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深海日記VOL.1アルシアチーム/パイロットとの再会

深海取材チームの一員として撮影に参加した、写真家の山崎エリナさんの同行記。番組には登場しない裏舞台も含め、素敵な写真とともに紹介します。

ダイオウイカや深海ザメのロケでもお世話になった、アルシアの潜水艇チーム。
今回は2年ぶりの再会となった。

母船アルシアが見えて来たぞ!
懐かしい顔ぶれに「久しぶり!」一同、固い握手を交わした

相変わらずカメラを向けると作業中でもみんな陽気に笑いかけてきてくれる。今日1日がいい日になるに違いないと思えるひとときだ。
まずは「深海のロストワールド」で深海調査・撮影を行った2人のパイロットをご紹介します。

チーフ・パイロットを務めるのは、マーク・テイラーさん。世界屈指の潜水艇パイロットだ。そんな優秀な彼はいつも人前ではおちゃめでいたずら好き。ムードメーカーでありながら、しっかりチームを引っ張り、経験の浅い若い人たちにも指導し、芯の部分は人一倍真面目な人なのだ。そのギャップや人柄にマークの周りはいつも笑いが絶えない。

私もその陽気さに救われたひとり。二年前、初めてアルシアに乗船した時、右も左も分からずカメラ片手に船内をウロウロと写真を撮っていたらにマークが肩をトントンと叩きにっこり笑って声をかけてくれた。緊張がほどけて、みんなと溶け込むきっかけになった。
今回もマークがいたずらしている姿を見るとアルシアに帰って来た!そんな気持ちにさせる信頼の厚い人物だ。

もう一人のパイロットは職人気質でシャイなデイブマカロニさん。潜水艇はもちろんレスキュー用ROV(無人潜水艇)の操縦・作業にも従事する。

デイブもダイオウイカのロケから一緒に調査・撮影してきたメンバーで、写真に収まるのはいつも汗を流しながら潜水艇の整備をしている姿だった。

私がナディア号で潜行した時は、デイブがパイロットだった。ノリのいい音楽を流してダイブへ向かう。深海200mあたりで突然オウムガイが現れた!深海は漆黒の世界。そこでデイブの出番。写真撮影がしやすいようにライトを調整、潜水艇を前後左右に操り絶妙なポジションにピタリと決める。おかげで撮影もスムーズに。パイロットの腕前が撮影の成功を左右すると言っても過言ではない。

デイブは目の前の岩との距離を測りながらギリギリのところまで、泳ぐオウムガイに近寄ってくれた。

文・写真 山崎エリナ

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