ダーウィンが来た!ブログ

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次回、12月2日(日)の「ダーウィンが来た!」は
「救世主はフクロウ!青森リンゴ園」
その取材こぼれ話を、一足お先にお届けします!


フクロウの巣箱を最新の4K防犯カメラで24時間撮影

青森のリンゴ園に暮らすフクロウは、農家の手作り巣箱の中で子育てをします。その様子を観察するため、巣箱の中にカメラを設置することにしました。しかし“フクロウの巣箱用カメラ”なんて存在せず・・・あれこれ悩んだ末に行き着いたのが、市販の4K「防犯カメラ」でした。高精細の4K映像は、フクロウの羽の細かい模様まできれいに映し出してくれます。さらに、夜は赤外線カメラに自動で切り替わるので、夜行性のフクロウの行動を24時間バッチリ撮影することができました。

巣箱へのカメラの取り付けは、研究者の指導のもと、巣箱の横にもう一つ部屋を増設して行いました。ヒナが大きくなって動き回るようになると、カメラ部屋に入って遊ぶことも。フクロウ親子はカメラを気にするそぶりもなく、ありのままの姿を見せてくれました。

 

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巣箱カメラの設置

 

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4K防犯カメラ

 


取材班に興味津々!夜の生きものたち

フクロウは夜行性なので、撮影は基本的に夜。街灯もなにもない夜のリンゴ園はとにかく真っ暗! シーンと静まりかえった闇の中で、フクロウの「ホゥ・・・ホゥホホウ」という鳴き声だけが響き渡ります。そんな中、取材班がライトを照らしてリンゴ園の中を歩き進んでいると『なんだ? 珍しい客人か?』といった感じで、様々な生きものが私たちを見ていました。キツネやタヌキ、カモシカや、最近リンゴ園に姿を現すようになった外来種のハクビシンまで。リンゴ園にはフクロウ以外にも、いろんな生きものが暮らしているようです。

 

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夜のキツネ

 

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夜のカモシカ

 


リンゴ園の防風林でチョウが大乱舞!

リンゴ園のそばに防風林の役目を果たす雑木林があります。今、青森のリンゴ園では、この林の中でオレンジ色のチョウが大乱舞する謎のスペクタクルが起きています。その数なんと1億匹以上! 「アカシジミ」というチョウで、大乱舞は6月下旬の2週間だけ見られます。この現象、2010年頃から起きていて原因はまだ解明されていないのですが、「リンゴ園の低農薬化」と関係がありそうだと言います。最初に発見したリンゴ農家は「リンゴに害を及ぼす虫かも!?」と、あわてて通報したそうですが、専門家が調べたところ、主食はコナラの木の葉っぱで、リンゴには無関係でした。コナラはアカシジミの幼虫に葉を食べられ、一時は丸裸になってしまいます。しかしサナギになるころにもう一度葉をつけ、元通りの姿になるんです。コナラ、たくましい!

専門家によると、おそらくこの大乱舞はいずれ収束していくだろうとのことでした。リンゴ園で今だけ見られる不思議なスペクタクルです。

 

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アカシジミ

 

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アカシジミ乱舞

 

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クリの花の蜜を吸うたくさんのアカシジミ

 


ダーウィンが来た!生きもの新伝説
「救世主はフクロウ!青森リンゴ園」
放送は、12月2日(日) 総合テレビ 夜7:30~
お楽しみに~!!
(放送予定は、変更になることがあります。どうぞご了承ください。)