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BS2 毎週土曜日 24:30〜25:10(日曜0:30〜)
BShi 毎週日曜午後11時00分〜11時40分 再放送 金曜午後4時00分〜4時40分
2005年 07月 09日放送 (第230回)
テーマ:「山形を盛り上げるキャラクター作品」
キュレーター:手塚眞  ゲスト:大沢あかね
イントロ 作品レビュー ベストセレクション ナビゲーターズ・アイ
セレクション作品
「▼ ユニークなキャラクターが登場する4作品」
「▼ 山形のおいしい食べ物が登場する3作品」
「▼ 若さ溢れる東北芸術工科大学の5作品」
「▼ 山形への愛情溢れる3作品」
Selection#1
▼ ユニークなキャラクターが登場する4作品  
 
 
#01 『山形兄弟』 松村麻郁(マツムラ・マイ)
   ーちょっとブラックな2コマアニメ

#02 『ヤマガタン』MTSUKADA(エム・ツカダ )
   ーショートケーキのショートショート

#03 『羽黒山の山伏くん 』小松広幸(コマツ・ヒロユキ)
   ー霊場・羽黒山のあちこちに見え隠れしている小さな山伏

酒田市から2時間かけて、収録会場まで車で駆けつけてくれた作者小松さん。同伴された奥様は、何をかくそう手塚さんが作品中で釘付けになっていた女性です。今回の山伏くんは広幸さんが制作しましたが、実は奥様はプロの人形作家。地元・酒田市の伝統的な人形を現代に蘇らせる活動をしています。

山伏くんキャラに、なんとなーく似ている小松さんだが、実は山伏くんではなく、奥様を撮りたかったのではないかという疑惑の声に…。小松「いえ、ほんとは山伏くんを目立たせたかったんですけど、結果的に(奥さんが)目立ってしまって(笑)」
超ラブラブな小松さんご夫婦ありがとうございました!


#04 『花笠音頭』 堀岡光次(ホリオカ・コウジ)
   ー山形の伝統・花笠音頭アニメーション。
    振付はオリジナルです!

52歳の作者堀岡さんがキャラクターの踊りと動きに研究を重ねた力作。とにかく踊るのが大好きとあって、その身のこなしやっぱり活かされている!? 作品を超えるほどの濃ゆいキャラに注目。

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『山形兄弟』

大沢:すごくかわいかったです。玉こんにゃくとかの名物が出てきてて、すごいおもしろかった。

『羽黒山の山伏くん』

手塚:あの女性がすごく気になっちゃって、ほくろの数まで数えられるくらい……(笑)。彼女が山伏ちゃんなのかなと思ったくらい。
大沢:女性を守る神様みたいな感じで、山形のイメージキャラになれそうですよね。あの女性も、山形のイメージキャラになれそうですね (笑)。

『花笠音頭』

手塚:すごくいいんだけど、ないものねだりしちゃうと、先がちょっと読めちゃう。ここで何か意外な展開とかあったらいいかもしれないなと思いました。
大沢:最初(アメザリの)平井さんにも似てるなって思ったんですよ(笑)。もうキャラクターが強烈で、あのおじさんのニヤケ顔が忘れられないですね。
中谷:堀岡さんはほんとにアニメーションが巧みで、浮遊をしたり、そういうエッセンスを至るところにいれてくるんですよね。アニメーションもすごいんだけど、そのアニメーションとアニメーションの間の間(ま)がすごいんですよね。
 
『山形兄弟』
松村麻郁
『ヤマガタン』
MTSUKADA
『羽黒山の山伏くん』
小松広幸
『花笠音頭』
堀岡光次
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Selection#2
▼ 山形のおいしい食べ物が登場する3作品  
 
 
#05 『迷子のちちゃこいさくらんぼ』きりえ・れいこ
   ー山形の名物が次々に登場!

#06 『さくらんぼ事変』 真珠子(シンジュコ)
   ーさくらんぼや紅花など山形の特産物を乙女チックに描く

#07 『野菜バンドNDA's(ンダズ)』 小林正和+小林 智
            (コバヤシ・マサカズ+トミ)
   ー山形特産の野菜や果物がみんなでバンドを結成!

