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デジタル・スタジアム
BS2 毎週土曜日 24:30〜25:10(日曜0:30〜)
BShi 毎週日曜午後11時00分〜11時40分 再放送 金曜午後4時00分〜4時40分
2006年 09月 23日放送 (第回)
テーマ:「デジスタ・ビギナーズ2006 16歳以下のクリエイター作品」
キュレーター:山崎貴、他  ゲスト:
イントロ 作品レビュー ベストセレクション デジスタアップデート
セレクション作品
「恐竜展」
宮田智光+吉光+博光
「ZUNNIRA SHOW TIME」
須藤健斗
「POPO」
久保園 遥+桜
「神速卓球」
菅原将史
 
「夏男の夏」
中西佑輔
「さんぽ」
石川真綾
「奄美の自然」
屋嘉比 寛
「LEM」
市川幸一+今村 駿+鶴岡 良
Selection#1
恐竜展  Dinosaurs at an Exhibition
宮田智光+吉光+博光  Tomomitsu+Yoshimitsu+Hiromitsu MIYATA
 
■ 三兄弟による共同制作ダイナソー!

作者は宮田家の三兄弟。宮田智光(ミヤタ・トモミツ)くん(11歳)、吉光(ヨシミツ)くん(9歳)、博光(ヒロミツ)くん(6歳)です。神奈川県・鎌倉市の宮田家を訪ねてみると…、実は四兄弟だったんですね。長男の将光(マサミツ)くんは、今回はオブザーバーとして3人を陰で支えています。

これまで3人はそれぞれコンピュータで絵を描いてきました。でもその個性は三者三様。末っ子・博光くんは昆虫や動物など、生き物を描くことが得意(特にクワガタ)。三男・吉光くんは今にも動き出しそうな立体感のある絵を描くし、次男の智光くんは工作が好きで、色彩感覚に優れ、物語を作るのが得意。そんな得意分野の異なる個性豊かな3人が、今回初めてアニメーションを共同制作することになりました。

みんながパソコンの前に並び、意見を出し合いながら制作。具体的な役割分担は、まだパソコンに慣れていない四男・博光くんはキャラクター・デザインを担当。長男の次にパソコンが得意な吉光くんは恐竜たちのアニメーションを担当し、次男・智光君が、夏休みに行った「恐竜展」をモチーフに、今回のストーリーを考えたのです。それぞれの得意な分野をコンピュータで合体。こうして三兄弟の作品は生まれたのでした。パソコンは兄弟や仲間などの共同制作にも適したツールだということがよく分かりましたね!

使用ソフト:EVAアニメータキッズ

::: デジビギ・ワンポイント・アドバイス :::::::

【外で遊ぼう】山崎 貴
_小さい時に外でいろんな本物と触れるということは、すごく大事なことだと思うので、本物と触れ合って、さらに自分の中の引き出しをたくさん増やしていってもらいたいなと。そうするとさらにすごいものが出来るんじゃないかな。

:::コメント :::::::

山崎:すごくいいですよね。普通の大人のデザイナーが作ったって言っても、全然そうだろうなって思う作品で。
土田:色彩が良かったのと、テンポが早からず遅からず、いいテンポで、見てて心地よかったですね。うちの子も恐竜博行ったんですよ。だからものすごく僕の中でポイント高いです。もう我が子と同じ発想、と思って。
中川:吉光くんの水の生き物たちは、影の形とかをよく発見して…。カラフルな色使いとか、ちょっとびっくりして、ずっと見ちゃってますね。
中谷:すごく思い切りのいい展開なんですよね。そこがこの作品の魅力だと思うんですよ。迷いがない。四男の博光くんは、形にすごく興味を持っている。三男の吉光くんは質感に興味をもって、色に気づき始めてるな。次男のお兄ちゃん、智光くんは立体感に目覚めたね。
 
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Selection#2
ZUNNIRA SHOW TIME  ズンニーラ・ショータイム
須藤健斗  Kent SUTO
 
■アメリカレトロをテーマにした3話オムニバス

作者須藤健斗(ストウ・ケント)くんは、去年のデジビギにも出品し、キャラクター賞を受賞している実力派。その時ミスター中谷から受けた「実験しよう」というアドバイスを受けとめ、今回はサイレント映画風の作品に初挑戦しました。CG以外にも、墨で作品を描いてみたり、ピアノを習い始めたりと、実験精神旺盛な須藤くん。14歳にして、既に個展も開いています!

