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制作スタッフによる現場日誌

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歩く・走るということ

こんにちは。
デザインあ 大人スペシャル2020そして新年1回目の放送見ていただけたでしょうか。
デザインの観察・義足の回を担当した松﨑です。

突然ですがみなさん、歩き方わかりますか?

今回様々な場所へ取材に行かせていただきました。
義肢装具サポートセンターさんにて実際に私たちも義足をつける体験をしたのですが、装着後「さ、歩いてください!」と言われて、
毎日歩いているからぜんぜん出来るでしょと思っていたのですが
つま先かかと、どっちから先につくんだっけ…
あれ、膝ってどうやって曲げるの?
…全く歩けませんでした。

 matuzaki1.jpg

手すりを使わないと立つこともできませんでした。
義足に体重をかけることが怖いのです。
まずかかとからついて、膝を曲げて、えーと…言ったように、
動作を一つ一つ分解していってやっとで一歩踏み出せました。
細かく動きをイメージしないとうまく機能してくれません。

実際に義足を使用している方も「かかとついて、体重かけて」とはじめは意識して練習するそうです。
だんだんと意識せずに歩けるようになってくる時、
まるで身体と一体化になるような感覚、というお話も聞きました。
ほとんどの人がスムーズに歩くようになるまでにはたくさんの時間をかけて練習をしているそうです。

走るためにはスポーツ義足に履き替える必要があるのですが
歩く同様に走るためにも練習を積み重ねていきます。

大人スペシャルでは、100m走のオリンピック選手とパラリンピック選手の金メダリストの記録が近づいてきている、というグラフを出しました。
実際にすでに健常者の記録を超えている競技もあります。

こうなってくると、義足を使うことがテクニカルドーピングではないかと問題視する声もでてきているそうです。
今回の取材をとおして私がただ一つ言えることは、パラアスリートの方の練習量は想像を絶するものなんだろうなということです。
記録を出す前にまずは走る練習から始める必要があるのですから。



デザインの観察 義足

再放送
Eテレ 1月18日(土)7:00 〜
           1月24日(金)22:45〜
BSP   1月23日(木)11:15 〜