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ThermoPainter
サーモ・ペインター
岩井大輔+佐藤宏介
Daisuke IWAI+Kosuke SATO |
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温度で絵を描く、一瞬のアート。 熱を利用してスクリーンに絵が描けるインスタレーション。スクリーンの上に暖かいものをあてると様々な色が浮かび上がり熱の発散と共に消えていきます。温度に反応するので、暖かいものであればどんなモノでもOK! お湯を使えばカラフル書道も楽しめます。 作者、岩井大輔(イワイ・ダイスケ)さんは大阪の大学院生。佐藤宏介教授が指導する研究室で赤外線カメラに出会ったことから、この作品が生まれました。熱が伝わりやすく逃げにくい、という理想的なスクリーンを求めて、ガラスやプラスチックなども試しながら、行き着いたのはシンプルな紙。さらにドーム型のスクリーンを使ったバージョンも持ってきてくれました。近い将来立体のディスプレイが出てくることを見越して、曲面のタッチパネルにチャレンジしたものです。色の種類、濃淡、消えていくタイミングや長さも調節できるという完成度の高さ。パッケージの美しさにも賞賛の嵐が…。 岩井「展示する時に子供が触れるものっていうのを作ろうと思っていたので、なるべく低いもので平置きのものを、と考えまして、あとは熱がこもるので、熱が出るように穴を空けたりして、結局こういう形に…」 指で描いたり、息を吹きかけたり、ドライヤーや、お湯に浸した毛筆など、スタジオも大きく盛り上がった、イマジネーション広がる一品でした。
::: point of view :::::::
【おしゃれ】竹中直純 __おしゃれっていうのは余裕の部分…実用ではなくて、ちょっとあれば嬉しいなっていうようなものに感じたんです。まだサイズやコストの問題があると思うけど、丸いものを小さくして部屋の片隅に置いておくと、普段はライトなんだけど、誰かが来た時に触ると、「あれ? なんか変わる」っていうようなこととか、そういう何気ない感じ。もちろん実用方面でゲーム化したり、もっと役に立つようなことを考えてもいいと思うけど、そっちの余裕の方向を追求してもいいんじゃないかなと思いました。 コンピュータで絵を描くってことは、もともと筆とかペンとかを真似して作られてるわけだけど、コンピュータ上で太いペンを選んだ時って、どこにもこの世の中にない感触でしょ。この作品では、さっきドライヤー使った時に、それがそのままここにあってすごい楽しかった。コンピュータで独自のツールが出来て、それがこっちに帰ってきたような気がしてすごく楽しかったです。
【オリジナリティ】篠原ともえ __今までありそうでなかったというか、曇りガラスにハーッて絵を描くみたいな、子供心を呼び覚ましてくれるような感覚になったし、科学館とかにあるゲームコーナーにほんとありそうなゲームだなと思ったので、それを開発したのはすごいなあと。すっごく楽しかった。 コンピュータで描くと、もっと濃い線が出るんですけど、この場合温度ですから、繊細なタッチまできれいに画面に出るんですよね。グラデーションがつくのがすごく面白かったです。何時間でも遊べますね。
【将来性】中谷日出 __この作品の向かう方向性、ビジネスも含めていろんな可能性が見えて来る。一番感動するのはドライヤーとか吐息なんだけど、精度がもっともっとよくなれば、フッという吐息でもっと面白いものが描けると思うんですよね。絵を描くのは運動行為だけど、ただの運動行為だけじゃなくて、生きてることの体温、体感、その感じで絵が描けるっていうのは、全然違った表現になると思う。まさに情熱だもん。消えていくっていう時間軸もあるじゃないですか。将来性がそのくらいあるっていうこと。 これはパフォーマンスのツールとしてもすごくいいですよね。大きなスクリーンに出してVJだって簡単に出来ちゃう。 |
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