須藤「将来の夢はアメリカで個展をすることです」

では、審査員長・ミスター中谷からワンポイント・アドバイス! アメリカ個展を目指す須藤君には、世界を見据えたこんなアドバイスが…。

使用ソフト:Flash
>>『洗濯日和』

::: デジビギ・ワンポイント・アドバイス :::::::

【キャラクター研究しよう!!】中谷日出
_皆さんいろいろ意見がありましたけど、僕が見て唯一ちょっと弱いなと思うのが、キャラクターに対する説得力というかバリエーション。いろんな世界のキャラクターがどういうふうに使われているのかを、一度自分でもっともっと研究してみると、自分の作品にもっと生きてくるんじゃないかな。

::: コメント :::::::

土田:あのディテールの高さといい、この落ち着いた喋りといい…。須藤くんは14歳というのは本当ですか(笑)? 
辛酸:英語をけっこう使ってらっしゃったので、世界進出への野望が、すごい伝わってきました。
中川:ズンニーラちゃんのキャラクターが、すごいシンプルなのに、歯茎ひんむいて「ヒーッ」てなるじゃないですか。あれは女子高生とかからすごい儲かりそうですよ。グッズとか(笑)。
中谷:前回の作品からまた進化してますよね。工夫がすごく見られるね。実験というのは、いろいろな、自分が今までやったことのないことを研究していくということなんで、それをすごくやってくれてる気がする。
山崎:今はいろんなことをやって、そうやって作品世界を広げていってもらえるといいですね。
 
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Selection#3
POPO  ポポ
久保園 遥+桜  Haruka+Sakura KUBOZONO
 
■ アイデア満載のクレイアニメ&パフォーマンス作品

久保園 遥(クボゾノ・ハルカ)さん(10歳)と妹の(サクラ)さん(8歳)によるクレイアニメーション。作品の後半にはお姉ちゃん得意のダンス・パフォーマンスが繰り広げられます。ところは福岡県・北九州市。デジスタ・ビギナーズ出場に向けて、自宅のリビングをアトリエに制作に励む遥ちゃん桜ちゃん姉妹を訪ねました。とても楽しそうに制作をしている2人。作ってる時はいつもこんな調子なの? 

「(妹から)ダメ出しばっかり(笑)。ここ違うやろーって」

意外と我の強い妹の桜ちゃんなのです。ここで、久保園姉妹の作業を通してクレイアニメーションの制作方法をご紹介しましょう。

★ビギナーズ・アイ★
まず何と言っても重要なのは下準備。大まかなストーリーを元に、絵コンテを作ります。次に、粘土などを使い、手作業でキャラクターを制作していきます。リビングのガラステーブルを利用して、キャラクターを背景の上に配置し、少しずつ動かしながら撮影。これがかなり根気のいる作業! 彼女たちが使っているソフトは、コマとコマの間がどれくらい動いたかをパソコン上で確認しながら撮影が可能なので、撮影された画像はすぐに動画として見ることが出来ます。撮影が終わると、脚本を担当する姉の遥ちゃんが原稿に手を加えます。ナレーションを担当する妹の桜ちゃんが、出来立てほやほやの原稿を元に、映像に合わせて科白を練習。そして本番。最後に録音した声と映像を合わせ、2人のクレイアニメーションの完成です。好きなキャラクターを自分で作って自分で動かす。これがクレイアニメーションの最大の魅力です。

使用ソフト:CLAY TOWN

::: デジビギ・ワンポイント・アドバイス :::::::

【POPOの続編をどんどん作って!!】中川翔子
_POPOの続編をどんどん作って!

::: コメント :::::::

中谷:このキャラクター、すごい面白い。オリジナリティありますよね。
中川:私もキャラクターは好きで、小さい頃は粘土で作って、お人形とか、声でアフレコとかしてました。
中谷:やっぱりそういう人形遊びから、こういったクレイアニメなどが始まると思いますよ。そこで動きを覚えるってことは当然あると思うし。
山崎:でもそこ止まりで終わらないのがすごいですよね。そこからそれをちゃんとクレイアニメにしちゃって、作品に出来ちゃうんだから、いいですよね。可愛かったですねえ。映像とリンクして(パフォーマンスを)やってるというのは、すごく新しいアイデアだなと思いました。
 

ガラステーブルの上で
少しずつ動かしながら撮影
映像に合わせて
ナレーションを録音
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Selection#4
神速卓球  Shinsoku-Takkyu
菅原将史  Masashi SUGAHARA
 
■ カメラワークを駆使して、卓球を格闘技に!

