ダーウィンが来た!ブログ

2010年9月12日

ちょっと待った~!


どうも、ヒゲじいです。

 

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今夜の放送『世界遺産の街から羽ばたけ!』見てくれましたか?

タイトルを聞くと「何が飛ぶの?」という感じでしたが、世界遺産をすみかにして猛きん類が子育てをしているなんて驚きでしたね~。

 

見逃してしまった方は再放送NODをお忘れなく!!

 


さて大好評、ウラ日記の突撃インタビュー

毎月本当に知らない裏話が聞けて、私もと~っても楽しいですぞ!
みなさんも楽しんでいただいておりますかな?

 

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本日は私がとっても気になった苦労話・・・

そりゃ~ダーウィンが来た!のロケは、世界各国いろんな時期にいろんな土地に行っていますから、予定通りにいかないこともた~っくさんありますよね~。

そんな中、我々が住んでいる日本であっても予測不能なことも起こるんですよ!

2009年
日本国内ロケで決定的瞬間を狙ったこのカエルアンコウの撮影・・・実はと~っても大変だったとか・・・


それがこちらのウラ日記で明らかになっていますぞ!
『今回の撮影で最も苦労したこと、それはカエルアンコウがなかなか見つからなかったことです。

(中略)「魚が魚を釣る」というシーンをなかなか撮ることが出来ません。

(中略)日照時間が少なく、雨が多かった今年は水温が例年に比べ低い状態が続いた為、カエルアンコウが浅瀬にやってこない、という訳。

異常気象は海の生きものにも大きな影響を与えていました!』

 

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相当な時間をかけて下調べをしても自然現象までは計算できませんもんね~・・・


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しかし、放送では見事「魚を釣る魚」が見れましたが、いったいどうしてこのピンチを乗り切ったんでしょうか???

 

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ディレクターのクロダさんに詳しくきいてみましょう~!!


はい!! クロダです。
みなさん、こんにちは。いつも番組をご覧いただき、ありがとうございます!

カエルアンコウの撮影、思い起こせば、ヒヤヒヤの連続でした。

その年、私たちがロケしていた静岡県、大瀬崎の水温は、例年より3℃ほど冷たかったんです。
「3℃」というと、大したことがないように聞こえるかもしれませんよね。でも、水中では陸上よりも、少しの温度の差が大きな影響を及ぼすため、陸上の気温でたとえると、10℃くらい違うことになるんだそうです。海の生きものたちにとっては、本当に大変なことだったんです。

静岡県では水温が低すぎる、という事は、もっと南に行けばいいのではないか、と考えて、色々と調べてみたところ、宮崎県の延岡市で、カエルアンコウがよく見られるポイントがある、ということが分かりました

早速、問い合わせてみると、確かにカエルアンコウはいる、とのことです。しかも、魚を釣りをしているシーンも目撃された、というではありませんか! とはいっても、宮崎県でも水温は例年より低く、カエルアンコウの活動も、いつもの年よりは活発ではないといいます。
このまま静岡県で粘ったほうがいいのか、宮崎県にロケ地を移したほうがいいのか、本当に悩みましたが、結局、宮崎県にロケ地を移すことにしたんです。

宮崎県のポイントに潜ってみると、静岡県に比べれば水はずいぶん温かく、獲物である小魚もたくさんいます。そして、肝心のカエルアンコウも、数匹見つかりました。これは期待できるぞ!と、私たちはウキウキしながら撮影を開始ました。

ところが、カエルアンコウはなかなか魚を釣ろうとはしません。

たまにおでこから生えた疑似餌を振りはするのですが、あまりヤル気がないというか、すぐにやめてしまいます。やっぱり、ダメか... と、暗~い気持ちになってしまいました。

でも、何本も潜り、観察を続けているうちに、カエルアンコウが勢いよく疑似餌を振りはじめました!出会った時は、単に、まだお腹が空いていなかっただけだったのかもしれませんね。

クネクネと動く疑似餌に興味を持った小魚が近づいてくると... 
「パクっ!!」

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ついに撮影成功!と思いましたが、狩りは失敗。

スレスレのところで小魚はカエルアンコウの口をすり抜けて逃げ去っていました。敏捷な小魚をつかまえるのは、簡単なことではないんです。

でも、カエルアンコウは持ち前の粘り強さを発揮、疑似餌を振り続けます。

何度も小魚に逃げられながらも、全くあきらめようとはしません。

私たちもカエルアンコウに負けじと粘りに粘り、ようやく「魚が魚を釣る」という決定的瞬間の撮影に成功したんです!
実に、撮影を始めて5ヶ月近くがたっていました。

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「決してあきらめないことの大切さ」をカエルアンコウから教わった気がします。



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毎週お送りしている放送の裏側にはこんな苦労や努力があったんですよ~。

カエルアンコウがいない!と聞いたときはどうなることかとヒヤヒヤしましたが、無事決定的瞬間をカメラにおさめられたのは、それこそスタッフの『粘り勝ち』でしょうな~。

 

16.jpgみなさん、これからも是非ダーウィンが来た!応援してくださいね~。