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バーチャル風!アバケ!ジンゾウニンゲン!
重田佑介+今村 浩
(シゲタ・ユウスケ+イマムラ・ヒロシ) |
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同じ大学のゼミ出身の2人。現在は卒業し、重田さんが映像、今村さんが広告の会社に勤務している。
本作は、人造人間をテーマにした展示会用に制作。会場のお客さんに好評を博し、人気投票で1位になったのが嬉しかったとのこと。科学技術を駆使して作られた人造人間が、扇風機の風で煽られて、簡単にめくれてしまうという設定。人造人間なのにクレイアニメだったり、インスタレーションなのに手動でスイッチを入れたり、妙にアナログなところが一番のポイント。“真剣にバカなことをやりきってみました。”
★畳の上に、向かい合わせで置いてあるレトロなテレビと扇風機。スイッチを入れると、テレビに映し出されるブラウン管の中の人造人間の顔が、目の前の首フリ扇風機の風に煽られて、めくれていくという作品。短いクレイアニメのループで延々と続く。
重田さんは『かがくサイエンス』でベストセレクション受賞
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▼ 佐藤可士和
「すごくうまく出来てるんだけど、実はものすごいアナログで、タイミングは僕がスイッチを入れる時に合わせたんですよ(笑)。そこがまた面白い。この時代だからプログラムされてるのかなと思うけれど、普通にただタイミングを見てビデオを押す、というだけ。でもアナログでやってもズレないし。すごい楽しんで作ってる感じがするよね。
アイデアのつかみ方はすごくうまいなと思いました。ひとつの単純なアニメーションのループだけど、ずっと観てられる感じも面白い。ものを作る時に、みんながパッと共感できるようなところをつかむのはすごい大事。映画やアートは一生懸命観てもらえるけど、コマーシャルや広告は、基本的には関心のない人がパッと関心を示すために、そのつかみというか、別に最初のところっていうことじゃなく、何で共感を取るかというところをうまく捕まえてないと全然ヒットしない。この作品はすごくシンプルなアイデアで、たぶん国籍も年齢も問わずにみんながパッと見て楽しめる。ものすごいイイとこついてる(笑)」
▼ ソニア パーク
「楽しいですね。私はけっこうアナログ派なんで、こういうインスタレーション大好きなんです。この扇風機とかこのテレビを選んだその人の感性も面白い。
扇風機だけじゃなくて、もっと違うものとのいろんな関係を見てみたいですね。 (中谷:ソニアさんは、真剣にバカなことをやられたことは?)毎回。人生そのもの(笑)。だからこの作者の気持ちはよくわかります(笑)。もっともっとバカなことをずっとやってほしいな」
▼ 中谷日出
「映像が手描きのアニメーションやCGじゃなくて、クレイで作ってるっていうところがミソですね。実際、物質感がないと、めくれて飛んでいってもあんまりドキドキしないじゃないですか。
この作品を見ていろんな人がいろんなことを考えたくなるっていう、基点になるような気がしますね。この番組やってると、必ずコンピュータっていうのが介在していて、どこにそれをかましてるんだろうっていうふうに気にしてしまう、そんな僕の方がちょっと違うのかな、と思ってしまうくらい圧倒的。(佐藤:‘デジタル’・スタジアムでさ、デジタルじゃないんですけどね、笑。パーク:私も今日はデジタルしかないのかと思って来たので、こういう作品見ると……、どこがデジタルなんですか?)デジスタはすごく懐が広いんで(笑)、いろんなものを許容できるんですね。でも、時代やメディアというのもこの番組のテーマでもあるので、この作品はメディアの存在自体もすごく感じますよね。映像メディアと、ノスタルジックなこの物理的な風を送る装置。考えさせられたなあ。びっくり」
▼ 相沢礼子
「扇風機がここにあることによって、こっちの世界とテレビの中が一体化して面白いですね。
歯並びが微妙に・・・悪い(笑)。
これ、髪の毛とかがついてて、その人がカツラで、飛んでいっちゃったとかだったらどうなんですかね。(佐藤:それもいいんじゃないスか? アイデアどんどん言ってますね、笑)」
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