縦横無尽のカメラワークで、卓球を魅せる、迫力満点のこの作品。2Dで3Dをやろうという作者菅原将史(スガハラ・マサシ)さんの意図が徹底されています。夏休みの大半を使って、短期間で仕上げたこの力作。完成した後、体調を崩して学校を休んでしまったほどの集中力で制作されました。どのくらい夢中って、学校の友達から、「アニメ」とか「アニメーション」っていうあだ名をつけられる16歳! しかも現在も新たな作品を制作中だとか。

菅原「これまでの集大成で、30分くらいの超大作を作ろうとしてます」

会場もどよめく志の高さ。菅原さん、頑張ってくださいね!

使用ソフト:EVAアニメータ

::: デジビギ・ワンポイント・アドバイス :::::::

【3D】山崎 貴
_彼がやりたい、目指したい世界というのは、多分3D。そろそろ3Dにした方がいいような気がするんですよね。さらに自分の思ってる世界に近づけるんじゃないかなと思います。

::: コメント :::::::

中谷:(2Dで3Dをやろうという)それはいい発想かもしれないですね。ただ今使ってるソフトがすごくベーシックなソフトなので、ランクを上げてもいいかなっていう気はしますけどね
中川:私こういうの大好きなんですよ。スポーツで熱血で、行き過ぎて、これ宇宙まで行っちゃったじゃないですか(笑)。すごい笑っちゃいました。面白くて。
辛酸:卓球というのは地味なイメージがあったんですけど、この映像を見ると、すごいモテるスポーツだったのかなあと、つい錯覚させられちゃいましたね。
 
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Selection#5
夏男の夏  Summer of the Summerman
中西佑輔  Yusuke NAKANISHI
 
■ したたる汗! 扇風機&蚊vsおじさんの熱い夏!

中西佑輔(ナカニシ・ユウスケ)くん(12歳)は、去年もユーモラスな作品『鼻毛』でデジビギ・アイデア賞を受賞。その際、我らがデジスタ・ナビゲーター、中谷さんの顔をアニメーションにし、会場の爆笑を誘ったものでした。それが今回もお目見え。画面いっぱいにアップで映る中谷さんの百面相。もう、めちゃめちゃ面白かったです! ということで、中西くんの作品は顔が中心となるものが多いのかと思いきや、実は全体の6割程度だとか。でも驚くべきことに、これまで作った作品の総数はなんと、120もあるのです! ではここで、中西くんのアニメーション作りに欠かせないソフトをご紹介しましょう。

★ビギナーズ・アイ★
中西くんが制作に使用したアニメーションソフトのソフトの特徴は、簡単なアニメ作り! まず、ひとつ大きな円を描いてみましょう。次に新しい画面を開き、そこに楕円形を描きます。はい、これでアニメーションの完成です。2枚の絵をつなぐ動きは、自動的にコンピューターが作成してくれるのです。あっという間にアニメーションに早変わり! 中西くんの作品も、2枚の絵を交互に組み合わせることで、ユニークな手の動きを表現していたんですね。前回、中西くんは中谷さんの顔をアニメーションにしてくれましたが今回も作ってくれました!

使用ソフト:EVAアニメータキッズ
>>『鼻毛』

::: デジビギ・ワンポイント・アドバイス :::::::

【3D】土田晃之
_(山崎さんのアドバイスと)たまたまかぶってしまいましたけど(笑)、そろそろあのおじさんたちを3Dで見せてほしい。そして121本目からは3Dのおっちゃんを作ってほしい。立体なのも見たいですよ。

::: コメント :::::::

土田:単純に間(ま)のとり方がいい。見てて引き込まれますよ。
辛酸:女の子だったらわりと目を背けたくなるような中年男性の仕草を、ああいう愛嬌のあるキャラクターにしたというところに、優しさを感じました。
中谷:これは一瞬簡単に見えますけど、実はソフトの特性をよく生かした、かなり戦略的な作品なんですよね。そういう意味ではかなり大人っぽい仕事してますよね。(中谷さんの顔を使った作品については)本当にありがとうございますね。こんなにテレビにアップにしていただいて(笑)。
 

1枚目で円を描く
2枚目でつぶれた円を描く
1枚目と2枚目の間の絵は
自動的に生成
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Selection#6
さんぽ  sampo
石川真綾  Maaya ISHIKAWA
 
■ メルヘン世界の原点は、日本の心演歌にあり!

