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■ まさに超新感覚な2.5Dアニメーション 小柳祐介(コヤナギ・ユウスケ)さんは都内の芸術大学院で映像を研究する23歳。目の前で事件が起きても携帯メールを打ち続けるクールな人々を描き、現代社会を痛烈に風刺した作品『都市東京』でベストセレクションに輝いたこともある実力の持ち主です。作品づくりで心掛けているのは、社会的なメッセージを込めること。今回の作品では、世界中で起きている様々な問題を、地球を構成する‘かけら=ピース’にたとえました。 小柳「世界中で起きていることは、全く自分とは関係ないことではないっていうことを、ちょっとでも考えて欲しかった」 写真が何枚も重なったような、この独特の表現手法。そこにはテレビや新聞など、メディアを通じてでしか世界を知ることが出来ないもどかしさを込めました。 小柳「実際世界で起きていることは3次元的なことなのに、僕の頭の中では、2.5次元くらいでしか想像できてないのかなっていうのがあって。今回の技法とちょうど合っているのかなと」 そんな思いが込められた、2.5Dアニメ−ション。どうやって出来たのか、Mr.中谷に聞いてみましょう! ☆ナビゲーターズ・アイ☆ Mr.中谷「それではバイクを例に説明しましょう。一見立体的に見えますが、回り込んでいくと、実は平面なんです。小柳さんは元になった画像をバラバラのバーツに分解しました。プラモデルみたいです。次にタイヤは3枚、ボディーは5枚など、パーツごとに重ねる枚数を変えて、本物に近い厚みを表現します。パーツで構成されているので、タイヤを回したりも簡単に出来るんです。スペースシャトルなど、作品に登場する全てのものが、これと同じ方法で作られています。平面の画像を重ねることで、立体的に見せる。それでこの不思議な世界が出来たんですね」 サンキュー、Mr.中谷! そしてMr.中谷とジョージがゴキゲンでバイクや自転車を乗り回すアニメーションもつくってくれた小柳さん。会場も大いに湧きましたよ。ありがとうございました!
>>『都市東京』
::: comments :::::::
● 丹下紘希 __ゲーム感覚で戦争が勝手に起きてしまうような、そんな感覚をわざとへっぽこな、昔のゲームの音を使って見事に表現しているような気がするんですよね。(中谷:デジタルレトロね) ちょっと平面的なペラッペラッとした感じ。こちらの角度から見るとちゃんと見えているんだけれども、正面に回ってみると実はペラペラみたいな。ちょっと角度を変えると全然違って見える。ひょっとしたら世の中はそういうもので構成されているんじゃないかというような感じも受けました。社会性みたいなことに対して、その若さで100%ぶつかっていくパッションは素晴らしいと思います。 ‘2.5D’という、その着眼点ですよね。2Dでも3Dでもない、その“inbetween(=間)”を発見するということが面白いことだなと。
● 堀越のり __ゲームを連想させるこういう音にすごく弱いんですね。まず音で引きつけられちゃって。で、見ていたらどんどん色んな形に変わっていくから、なんか面白いなーって。やっぱり戦争だとか環境破壊はよくないっていうことを言っているのかなと思います。
● 中谷日出 __なにしろテンポがすごくいい。このテンポに惹かれますよね。かなりリズム感のある作家が作っている感じがすごくします。メッセージが来ましたねえ。
● ジョージ・ウイリアムズ __モザイクの使い方がまた上手だなと。絵をぼやかすことによって、次に何がくるのかなって期待させるパワーもちょっと感じました。信念というか、物事をちゃんと考えているという強い気持ちがあるからこそ、作品にパワーを感じるんでしょうね。 |
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元の画像をパーツごとに 分解する
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タイヤ×3 ボディ×5 ハンドル右×2 ハンドル左×2 シャフト×5 |
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