NHK スペシャル

震災ビックデータ file3 “都市パニック”を回避せよ ~東日本大震災の教訓~ 2013年3月と9月に放送したNHKスペシャル「震災ビッグデータ」。2回の放送が大きな反響を呼び、産官学を超えて東日本大震災にまつわる膨大な電子情報を防災に活かそうという動きが加速している。その中で最も急がれているのが515万の帰宅困難者や極めて深刻な渋滞を招いた首都圏の大混乱の全貌を明らかにすることである。ビッグデータが明らかにする巨大災害を前にした都市住民の脆弱さ。主要駅では20万人以上が1キロ四方に身動きがとれないまま対流。ある地下鉄駅周辺のデータからは人々が大事故寸前のリスクにさらされていたことがわかった。カーナビの走行データや都内タクシー会社の走行記録からは、渋滞がどこで始まり、なぜ渋滞が全く解消出来なかったか、その全貌が浮かび上がってきた。遠くない未来、わたしたちが直面する巨大災害の危機。ハードによる防災が限界を見せる中、各界で始まったビッグデータを利用した「新たな防災」への模索。東日本大震災の首都圏の大混乱の全貌を通して、巨大災害時代をむかえる私たちのサバイバル術を描き出していく。
震災ビックデータ file1 “いのちの記録”を未来へあの日、マグニチュード9.0の巨大地震、そして巨大津波、原発事故に対して人はどう動いたのか。生死を分けたものは何だったのか。一人でも多くの命を救うためには何が必要だったのか。2012年9月からNHKやグーグル日本法人、ツイッター社など8の企業・団体が、それぞれが有する膨大な災害関連情報を持ち寄り、解析を試みている。さらに、このビッグデータを利用して「新たな防災ツール」を構築しようと、産官学を越えてさまざまなプロジェクトも立ち上がっている。番組では、あの日人々が何を求め、どう行動したのか、残された映像などからだけでは分からなかった東日本大震災の全貌を「ビッグデータ」から解き明かす。被災地の数十万人の行動の軌跡、車載カーナビに残された車の走行記録、震災1週間でつぶやかれた1億8千万のツイートなど、さまざまなビッグデータから、あのとき大震災と向き合った1人1人の命を見つめていく。
震災ビックデータ file2 復興の壁 未来への鍵東日本大震災から2年半。被災地では復興が思うように進んでいない。それはなぜか、どうしたら復興できるのか。いま注目の「ビッグデータ」を詳細に分析すると、人々が気づいていない原因と、今後に向けたヒントが露わになってきた。今回、着目するのは被災地の12万社を含む全国70万社についての「ビッグデータ」だ。各社がどの企業と取引しているのか、それが震災後に増えたのか減ったのか、さらに従業員はどのくらい増えたのか減ったのかといったデータを詳細に見つめると、実は被災地以外の企業の行動が復興の遅れにつながっていることなど、ビッグデータでなければわからない意外な要因が見えてきた。さらに、震災後から今日に至るツイッター上で交わされた「ビッグデータ」も分析。「風評被害」がいかに被災地の復興の足かせになっているのかも露わにする。「産業の復興」に関わるデータをもとにした分析から、どうしたら被災地の復興ができるのか、具体的な方法もふくめてその未来地図を描く。