パステルカラーに彩られた、メルヘンチックな世界をアニメーション化したこの作品。作者は石川真綾(イシカワ・マアヤ)さん(14歳)です。なんと今回が初めてのアニメーション制作でした。

石川「初めてだったんで、ソフトの使い方とかよく分かんなかったんですけど、やっていくうちに、こういうことも出来るんだっていうふうに、発見していくのがすごく楽しかったです」

スタジオに作品のもととなった絵を持参してくれました。よく見ると、このメルヘンな世界の中に、手だけとか目だけとかがゴロンと転がっていたりするミステリアスなもの。もちろん確信犯です。そんな石川さんですが、もう一つ衝撃の事実が…。なんと、この爽やかでキュートなアニメーションを制作中に流している音楽とは…。

石川「演歌が大好きです(笑)。特に氷川きよしさんが、ほんと大大大好きなんですよ。この絵を描く時も、きよしくんの曲をたくさん聴いて。体育祭の出し物をみんなで制作中にも、近くにあった白いタオルを私が頭に巻いて、鳥羽一郎さんの『兄弟船』を皆の前で歌ったら、‘おやっさん’っていうあだ名がついちゃった(笑)」

これからも演歌をBGMに、目標の‘レベルの高いアニメ’に挑戦し続けてくださいね!

使用ソフト:Flash

::: デジビギ・ワンポイント・アドバイス :::::::

【親の目を気にしないで】辛酸なめ子
_ちょっと不良願望とつながるんですけど、親の目を気にしないで創作しようという。演歌好きっていうのも、もっと出していっていいような気が。

::: コメント :::::::

辛酸:すごいドリーミーでガーリーな世界観がすごい可愛かったんですけど、煙草みたいなのを吸ってるキャラが出てきて、ちょっと自分の中にそういう不良願望があるのかなって想像してたんですけど。
中川:すごい色使い。いきなり鮮やかなピンクから始まって、この夕焼け空の紫の感じとか、いろんなメルヘンの生き物たちのパステルカラーがどんどん入ってきて、デジタルな絵だけじゃなく、手で普通に描く絵もすごくお上手なんだろうなって思いました。
ジョージ:初めて作ったような絵ではないですよね。
中谷:画力があって、世界観もしっかりしていて、多分静止画の段階でたくさん描かれていて出来上がってる世界なんだよね。アニメーションは初心者だから、どうしてもあまり動かないんだけど、その動かない感じが、動く絵本みたいな感じで、絵がかえって生きてる感じがするんですよね。(もととなった絵は)キャラクターは違うけど雰囲気は日本画の感じがするんですよね。淡い顔料で描いたような雰囲気があるので、ちょっと不思議な世界観ですよ。
山崎:この不思議な日本画っぽい雰囲気は、もしかしたら演歌から出てるのかもしれないね。
 
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Selection#7
奄美の自然  The Nature of AMAMI
屋嘉比 寛  Hiroshi YAKABI
 
■ ライブペインティングに挑んだ奄美のデジタル田中一村!

鹿児島県在住の屋嘉比 寛(ヤカビ・ヒロシ)くんは14歳。屋嘉比くんの才能が花開いた影には、ある画家との出会いがありました。青く広がる海と豊かな自然に囲まれた、この奄美の地をこよなく愛する孤高の天才画家・田中一村です。晩年、奄美に移り住んだ一村は、その美しい自然や生き物たちを、大胆な構図と色彩豊かに表現しました。その一村の作品の中に登場する、奄美を代表する鳥「アカショウビン」。その造形・色彩に、屋嘉比くんは関心を抱いたのです。

幼い頃から口数の少ない子でしたが、絵を描くことが大好きで、4歳で既に透視図法を用いた遠近感表現が自然と身に付けていたほど。11歳の時、人とのコミュニケーションがうまく取れない、広汎性発達障害との診断を受けました。そんな折、地元・奄美の美術館で田中一村の作品と出会うことになったのです。

学芸員・前村さん「お話してる時に、スケッチブックを出して、海老のデッサンを始めたんです。一村のデッサンから持ってきたんでしょうけれども、全体をきちんと紙の中に入れた空間をとって、細かい描写がきちんとおさまってるんですよね。それを見てびっくりして、身体中に鳥肌がたったんです」

