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デジタル・スタジアム
BS2 毎週土曜日 24:30〜25:10(日曜0:30〜)
BShi 毎週日曜午後11時00分〜11時40分 再放送 金曜午後4時00分〜4時40分
2006年 12月 09日放送 (第276回)
テーマ:「アウォード直前!下半期・中谷セレクション」
キュレーター:中谷日出  ゲスト:ブラザー・コーン/豊岡真澄
イントロ 作品レビュー ベストセレクション デジスタアップデート
セレクション作品
「葬儀屋になった男」
渋江修平
「丘サーファー」
Mark Harry Films
「かなしい朝ごはん」
一瀬皓コ
「この鶏の様に」
清山忠相
 
「眺めのざわめき」
小西俊也
「Paravie」
臼井 旬+畑山裕貴+佐藤 昴+古岡優実
「記録の形」
莇 貴彦
Selection#1
葬儀屋になった男  a man who became undertaker
渋江修平  Shuhei SHIBUE
 
■ アングラコマ撮りムービー

渋江修平(シブエ・シュウヘイ)さんは佐賀の大学に通う21歳。今年既に『ご飯仕掛けのミサイル』がベストセレクションに選ばれている実力の持ち主です。今回のセットは全て自作で、畳や箪笥は実物を写真で撮って貼付けています。涙のシーンが印象的でしたが、何とこれは520個のパーツを並び替えながら一コマずつ撮影したとのこと。
>>『葬儀屋になった男』 
>>『ティッシュ配りのテロリスト』

::: comments :::::::

中谷日出
__実験的なアプローチにすごく新しいものを感じました。CG全盛のこの世の中で、この作品はCGを使ってない。ミニチュアとコマ撮りで、実はわりと古典的な展開をしている。現代のデジタル時代にしか出来ないエフェクトをかけながら展開していて、かつスピード感、メリハリ、そういう見せ方が非常に上手いというところで評価してます。

CGを使わないことによって出来る、ちょっと懐かしいレトロな感じの世界観が、新しい映像の世界を作っていると言っても過言じゃないと思う。CGを使ってないけど、昔よりも精度が高いわけ。写真の精度もいい。そこがポイントですね。

ブラザー・コーン
__小さい頃の円谷英二監督の作品を思い出しました。これに石坂浩二さんのナレーションをかぶせると、まさに昔のその番組みたいなイメージがね…。でもこの若さであれを表現するとは。

死んだ後に現実として行われる、葬儀屋のあのリアル感と、それから非現実的な、天国に飛ばしてしまう最後の、あのちょっとSF的なものが見事に融合して、結局何があっても人は死んでしまうんだというようなことを、簡単に描いているようでものすごい深いのかなって気もしました。

豊岡真澄
__何回見ても恐いし気持ち悪いし、何を言いたいのかが全然伝わってこないしわからないんですよ。でもなぜか不思議と惹き込まれてしまうというか、すごくインパクトが強い作品だなって。

ジョージ・ウイリアムズ
__とにかくインパクトですよね。ストーリーは分かりづらいところもあったんですが、でもね、そのインパクトというか力強さというか、世界観に僕はちょっと魅了されたところがあるんです。

こだわりのある作品ですね。腕があるのは見ていてすぐ分かる。スイスの時計を手づくりで作ってる人たちのことを思い出した。手づくりなんだけど、でもちゃんと動く。デジタルの時計には負けてない。(中谷:精度の高い仕事だね。感じますよね)
 
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Selection#2
丘サーファー  Oka Surfer
Mark Harry Films  
 
■ 波乗りだけがサーフィンじゃない。
    人呼んで「丘乗りサーファー」!


