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デジタル・スタジアム
BS2 毎週土曜日 24:30〜25:10(日曜0:30〜)
BShi 毎週日曜午後11時00分〜11時40分 再放送 金曜午後4時00分〜4時40分
2005年 10月 22日放送 (第239回)
テーマ:「“特撮”」
キュレーター:山崎貴  ゲスト:ピエール瀧
ミスター・ナカヤのナビゲーターズ・アイ イントロ 作品レビュー ベストセレクション ナビゲーターズ・アイ
■ 最新のア−トシーンを大解剖!
作者の秋山高廣さんが続・燃えよ魚鱗拳〜失われた聖髭で4ヶ月もかけたCG作業。そこでバーチャルセットが必要だったのはなぜなんですか、ミスター中谷?

Mr. ナカヤ
「はい、こちらが魚鱗拳の撮影素材。トークにもあったようにまず想像上の敵と戦うシーンを撮影するのですが、監督はこの後現場の寸法を正確に計り、パソコン上で全く同じ空間をCGで再現したんです。実写の木や歩道をCG上で想定しておくことで、半魚人と実写映像の自然な重なりが奥行きまで表現出来、そしてこの映像を実写にピッタリと重ね、人間の動きに合わせてCGの半魚人に細かいアクションをつけていきます。そうすることで、実写の人間とCGの半魚人が戦うことができるのです。」

なるほど、この行程を繰り返し「魚鱗拳」のアクションシーンをつくりあげたのですね。

ひらたたかひろさんのThe Trainsの電車の形も不思議ですよね。8ミリフィルムを切るだけで、なぜこのような形になるんですか?

Mr. ナカヤ
「それでは分かりやすく説明します。フィルムに映った電車の先頭部分と一番後ろのコマを切りばりする。これがヒントとなりパソコンでも同じ作業をしたんですよ。後方車両をベース映像となるA画面に電車が走る速度と同じスピードでワイプして合成しているんです。電車が短くなりましたね」

もう一つ質問です! 『The Trains』の音楽の方はどう作っているんですか? 

Mr. ナカヤ「まず電車の走る音を、周波数をもとにドレミのドの音にしてしまうんです。作品で使っている素材音はこのドの音だけ。この音を編集ソフトに戻し今度は再生スピードを調整して音程を変えるんです。ゆっくりだと低い音。スピードが上がると高い音…。このように自由自在に音程を操っているんですよ」

次は、吉野耕平さんので目を奪われる、鮮やかで不思議な映像。写真から作ったとは思えないこの表現はいかにして作られているのですか?

Mr. ナカヤ
「まず、実際に吉野さんが撮った写真から、葉っぱだけを、合成できるように切り取ります。そして、水のように見えたシーンも、もとの写真はただの空。これを逆さまにし、水面のように見せています。ここに切り取った葉っぱの素材を合成し、波紋を乗せて水の質感を出しているんです。水に浮かぶ葉も、自然な動きを出すため一枚一枚細かく違う動きをつけているんですよ。吉野さんのこのこだわりによって不思議な夢のような世界が描けていたんですね」

:::::ARTNEWS::::::::::::

NEWS★1__山崎 貴最新作『ALWAYS〜3丁目の夕日』
本日キュレーター初登板となった山崎 貴監督の最新作『ALWAYS〜3丁目の夕日〜』がこの秋公開されます。舞台は昭和30年代の東京。山崎監督はそこに生きる人間たちの夢と希望を心暖まる人間ドラマで描き上げています。
 山崎「作品自体は今回は人間ドラマ、普通のドラマなんで、VFXの部分っていうのはあんまり表に出ちゃいけないんですよ。さりげなくなじんでるように、普通に撮ってきたみたいに撮らなきゃならないんで、それが逆にすごい大変だったんですけどね」

そしてなんと、本セレクションのゲスト、ピエール瀧さんも出演。時代の変化を象徴する重要な役柄で登場してるんです。
 山崎「けっこう重要な役で。わりと時代の移り変わりの象徴みたいな感じですよね。悲しげに出てきて、すごい昭和って感じに時代を感じさせて、良かったですね」

山崎映画ならではのVFX技術もいろいろなシーンで大活躍。まるで魔法のように、現代が昭和30年代へとタイムスリップしていきます。劇場公開は11月5日から。
 >> 『ALWAYS〜3丁目の夕日』公式サイト


『The Trains』
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