ダーウィンが来た!ブログ

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どうも~ヒゲじいです。
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今日の放送「感動!お母さんの深~い愛」は見ていただけましたかな?
見ていないみんなは是非、再放送をチェックして下さいね!

さて私、またまたやって参りました♪
ダーウィンが来た!の担当ディレクターの方々がいる部屋です。
今日はどんなお話を聞かせてもらえるのか?
ワクワクしてまいりましたぞ~♪
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今日はお話を聞くのは、担当ディレクターのコヤマさん
あの「ダイオウイカ」の特集番組を担当したディレクターですぞ!
どんなお話が聞けるのか、ワクワクしますな~♪
コヤマさんお願いします~♪


はい、コヤマです。「ダーウィンが来た!」は
放送開始から4年間担当していました。「ダイオウイカ」「マッコウクジラ」「シーラカンス」「テナガザル」などの回を制作したんです。
その後、ダイオウイカの特集番組に専念して、4年ぶりに戻って来ました。
最新作は「テンレック」。ヒゲじい、どうぞお手柔らかに! 

 

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Q:ロケでのお楽しみはなんですか?

「想定外」に出会うことです。
訪れた異国の地での習慣、口にする食べ物・飲み物、そして生き物たちの
驚くような行動の数々…。ロケに出かける前にどれだけ情報を集めても、
絶対に想像もできなかったようなコトに出会います。それが楽しいですね。

例えば、広大なサハラ砂漠で鳥をロケしていたときのこと。
地元の協力者(遊牧民)は私と正反対の食習慣でした。
私は、「ロケは体力勝負。いつ食べられなくなるかわからない。
食べられるときはしっかり食べておこう」と、いつも大食いを心がけています。
でも、協力者は「いつ食べられなくなるかわからないから、
ふだんから食べないように我慢して、空腹に慣れておこう」と、
粗食を心がけていました。目的が同じなのに、行動がまるで逆だったのです。
ロケがちゃんとできるように、食料は余裕をもって準備します。
おかげで私は食べ過ぎて巨大化してしまいました。
郷に入れば郷に従え、といきたいところですが、ロケ先の食事は最高の楽しみ。
「粗食で我慢…」はなかなかできません。

 

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 サハラ砂漠ロケのドライバーは遊牧民

 

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ふだんの食事は甘い紅茶とフランスパン

 

 

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Q:ロケ、撮影で苦労した事、苦労する事はなんですか?

毎回、苦労の連続ですね。
インドネシアでテナガザルをロケしたときのこと。
うっそうとした森のてっぺん付近にすむテナガザルは強敵でした。
サルは撮影スタッフより20~30メートルも高いところをすみかにしているので、
姿がなかなか見えません。オペラのような美しく大きな鳴き声をたよりに
居場所を探し続けました。でも、せっかく見つけても、サルは食べ物を求めて
移動していきます。ぴょ~ん、ぴょ~ん。長い手を器用に使って枝から枝へと、
あっという間に木々の高いところを移動してきます。すると、地面にいるスタッフは
重い機材をかついで猛ダッシュ。アップダウンの激しい山道を登ったり下ったり、
やぶをかき分けながら、サルを追いかけます。日の出の朝6時から、
サルが眠ってしまう午後3時頃まで、連日の山道ダッシュが続きました。
「食べられるときはしっかり食べておく」主義の私でも、一ヶ月で
なんと8キロもやせてしまったのでありました。

 

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アップダウンの激しいインドネシアの密林

 

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テナガザルみたいに移動できたらいいのに…

 

 

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Q:ダーウィンが来た!で自分が担当した回で
印象に残っている事などあったら教えて下さい。

ダーウィンが来た!の第2回の放送「巨大イカを見た!」(ダイオウイカ)ですね。
もう8年も前の番組です。いまでは日本海でたくさん発見されたりして、
「幻の生きもの」感がなくなってきましたが、当時は、撮影できるかどうか
本当にわかりませんでした。
「巨大イカを見た!」の概要は、世界で初めてダイオウイカの写真を
深海で記録するまでにいたる調査ドキュメンタリーでした。研究者とともに
小笠原で取材をはじめてから、放送までに4年もかかってしまったんです。
印象深いのは、実はここからです。
番組の終わりの方のナレーションで『ダーウィンが来た!では今後も
ダイオウイカを取材し続け、成果が出たら再び番組でご報告します!』
と宣言してしまったので、さあ大変。
その後なんと6年間以上も取材を続けることになってしまったんです。
その途中経過の様子は「ダーウィンNEWS」や「ダーウィンが来た!お正月特集」などで、
少しずつご紹介させていただきました。数えてみたら、ダイオウイカ関連番組は7回もあったんです。
ダーウィンが来た!のおかげで、潜水艇によるダイオウイカ世界初撮影が成功したのは言うまでもありません。
 

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ダーウィンNEWS「ダイオウイカの目」
写真提供:窪寺恒己(国立科学博物館)

  

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ダーウィンNEWS「ヒロビレイカ」

 

 

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Q:ロケにどうしてもこれだけは持って行きたい!物は?

ずばり『酔い止め薬』です。
私が担当するのは海の生きものが多いので、必需品なんです。
船酔いは本当にキツいですよ。海に出てしまえば、逃げ場は全くありませんから。
「こみあげてくるものがあって気持ち悪い」という肉体的なツラさだけではありません。
大事なロケをしなくてはいけないのに、ロケに全く役立っていない、
下手をしたら邪魔になっている、と感じることが精神的にキツいんです。
ちなみに、睡眠不足や二日酔いなどがあると船酔いになりやすことから、
私は薬を飲むほかに、自己流「酔い止め」3原則を守っています。
①夜はお酒を飲まない、②6時間は眠る、③船に乗る前にお通じを済ませる。
とっても健康的な生活でしょ。でも、海が非常に荒れていて、吐き気に襲われる
ときもしばしばあります。そんなときは、こう自分に言い聞かせます。
「いま吐いたら、酔い止め薬も吐いてしまう。そうしたら絶対に船酔いする」。
酔い止め薬を吐かないよう、必死に頑張るんです。実は「気合」こそ、
酔い止めの最高の薬、ロケの必需品なのでした。

 

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船のへさきでクジラにカメラ装着を狙う(船酔いに耐える私)

 

 

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Q:では最後にご自慢のダジャレをどうぞ!

尊敬するヒゲじいの前では、恥ずかしくて言えません。
でも、勇気を振り絞ってお一つ。自分が中学生のときに、ふだん物静かな友人が
おもむろに発したダジャレを、なぜか今でも鮮明に覚えているんです。
「ふとんがふっとんだ」
ヒゲじいと一緒にこの場から吹っ飛びたいですね…。