作者の方々は千葉の幕張を拠点にする本物のサーファーたち。高校時代からのサーフィン仲間なんですが、今では平均年齢34歳。ちなみにこの作者グループ、Mark Harry films(マーク・ハリー・フィルムズ)という名前、そう、地名の幕張が由来です。まさに地元密着のアーティスト。
>>『丘サーファー』 

::: comments :::::::

中谷日出
__この映像作品には新しいエンターテインメントの方向性を感じるんですね。一コマ一コマちょっとずつ動きながら撮ってる。コマ撮りをすることによって、実際にはあり得ない世界を作ることが出来るわけ。なおかつこれまでにない新しいスポーツ、映像でしか表現できないスポーツの可能性。この世界観が面白い。実際やってる人が専門性を生かして映像を作ると面白くなるということ、これ1つヒントですよね。

ブラザー・コーン
__いやー、面白かった。僕も実は大学時代にサーフィンのクラブに入ってましたから…。ベンチャーズもどきのチープなテケテケ音楽が、かなり雰囲気を出していて、カットバックとか、バックサイドでライディングするところなんかすごく上手い。本当にやってる人間だというのがすぐ分かりましたね。やってないと、こういう雰囲気出ない。昔は、実際はやらないのに車の上に積んだり、ボードを持って原宿歩いてる人間を‘丘サーファー’って呼んでたんですよ。でもこの作品は決しておしゃれな感じではない。海がそこにあるから普段着でも行ってやっちゃってるみたいな雰囲気で、格好つけの‘丘サーファー’ではないんですね。ほんとのサーファーなんです。ちょろちょろ出てる波の雰囲気とか、すごいリアル。やってた人ならではのこだわりですね。

豊岡真澄
__‘丘サーファー’ってよく聞くけど、この映像をみて、これがもしかしたらほんとの‘丘サーファー’なのかなって(笑)一瞬思っちゃうくらい、すごい面白くて楽しかった。「そっちに行くんだ…」と思わせる目のつけどころが新しい感じがしました。

ジョージ・ウイリアムズ
__思いっきり発想で勝負してますよね。コマ撮り。ストップモーション。よくあるシンプルなテクニックなんだけど、シンプルなアイデアが一緒になることによって、すごいパワーのあるものが誕生したんですね。陸の上だったけど、ほんとに波乗りしてるように見えたんです。本物のサーファーの動きだから、説得力というかリアリティがあったのかもしれない。(コーン:それがものすごくありました)
 
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Selection#3
かなしい朝ごはん  Sentimental Breakfast
一瀬皓コ  Hiroko ICHINOSE
 
■ 揺れて動いてアニメーション

一瀬皓コ(イチノセ・ヒロコ)さんは東京の美術大学でアニメーションを学ぶ21歳です。落書きが大好きとのことですが、なんと部屋の壁にも落書き用の布を張って、部屋一面に描いているほど。かなりのものです。また普段からスケッチブックにアイデアを描き溜めていて、その数は1年でおよそ50冊にも!今回の作品キャラクターも、元はそんなスケッチブックに偶然描かれた犬のキャラクタ―なのでした。
>>『かなしい朝ごはん』

::: comments :::::::

中谷日出
__独特の線の魅力ですよね。キャラクタ―が可愛いのもあるし、揺れる線によってせつなさを醸し出している、非常にテクニシャン。何気なく描いているようだけど、あの線は相当手練れてないと描けない。それがまずこの作品の魅力の一つ。それからよく観察してみると、カメラがグーッと寄って横に来る。3DCGならよくやるけど、これは手描きのアニメーションなので、普通はカットを割るだけで、そういう状態をあまり作らないもの。そういう細かいテクニックも使ってやってるんです。やはり見せ方も上手なんですよね。

ブラザー・コーン
__人の哀れみとか悲しさとか、その中に人を愛する愛おしさとかね、そんなものを全て感じて…。最終的にはものすごく悲しい結末で終わっちゃうんだけど、この方、もしかしたらものすごく人を愛して、その方がいなくなった淋しさとか、そんな時に作ったのかなと思わせるような…ちょっと悲しい感じがしたんです。せつなかったですね。

最初目が小ちゃかったのに、なんで目がパッチリ開いたんだろうと思ったら、周りが涙で大きくなったんですね。あれ見た時すげえなあと。可愛いキャラクタ―だけに、すごくリアルに感じました。