作者は、山形生まれの山形育ちの小林正和さんと奥様の智さんご夫婦。2人で広告やwebデザインの仕事を手がけています。正和さんが技術部門、智さんがデザイン部門を担当。仕事の傍ら「四丁目アニメスタジオ」という自主制作ユニットを結成し、これまでに2本の短編クレイアニメ作品を制作。さらに夫の正和さんは地元山形のクリエイターを盛り上げるべく「山形自主制作映像祭」を主催しています。今回はそんなクリエイティブな2人がクレイアニメ作品を応募、人形と一緒にスタジオに登場してくれました!

作品中に登場するキャラクターや楽器は、だだ茶豆・庄内柿・民田ナス・温海カブなど、すべて山形の特産物。例えば、とうもろこしキャラが演奏しているギターがだだ茶豆。庄内柿はドラムの一つになっているし、温海の赤カブや民田ナスはそのままキュートなキャラに変身している。
小林正和「一人のキャラクターにするよりも、大勢の方が盛り上がるかなと、祭りかバンドにしようと思いまして、バンドだと楽器にもいろんな山形の特産品が使えるかなと」


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『迷子のちちゃこいさくらんぼ』

手塚:最上川を川下りするのが一瞬だけ映るんですよ。「最上川下り」って書いてある。あれが妙に印象に残ったですね。全体のメルヘンな感じと相容れない何かがあるのね。そういう変わったひっかかりが一点あるっていうのも、作品としては魅力なんですよね。全部が予定調和にならないっていうところが。
大沢:可愛かったー! 芋煮とか、いろんな食べ物が出てきたので、食べるの大好きな私としては、かなり惹かれる作品でした。
中谷:ちょっと見、雰囲気では超ド級のアマチュアリズムなんですよね。棒にくっついて、ただやってますからね。ただ、ちょっと引いてみると、画角とか編集の様とか、けっこう上手いんですよ。だからなんとなく見入ってしまう。

『野菜バンドNDA's』

大沢:可愛かった。あのキャラクターグッズが欲しいくらいです。ナスの女の子が出てきて、とうもろこしくんとちょっとラブな感じになるところが可愛い。ちょっとキュンと来ますね。
 
『迷子のちちゃこい
さくらんぼ』
きりえ・れいこ
『さくらんぼ事変』
真珠子
『野菜バンドNDA's』
小林正和+小林 智

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Selection#3
▼ 若さ溢れる東北芸術工科大学の5作品  
 
 
#08 『zashikiwarashi AKIKO』 阿部明子+橋本優子+小寺美穂
     (アベ・アキコ+ハシモト・ユウコ+コデラ・ミホ)
   ー山形に住み、不思議な能力を持つ座敷童の話。

作品中の座敷童さながらの羽織着物に草履のまま登場したのは明子ちゃん。お衣装かと思いきや、普段着なのだそう。

#09 『山形裏観光』 小寺美穂+小野寺 綾花
            (コデラ・ミホ+オノデラ・アヤカ)
   ー地元民にしかわからないご当地情報を山形弁で紹介!

画面左下にいたキャラ、<蕎麦とゲソ天>の秘密を明かすと…。小寺「私、もともと山形じゃないんですけど、山形のお蕎麦屋さんに来て、蕎麦頼んだらゲソがついてたんですよ。それにちょっと感動して。もう蕎麦・プラス・ゲソっていうのが定着しているので、山形のイメージとして」

#10 『ラフらんぼ』 藤村悦洋(フジムラ・ヨシヒロ)
   ー山形を代表する2大フルーツ、ラ・フランスと
    サクランボが合体。

既にキャラクターとして人気があり、グッズにすることも思案中だとか!

#11 『実験的観光企画/山形さんとわたし』 佐藤恒平
                (サトウ・コウヘイ)
   ー箱形キャラクター'山形さん'に乗って山形を散歩…。

一同をうならせた「山形さん」の名前の由来とは…?佐藤「山形県って人の横顔の形をしていて、県民にはけっこう知られてる常識的なことなんですけど、あんまり県外の人は知らないんで、それをキャラクターにしたら知ってもらえるかなって」

#12 『THE チェリーボーズ』 中村雄太(ナカムラ・ユウタ)
   ー一度見たら忘れられないキャラクターに注目!

お兄さんの描いた絵を使って、企画・編集・音楽など総合的な監督をして作品を完成させたという中村さん、会場では、テーマソングを熱唱!そしてやはり「チェリーボーズルック」で現れた兄とのツーショットは必見?!

