ダーウィンが来た!「シリーズ よみがえれ!恐竜(1)史上最強!ティラノサウルスの真実」

1月8日(日)午後7:30~7:58【総合テレビ】

番組史上初、二週にわたって恐竜を大特集。第一回は史上最強の恐竜・ティラノサウルスが主人公です。

最新研究から、その圧倒的な強さの秘密が明らかになりました。一撃で車を破壊するほどのパワーをもつ巨大な口。さらに、真っ暗な夜でも獲物を見つけられる特別な能力や、集団で獲物を追い込む狩りの技など、新たな暮らしぶりが次々に浮かび上がっています。超高精細CGで恐竜時代へタイムトラベル、ティラノサウルスの真の姿に迫ります。

地球史上最強 ティラノサウルス
地球史上最強 ティラノサウルス
超高精細CGで当時の暮らしを再現
超高精細CGで当時の暮らしを再現

ダーウィンが来た!「シリーズ よみがえれ!恐竜(2)初めて見た! 日本の巨大恐竜」

1月15日(日)午後7:30~7:58【総合テレビ】

恐竜特集・第二回は、日本の恐竜史上最大級の丹波竜。その大きさは全長10数メートルにも達したといいます。最近、化石の研究から、丹波竜はのんびり動かない超スローライフを送っていたことが判明。弱肉強食の恐竜世界で、どうやってスローライフを実現させたのでしょうか?謎を解く鍵は「長い首と巨大なお腹」。独特の体型を活かして、厳しい時代を生き抜いた丹波竜。
超高精細CGを駆使して、いざ恐竜時代の日本へ!

丹波竜が現代によみがえったら…
丹波竜が現代によみがえったら…
日本に実在した超巨大恐竜
日本に実在した超巨大恐竜

ホームページ限定動画
大迫力CGが出来るまで

恐竜はこうしてよみがえった!!

「ダーウィンで恐竜をやるからには、実際の野生動物のように恐竜の姿を紹介したい!」  そんな思いで今回の番組はスタートしました。 そこで、普段は映画制作などに携わっていらっしゃる日本を代表するCGアーティストの皆さんが集結! 恐竜の姿を見事に現代によみがえらせることができたんです。 今回の番組の一番の見所は、もちろん恐竜の姿をリアルに再現した「CG」です。 本当に生きているかのようなCGはどうやって作られたのか? CG制作のウラ側をお見せしちゃいましょう。

恐竜CGはこうして作った(1)

絵コンテでイメージを共有!

CG制作の基本となるのは、「絵コンテ」と呼ばれる絵です(写真)。番組で紹介したい恐竜の様々な動きを、マンガのような絵にするんです。この絵コンテを元に恐竜研究者やCGアーティストの皆さんと議論を重ね、何度も何度も修正。こうして最終的に400カット近い絵コンテを作成し、CGの完成形をスタッフみんなで共有していったんです。

絵コンテアップ
絵コンテアップ
絵コンテ全体
絵コンテ全体

恐竜CGはこうして作った(2)

背景は実際の風景!

恐竜の姿を現代によみがえらせるため、今回CG制作の責任者として参加したのが、スペシャルドラマ「坂の上の雲」、NHKスペシャル「生命大躍進」などでVFXの責任者を務めたNHKを代表するVFXスーパーバイザー松永孝治さん。そんな松永さんのこだわりが背景。CGをよりリアルに見せるため、恐竜が歩く背景の映像は、CGではなく実際の風景を利用することにしたんです。「CGでなく本物の映像でOKなものは、極力本物の映像で勝負することが一番リアルに見える」というのが、数々のドラマや番組のCGを手がけてきた松永氏の方針でした。

でも、恐竜時代の背景にふさわしい場所を見つけるのが一苦労。なぜなら恐竜時代と現代とでは、生えている植物が全く違っていたと考えられているからです。研究者の監修のもと世界中を探したところ、そんな恐竜時代にそっくりな場所が見つかったんです。それは、アメリカの荒野。早速現場に飛んだ番組スタッフ。いよいよ、撮影の開始です。

背景ロケスタッフ(右が松永さん)
背景ロケスタッフ(右が松永さん)
アメリカの荒野
アメリカの荒野

恐竜CGはこうして作った(3)

動物カメラマンが大活躍!