豊岡真澄
__線もシンプルで、キャラクタ―もシンプルで、なのに淋しさがグっと伝わってきて。最近私は映画をたくさん見ていて、90分や120分ある作品でも、また、どんなに短い作品でも、伝えられるべきものはちゃんと伝えられるんだって気づいたんですけど、この作品も時間的には短いのにちゃんと伝えたいことは凝縮されていて、それがすごく私にはグッときました。

ジョージ・ウイリアムズ
__あらためて、作品を作るのは線の数じゃなくて線の質だとすごく感じましたね。あの線の揺れ具合。よぼよぼで、「あぁ、大丈夫か、お前は」って、その線自体が心配させる。そのせつなさが作品からぷんぷん来ていた。(アイデアを描きためたスケッチブックが)50冊って、趣味じゃなくてもう生活の一環。好きなんですね。そういうことが、線がすごく上手っていうところに行き着くんですね。
 
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Selection#4
この鶏の様に  the Rooster
清山忠相  Tadasuke KIYOYAMA
 
■ ニワトリのダイナミズムを1秒30枚で描く!

清山忠相さんは28歳のフリーのデザイナー。より力強い鶏を描くために動物園で鶏をひたすら観察し、動きの特徴を捉えるために繰り返しスケッチして研究しました。一般的にアニメーションは1秒間で10枚前後の絵で動きをつけるのですが、清山さんはそのおよそ3倍の30枚の絵で動きをつけることにより、ダイナミックな動きを生み出しています。
>>『この鶏の様に』

::: comments :::::::

中谷日出
__普通アニメーションというと、イメージの世界で鶏を作って動かす世界が多いんだけど、この人はまず絵画の基本、よく観察してスケッチすることから始まってるわけ。鶏をすごく観察してスケッチして、それをアニメーション化して絵でデフォルメして、さらに鶏が鶏らしく見えるように表現をしてるから、皆さんおっしゃるように「(鶏って)あんなのだっけ?」という感じになるわけです。その辺の誇張の仕方が非常に上手い。そしてそのベースには、しっかりとした観察とスケッチがあるわけです。すごく基礎がしっかりしてる作品。

普通アニメーションをやる人は、枚数を減らしていく方向、節約系を考える。でもこの人は逆に突っ込んでるわけ(笑)。そこがポイントで、それによってさらにきめ細かい動きやメリハリがつけられるようになっているんですね。(コーン:ディズニー動画ってそうだったらしいですね。枚数が多いから動きがリアルになって)

ブラザー・コーン
__鶏の恐さがあった。写実的な部分とちょっと前衛的な音楽の部分とが混じった時に、一段とそういう感覚が増して…。鶏のラインとか、ものすごいきれいに描いてあって、すごくリアルなんだけど、リアルなだけに鶏ってこんなに大仰に歩くのかなとか、歩くと羽根と足って一緒に出るんだなとか、そんなことをちょっと感じたりしましたが…なんか良かったですね。きっと人間の一生みたいなもので描いたんでしょうね。

豊岡真澄
__私の中のイメージでは、鶏ってもうちょっと可愛くなかったっけ…、って思って。強そうでたくましくて格好いいんですけど、作者の人は鶏のことが嫌いなのかなとか、追いかけられた経験があるのかなとか、そういう裏の部分を見たいなと思っちゃいましたね。

ジョージ・ウイリアムズ
__私たちが見慣れている鶏ではなくて、こういう一面もあったんだって感じさせてくれたものでしたね。ほんと、僕は今まで鶏っておいしいんだって思ってたぐらいで、そっちの方しか考えてなかった。
 
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Selection#5
眺めのざわめき  patipati of view
小西俊也  Shunya KONISHI
 