::: comment :::::::

『zashikiwarashi akiko』

手塚:何だか全然わかんないキャラなんですよね。だいたい座敷童って、座敷にいるから座敷童なんで、外にいてどうするっていう (笑)、いろんなツッコミしたくなっちゃって。でもそれだけこのキャラ、惹かれる何かがあるんだなっていう気がして、このままじゃどうしようもないんだけど、なんとかしてやりたいキャラだっていうところでは気になりましたね。

『山形裏観光』

中谷:僕はこれが気になった。何言ってるか全然わかんない(笑)! (柳原:わからへん! でも会場だけは「わっはっはっは」(笑)。通じてるって思って)すごくおもしろそうなので、映像もシチュエーションも面白いし、企画が僕はすごくいいと思うんですよね。だから聞かせてよっていう感じがすごくしたのね。

『THE チェリーボーズ』
大沢:あの男の人ふたりがさくらんぼになってるっていうのが、ちょっと可愛くもあり、い、いやだな、みたいな(笑)。
 
『zashikiwarashi AKIKO』
阿部明子+橋本優子+
小寺美穂
『山形裏観光』
小寺美穂+小野寺 綾花
『ラフらんぼ』
藤村悦洋
『実験的観光企画/
山形さんとわたし』
佐藤恒平
『THE チェリーボーズ』
中村雄太
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Selection#4
▼ 山形への愛情溢れる3作品  
 
 
#13 『将棋星人』   仲 邦広(ナカ・クニヒロ)
   ー山形の特産品、将棋の駒がズラリと並ぶ。

#14 『ふんわり山形』 奥山一郎(オクヤマ・イチロウ)
   ー山形の'ふんわり'した空気を描いた
            シンプルなアニメーション。

#15 『ちいさなカミサマ』 阿部伸吾(アベ・シンゴ)
   ー山形の風景の中に隠れている「小さな神様」。

作者・阿部さんは地元東北芸術工科大学の卒業生。デジスタでも常連だ。日頃からカメラを持ち歩き、身近な場所を撮影するのが日課だが、今回の作品は山形で撮りためた5万枚もの写真から特に気に入ったものをピックアップして構成した。一見映像に見えるシーンも実は全て写真を加工。飛行機雲を描いたり、バイクに乗る人の服のはためきを付け加えたり、果ては明かりに群がる虫や動画ならではのフリッカー表現など細かい技が光っている。
作品の主役である小さな神様は、阿部さんだけに見えるという、山形に住む精霊。写真を撮りながら至る所に隠れている小さな神様を探している。

阿部「ちょっとふらっと行って、ちょっと街があって、けどちょっと横道、ちょっと山に入ると、こういう風景があって、そういう場所が山形にはすごくたくさんあるんですよね。大きなえらい神様じゃなくて、そこら中に、ほんとに身近なところに、けっこう神様がいっぱいいるような、そういう雰囲気が山形にはあると思うんで」

小さな神様と人間が一緒に暮らす街。山形は神秘的な魅力に溢れている。


::: comment :::::::

『将棋星人』

大沢:大沢:将棋の動きがコミカルで、おもしろかった。ひとつひとつに面白みがあって、あと、最後のオチが「アイ・ラブ・山形」。あれがすごく良かった。
中谷:将棋の特性をもう少し刷り込んでいくと、かなりストーリーとしても面白くなるんだろうなと思うんですね。あの桂馬とか飛車で、何かありそうな感じがしたじゃない。それをもう少し盛り上げていけば、かなり面白い展開になるんだろうなって気がしましたね。

『ちいさなカミサマ』

手塚:これだけセンスと技術があるんだけども、あの神様のキャラクターが、いまひとつまだ感情に訴えてこないんですよね。いい感じのキャラだなあっていう、ある種のゆるさはあるんだけど、彼が何を考えて旅立っていくのか、何を僕らに言いたいのかがまだ伝わってこない。そこのところをもう少しがんばってもらえればなと…どんなバックボーンがあるのか、どこで生まれてどうやって生きてきて、何を今感じているのか、っていうことが表現できないと、キャラクターとしての魅力がなくなっていく。
大沢:作者の方の山形の風景に対する愛情が、すごくこの作品の中からにじみ出てて、なんかいいなと思いましたね。
中谷:風景を切り取るセンスもすごくいい。お寺の風景とか、普通の野原の風景も、画角がすごく洗練されてますよね。
 
『将棋星人』
仲 邦広
『ふんわり山形』
奥山一郎
『ちいさなカミサマ』
阿部伸吾

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