
質  量 : 約50kg
構体サイズ : 1.0m×1.0m×0.65m
姿勢保持 : スピン安定
投入時軌道
傾斜角90度の円軌道  
 【リレー衛星】  
  高度100km×2400kmの楕円軌道
 【VRAD衛星】  
  高度100km×800kmの楕円軌道
   
かぐや