■ 光と影で広がるイマジネーション

小西俊也(コニシ・シュンヤ)さんは東京の美術大学で映像表現を学ぶ25歳。夜の街を眺めるのが好きだった小西さんは、夜景をモチーフに作品を制作しました。撮影には家庭用のビデオカメラを使用。カメラの設定を変えることによって明暗を反転させています。その映像を作品に投影すると、影の部分にセンサーが反応してLEDの夜景が浮かび上がるのです。
>>『眺めのざわめき』

::: comments :::::::

中谷日出
__いい意味で、単純に美しい。そして音と映像のシンクロ具合が気持ちがいい。映像を投影して新たなビジュアル表現をしていくという新しさも感じるし、非常に可能性を感じますね。影が当たったところが新たな光を生み出すという、この仕組みもまたすごい魅力的。車窓をイメージして、流れる映像に対して光が動く。それにシンクロして音がなる。ほんとに気持ち良かったですね。(ジョージ:確かに撮影が終わっても私たちはずっと作品の前でやってましたね(笑)。やっぱ気持ちいいんですよ。本当の意味で癒された感じがしたんですよ、この作品で)

ブラザー・コーン
__素晴らしい。これはすごい。シンプルだけど、これは大特許なんですかね。単純に欲しいです。あれを音楽とかに繋げていくとどうなのかなと思うと、あのパタパタッて音がリアルなんで、あれに音楽をつけるのは難しいのかなって思っちゃったり…。あのパチパチする音に音階をつけたら面白いのかな。そうすると、音がドとかレとかミとかで、パラポリパラパン、パラポリ…、とかね。そういうことも将来できるんじゃないかな。

豊岡真澄
__幻想的ですごくきれいで。普通だったら光で反応してって考えるんだけど、それをあえて影で反応させて作るっていう発想がもう、アイデア賞あげたいくらい(笑)びっくりしましたね。ビデオカメラとかにあの(明暗反転させる)機能があることは私も知ってるけど、でも使わないじゃないですか。それを使おうと思ったそのアイデアもすごいですよね。

ジョージ・ウイリアムズ
__もちろん映像とLEDと光センサーの仕組みもびっくりしたけど、映した映像と音がマッチしているところが不思議だった。ただパチパチの音なんだけど、電車の車窓からの映像を流すことによって、本当に電車に聞こえましたからね。ちょっとレトロの匂いもしましたね。シンプルな、80年代にあったような。
 
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Selection#6
Paravie  パラビー
臼井 旬+畑山裕貴+佐藤 昴+古岡優実  Jun USUI+Hirotaka HATAYAMA+Takashi SATO+Yumi FURUOKA
 
■ 誰もかれも踊らせてしまう新感覚ダンスマシーン!

作者は大学の研究室の4人組、臼井 旬(ウスイ・ジュン)さん、畑山裕貴(ハタヤマ・ヒロタカ)さん、佐藤 昴(サトウ・タカシ)さん、古岡優実(フルオカ・ユミ)さん。作品アイデアの打ち合わせ中に、ダンス好きなメンバーが踊り出したのがきっかけで、ダンスを取り入れた作品を作ることになりました。
>>『Paravie』


::: comments :::::::

中谷日出
__日本独自のカラオケ文化をなぞった、このライトな感覚が魅力。それでいろんな展開が考えられる。福祉にも当然考えられるし、違うスポーツにもどんどん広げられていく。それに全部この箱の中にどんどんたまっていくから、アーカイブ的に保存して、またそれをいろいろ利用できるという、世界にも展開出来るような可能性を持った作品なんですよね。そこが面白い。日本という文化は、こういうのを広げるのが上手いから、すぐに出来ますよ。

好きから始まった感じがいいですよね。ダンスがやりたくてしょうがなくて、やりたいものを作ったって感じがしますよね。

ブラザー・コーン
__これはすごいですね。ダンスを見て踊ると、画面上では時間差が生まれてちょっとズレが起きるから、速いダンスだとちょっと苦しくなるかもしれないけど、ミディアムテンポのダンスだったら、ものすごくやりやすくなるんじゃないかな。で、ダンスだけではなくて、例えばお年寄りのリハビリとか、いろんな方面に使えるような気がちょっとしました。パソコンで振り付けをすぐに送れたりとかも出来そうですもんね。いろんな展開が出来そうで、面白い!

