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制作スタッフによる現場日誌

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先生と坊や、絶妙なやりとりが生まれる秘密

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「デザイン問答」のコーナーを担当している石川です。
今回、はじめて「デザインあ」に参加させていただきました!

以前一視聴者として見ていたとき、「デザイン問答」のコーナーでは、不思議に思っていることがありました。

「先生」と「ぼうや」のやりとりが、とても生き生きとしているように感じたからです。
いったいどうやって、声を録音しているのか?

聞けば、ディズニーのアニメと一緒の「プレスコ」方法で、
先に出演者の声を録音し、それにあわせてCGアニメーションを作っているのだそうです。

そんな訳で、台本を書き終え、
「デザインあ」のディレクターとして最初にむかえたのが、
先生役の平泉成さんと、ぼうや役の安西英美さんの声の録音でした。

録音というと、キャラクターごとに別々に声を録って、
編集でつぎはぎすることも多いのですが、「デザイン問答」では、
先生とぼうやの「かけあい」をそのまま録音するとのこと。

録音用ブースに入ると…。
平泉さんと安西さんが、机を挟んで向かい合って座っています。

「先生」「なんだい?」「先生」「なんだい?」

目の前で繰り広げられる、先生と坊やの「生」のやりとり!
ディレクターの役得を感じる、幸せな時間です。

平泉さんは、さすがベテラン俳優。
身振り手振りも交えながら、セリフに合わせて変化する表情に
思わずひきこまれます。

自ら「もう一度やらせて」「もう一回やっていい?」と仰って、
声色や、ニュアンスを変えて、いくつもテイクを録ってくれました。

坊や役の安西さんも、平泉さんの芝居に合わせて、
合いの手の間や、強弱が変化します。

まさにプロ同士の芝居の真剣勝負!
こんな風に、自由に芝居を試せるのが「プレスコ」のメリットです。

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実は、今回、2バージョンのやりとりを録音しています。
ひとつは「スピーディバージョン」。
番組側からお願いしたバージョンで、
先生とぼうやの、かけあいのテンポの良さを狙ったもの。

そしてもうひとつは、「ややゆっくりバージョン」。
「もう少しゆったり目だと、もっと芝居のニュアンスを出せるんだけどなぁ」
という平泉さんの申し出(つぶやき)を受けて録音しました。

結果は…どちらのバージョンも素晴らしく、
何度も聞き直して、編集で二つの良い所をミックスすることにしました。

「先生」と「ぼうや」の絶妙なやりとりが生まれる秘密を、
目の前で実感した、そんな「デザインあ」ディレクターデビューの日でした。