恐竜のCGを合成するための背景撮影。このとき大活躍したのが、普段は大自然の中で動物を撮影している高田裕次カメラマンでした。高田カメラマンはもちろんCGの制作経験はゼロ。ただ、ネコからライオンまで世界中でありとあらゆる動物を撮影してきた経験を持つ動物撮影のプロ。だから、高田カメラマンは、常に「ティラノサウルスのような猛獣を本当に撮影するとしたら、実際、自分ならどう挑むのか?」ということを自問自答しながら、背景映像を撮影しました。

そして時に「巨大肉食恐竜であるティラノサウルスに、ここまでカメラマンが近づくことはありえないのではないか? だからこのカットは遠くから望遠レンズで撮るべきではないか」、「この絵コンテのカットなら、動物に気付かれないよう小型無人カメを置いて撮影するはず」などと、野生動物に向き合ってきたカメラマンならではの撮影方法を提案していただきました。そのお陰で、CGの専門家が発想しなかった、「実在の動物を撮影しているかのような」リアルなCGを制作することが出来たんです。

ちなみに背景の撮影では、絵コンテに合わせてスタッフが恐竜を演じ、その動きに合わせてカメラマンが撮影するという、なんとも不思議な撮影が行なわれます。まるで遊んでいるようにも見えますが、みんな恐竜になりきって真剣なんですよ。

高田カメラマン
高田カメラマン
撮影の様子
撮影の様子
恐竜演じるスタッフたち
恐竜演じるスタッフたち

恐竜CGはこうして作った(4)

試行錯誤の恐竜モデル作成!

背景の撮影と同時に進めたのが恐竜のCGの「モデル」の制作。モデルとは、CGの骨組みのようなもの。化石や最新の研究データをもとに、恐竜の形や動きを細かく作っていく地道な作業です。途中で何度も研究者にチェックしてもらい修正。こうしたやり取りを3ヶ月以上も繰り返し、リアルな恐竜モデルが出来上がったんです。

モデル作成で最も頭を悩まされたのが、恐竜の色や模様。ほとんどの恐竜は骨の化石だけが残っているだけで、生きていたころの色や模様は、まったくわかっていません。そのため、今回は現代の動物の皮膚の色、模様などを参考に恐竜の色や模様を、研究者の皆さんとともに決めていきました。ちなみに、ティラノサウルスはオーストラリアに生息する巨大な鳥・ヒクイドリを参考にしました。さて、どんなティラノサウルスが出来上がったかは、番組でご覧下さい!

制作中の恐竜モデル
制作中の恐竜モデル
完成に近づいた恐竜CG
完成に近づいた恐竜CG
ティラノのモデル・ヒクイドリ
ティラノのモデル・ヒクイドリ

恐竜CGはこうして作った(5)

完成間近!仮編集

背景映像の撮影が終わり、CGのモデルが完成すれば、いよいよ編集作業です。

といってもまずは仮の編集作業です。アメリカの荒野で撮影した背景映像を使って、恐竜モデルを仮に合成します。編集はこれまで数々のCGを駆使した番組を担当してきた森本光則さんが担当。背景映像に恐竜モデルをのせて、大きさのバランスや、恐竜の動きを最終的に確認します。そして、みんなが納得する仮編集が完成すると、いよいよCGに細かな動きをつけるアニメーション作成の作業が始まります。

森本さん
森本さん
仮編集画像
仮編集画像

恐竜CGはこうして作った(6)

ついに完成!アニメーターが命を吹き込む

今回、恐竜CGに一つ一つ動きを付けたアニメーション作成の責任者は森江康太さん。数々の映画やCMのアニメーションをこなす日本を代表するトップアニメーターです。森江さんには、現在の動物たちの動きを丹念に観察することで身に着けた“職人技”があり、それを駆使して、恐竜たちの頭、後ろ足、前足、尾などを別々に丁寧に動かし、CGであるはずの恐竜に命を吹き込んでいただきました。さらに、恐竜の動きを作るスタッフ、光の当たり具合を専門に調整するスタッフ、恐竜の動きに合わせて砂ぼこりや水の波紋を作るスタッフなどなど、20人以上の“CG職人”の協力で、本当に生きているかのようなCGが完成したのです。

絵コンテの作成からCGの完成までに実に半年。恐竜大好きなスタッフが一丸となって作り上げた「ダーウィンが来た」初の恐竜特集。

今はもう見ることのできない恐竜たちの驚きに満ちた生活に、まるで本物のようなリアルな映像で迫ります!是非、家族みんなで楽しんで頂ければ幸いです!

CGスタッフの皆さん
CGスタッフの皆さん

「ダーウィンが来た」にはじめて参加したCGチームから一言! 松永氏

「タイムマシンに乗って過去の世界に行き、実際に生きている恐竜を見てきたかのような動物番組を作りたかった。ダーウィンが来た!を見てくれる全国の子供たちに、恐竜に興味を持ってもらい、生命の大切さを感じてほしいです。」

松永さん
松永さん

古代動物の「撮影?」にはじめて参加した動物カメラマンからも一言! 高田氏

「普段は、いかに生きものたちの邪魔にならないように観察し、撮影するかという事に頭を悩ますのですが、今回は全てが自由です。しかし恐竜の姿を想像し「ちょっと遠いからもう少し近づこうと思っても、巨大な足に踏みつぶされるな」と考え直して迷ったり、「こっちから襲われたらこう逃げるだろう」とか、「こういう場所だったら安心して眠るだろう」という様なことを考え、恐竜を合成する背景映像を撮影しました。出来上がった映像の中では、恐竜たちが作り物でない「生きもの」として躍動しています。是非ご覧ください!」

目の前に恐竜がいると信じ撮影する
目の前に恐竜がいると信じ撮影する