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  2. 2019年5月

驚き、うなりつつ、語る  渡辺篤史さんの「もん」

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コーナー「もん」のナレーションは俳優の渡辺篤史さんです。言わずと知れた、“褒め”の名手。「もん」でも、「すごいですね」「お見事!」など披露していただいています。
渡辺さんはプライベートでも たてものが大好きだそうで、収録の度に、最近見に行ってきた建築物の写真を大量に(笑)見せて下さいます。
そして、もうひとつお好きなテーマが、デザイン。
「もん」の打ち合わせでは、作図方法やかたちの由来についてディレクターに熱心に質問しては、「なるほどね-。すごいね!」「まいったね!」「いやはや」と、感激がとまりません。 

じつは「もん」のナレーションは、不思議な立ち位置から発せられています。
「二つの円を交差させるんですね?」と、まるで絵師さんのとなりに座って描く過程をのぞき込んでいるかのようなセリフは、渡辺さんが読むと、いっしょにわくわく作図をみているような気持ちにさせられます。
同時に、
「二つの円を交差させるんですね?」は、作図方法の解説でもあります。次々とでてくるCGの円や線は、渡辺さんの語りをとおしてはじめて、意味を持つ動きになっていくのです。 

もんを描き出す技に驚き、感心してうなりつつ、同時に要点を語る、という至難のナレーションが成立するのは、渡辺さんご自身のわきあがる興味と理解によるものです。
「円と線で、森羅万象を描き出すにっぽんのもん。車とりどりのかたち、頂きました。」
という締めの決めセリフは、こちらが書いた原稿ながら、その味わい深い調子と説得力に、録音スタジオにため息がもれます。 

収録が終わると、「楽しかった~♪」とおっしゃりながらスタジオを後にする渡辺さん。
今回も、唯一無二の語り、頂きました。