豊岡真澄
__こういう発想があったのか、と。すごく面白そう。でもカラオケとかで皆でこうやって映像見ながら踊ってたら、プロのダンスを見るより、また違う面白さがあって、「ジョージさんの踊りでともえちゃんが踊れなかったー」みたいな感じに現場もすごく盛り上がりそうだし、すごく楽しそうですよね。

ジョージ・ウイリアムズ
__あれだけ「ダンスというものは見るもので絶対やるもんじゃない」と思っていた僕が、その画面の前に立って踊ってました。(中谷:楽しそうにね)そうそう、楽しそうにやってました(笑)。
 
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Selection#7
記録の形  Shape of record
莇 貴彦  Takahiko AZAMI
 
■ 心に宿った町の記憶

莇 貴彦(アザミ・タカヒコ)さんは、都内の美術大学で助手として働く25歳。莇さんは以前、巨大なクモのような形をしたインスタレーション『巣くう』がデジスタで紹介された実力の持ち主です。
自身の大叔父が住んでいた島根県大田市大森町が舞台に、思い出の場所を記録しようと街を歩いて写真を撮り作品を制作しました。はとこの緒方しらべさんに地元のアートイベントに誘ってもらったのが制作のきっかけとなったそうです。
>>『記録の形』

::: comments :::::::

中谷日出
__今‘スロー’って言葉が流行ってるけど、まさにスローで、見ていると素朴になれる。作り方も素朴で、ジーッとあのモーターが動いてるような感じ、歯車の感じとか半田が残ってる感じ。洗練されたというよりも素朴感。作者が地域に行って、その地域を記録して、その自分の足で歩いた記録を写真と共に、この半田を当てている感じとか、もうその地域を思い思いに、一つ一つ表現してる感じがするんですよね。この手づくり感溢れる、素朴なスローな魅力。作者の、そのスローな感じがすごくよく分かる作品。(コーン:歩くような速さですからね。音楽的に言うと、まさにモデラートですよね)

インスタレーションって、本来その場所でなければ設置できないアート、という意味なんだけど、まさにこれはインスタレーション的に、その町に置いてあるからこそ意味があるみたいなところがある。ほんと新しい形のインスタレーションアートって感じがしますね。

ブラザー・コーン
__ほんとにこれは‘作品’というイメージだね。自分の中に描いているものを形にした、というのが作品的に見える。そういう意味では、すごい思い入れと情景の描写を、ああいうオブジェに託したと。どれだけの時間をかけて作ったか分かりませんけど、相当時間かかってるんだなと。ほのぼのとした感じが、人間的に非常に温厚な方なんじゃないかな、と。作品見るだけで、なんかお話してみたいな、なんて感じがしちゃうくらい。作品としてはお金にならないものかもしれないけど、絵みたいな感じの、見た人たちが皆その価値を求めて来る、そんな作品じゃないかなと思いました。

豊岡真澄
__写真って、撮って現像してファイルに入れて見るだけというイメージしかなかったけど、ああやって立体の造形で作品を作って、一瞬照らし合わせて出すことによって、その時の思い出とかが、また違う意味で蘇ってきたり…。夏休みの自由研究とかに、もうちょっと簡単にして作りたいなとか思っちゃいました。それぐらい皆でやっていくのが楽しいんじゃないかなって。

ジョージ・ウイリアムズ
__作品の隣にずーっといて、じーっと見ていると、あのゆらゆら加減で自分も本当に町の中に入っちゃう。その町に連れて行かれる。そういうパワーを持っている作品だと感じた。ほんとすごい、愛情、何か強い思いを感じますね。

どの町も20年30年経てば変わるから、記録として、昔はこうだったんだよ、って100年後200年後でも見せられる証しでもある。
 
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