絵の才能に惚れ込んだ前村さんはすぐに屋嘉比くんの個展を開催しました。田中一村美術館では最年少の個展です。描く楽しみに加え、作品を見てもらう喜びを得た屋嘉比くんは、以前にも増して制作に打ち込むようになりました。彼の描く世界はパソコンと人々との出会いによって、さらに広がったのです。今回会場で行われたライブペインティングでは、迷いのない素早い筆致を前にして、会場が水を打ったように静かでした。

使用ソフト:ペイント

::: デジビギ・ワンポイント・アドバイス :::::::

【どんどんスケッチをしましょう!】中谷日出
_絵の基本は観察なんですよね。それでスケッチをすると観察できる。そしてそれを頭にためこんで出て来るものが、スケッチをすればするほど、もっともっとクオリティが高くなってくる。そうすればまさにデジタル田中一村になれますよ。

::: コメント :::::::

山崎:すごく平面的にしていたり、ものすごい立体感があったり、すごく構図が面白いなと思いましたね。
中谷:やっぱり構図力が長けてますよね。それがちょっと人の視点とちょっと違うところがまたすごい。
中川:(ライブペインティングは)迷いがないですよね。
中谷:そう、完成するイメージが頭の中に絶対入ってると思いますね。でないと、この構図は出てこない。だって何も見ずに描いてるんですからね。すごいですよねえ。それに、彼の使ってるソフトって、皆のパソコンに普通に入ってるもの。それを駆使してここまでやるのは難しいんです。あんまり細かい描写っていうのが出来ないソフトなんですが、それを逆手にとってすごく巧く自分の絵の特徴にしてる。やっぱり丹念ですね。プロはほとんどの人がマウスよりも、ペンの形をした入力の装置を使うけど、彼は慣れてるから出来ちゃう。これもやっぱり訓練だと思います。そういう意味でも、形を作るのにすごく慣れてますよね。また、このソフトは色をはっきりと一色でベタッと簡単に塗れるので、そういう意味ではすごくはっきりとした絵が描けるんですよね。
 
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Selection#8
LEM  レム
市川幸一+今村 駿+鶴岡 良  Koichi ICHIKAWA+Shun IMAMURA+Ryo TSURUOKA
 
■ 夢の世界を3Dで表現したパソコン部の3人組!

東京都・大田区にある大森第六中学校。約20名が在籍するパソコン部で制作に励む作者は、市川幸一(イチカワ・コウイチ)くん(14)、今村 駿(イマムラ・シュン)くん(15)、そして鶴岡 良(ツルオカ・リョウ)くん(15)の3人組です。彼らが今回作品制作に使用したソフトは初心者でも手軽に3Dアニメーションを作ることが出来る入門ソフトでした。制作は3人での分担作業。編集と音をつける市川くん、物体を動かす担当の今村くん。そして全体の構成をまとめる鶴岡くん。このチームワークなしで作品は完成しなかったでしょう。では、この3人がどのようにキャラクターを作り上げたのか見せていただこうと思います。

★ビギナーズ・アイ★
このソフトは約500あるパーツをプラモデルのように組み合わせてキャラクターを作ります。3人が作った主人公もこうして作り上げられたのです。操作画面は4つに分割されていて、上・正面・横、そして制作物を同時に見ながら作ることができます。キャラクター制作後は、アニメーション設定。物体が動き出すはじめの位置と終わりの位置を決めれば、簡単に動きを付けられます。このアニメーションにカメラの動きを加えると、彼らの作品に登場した3次元的なカメラワークを作ることが可能となります。男の子にはたまらないアニメーションソフト。みなさんもレッツ・トライ!

使用ソフト:DOGA CGA

::: デジビギ・ワンポイント・アドバイス :::::::

【ユニット】山崎 貴
_バンド活動みたいに、女子にモテるCGチームを目指してもらいたいなあと。格好いいCGアーティストを目指してもらいたいなあと思います。

::: コメント :::::::

山崎:キャラクターが上手いですよね。すごいシンプルな形で使いながらも、「わかるわかる!」っていう格好いいキャラクターを作ってるのはすごいなと思って。
土田:ほんとに簡単に描ける感じだけど、すごくバランスいい感じ。
 

パーツを組み合わせて
キャラクターを作る
キャラクターに動きをつける
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